KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

日別アーカイブ: 2010年6月6日

kimutatsu

TAKE A CHANCE!

Posted on: 2010年6月6日(日) 20:26

 

 

 

 

 

 

  
今日も試合でした。英語の教員というより野球部の監督としてのほうが(笑)
働いているような気がします。夏の大会が近いですからね。

高校総体も始まり、すでに「負けてしまった」というメールを頂戴しているので
すが、その人たちは気持ちを切り替えて、受験に向けて頑張りましょう。

神戸市の中学校野球部の総体は6月26日からスタートします。

野球のバッターには大きく分けて2種類ありましてね。

もちろん相手の投手にもよります。コントロールのいい投手とそうでない投手の
攻め方は違うのですが、それは横に置いておいてですね・・・

バッターA君の場合はイケイケドンドンで打席に立ちます。

初球ボール、2球目もボール。これで0-2。

投手は0-3にしたくないので、次はストレートを比較的甘いコースに投げてく
ることが多い。それを狙ってA君は1・2の3!でバットを振り抜きます。

もちろん選球眼は大事なのですが、ここではそれは置いておきますね。

それに対してB君。

初球ボール、次もボール。

ここで次は甘いストレートが来る可能性が高いのですが、もし次もボールなら
カウントは0-3になり、打者は四球の可能性が高くなります。

したがって0-2からのネクストボールを見送ります。

A君とB君、野球の力がどちらもだいたい同じだとすればA君のほうが恐らく
打率が高くなりますし、チャンスでもよく打つバッターだと思われます。

B君の場合、0-2からストライクが来れば1-2になり、まだまだ打者有利とは
言っても1つのストライクを取られたわけです。

チャンスはあと2回になりました。

バッテリーからすれば、後になればなるほど難しいボールを投げたくなります
から(三振が取りたいので)、自ずから変化球が増えることになります。

あるいは変化球を見せておいて、外角低めのストレートで勝負したりもします。

後になって考えれば0-2の次の真っ直ぐこそ、一番甘いボールだったという
ことがよくあるんですね。

 

 

 

 

 

 

  
人生においてはこういうことがよくあります。前に出れない人は「様子を見る」
という便利な呪文を唱えて、なかなか前に進めないんです。

例えば書店さんに立っています。

『ユメタン』もよさそうだけど、『システム英単語』も捨てがたい。あ、もしかして
『速読英単語』のほうが向いてるのかな、いや『ターゲット1900』も良さそう。

もちろん全部買わないにしても、何が良いのかわからない人は他人の評価に
頼ります。他人が使って良かったかどうかがキーになります。

自分に何が向いているのかは自分にしかわからないはずなのに。

それでもまだ買う人はええねんけど、結局は何も買わないで帰るという人が
非常に多く、そうなると単語学習のスタートが最低でも24時間遅れる。

 

 

 

 

 

 

  
「様子を見る」という言葉が便利なのは、ペンディングしている間に熟考を重ねる
というニュアンスが内包されてるからなんです。

が、本当にそうでしょうか。

単に状況を見続けているだけで、結局何もアクションを起こせないまま、きっと
次の機会のほうがベターなはずだと信じて待ち続けることのほうが多くなる。

次のほうがベターなはずだと思っている人は失敗もできません。

失敗を重ねないと成功なんて絶対にできないことは誰でもわかってるのに。

上に書いたA君は確かにミスショットも多くなりますが、しかしボールをとらえて
力のあるボールを外野に飛ばすことも多くなります。

B君は四球を選ぶ可能性もありますが、しかし「次こそ待っているボールに違い
ない」と思って待っているうちに追い込まれ、三振することも多いはずです。

しかも最悪の見逃し三振。

特に若い間はA君みたいな生き方でええと思うんです。僕はまだ46歳なので
A君みたいなイケイケドンドンな姿勢で生きていこうと思っています。

ここがチャンス!と見れば、それを積極的につかみにいこうとする姿勢がないと
あきません。失敗を恐れてはいけません。失敗したら、それこそ次の更なる機
会を待てばいいのです。チャンスを見逃して、次の機会を待つ人とは全く違う。

様子を見るのも確かに大事ではありますが、自分の夢に関しては、我武者羅に、
がめつく向かっていけばいいんじゃないかと思っています。

  

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

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