中学1年生から受け持った生徒たちも、現在高校1年生です。彼らが中学2年生になるときに『ユメタン0』を配布して以来、私の授業はほぼ一貫してユメタンの音読から始まってきました。元気よく単語を読むことで授業の幕が開くと、休み時間モードがスッと授業モードに切り替わります。中2の4月から1年半かけて、『ユメタン0』は7周しました。文法のオリジナルプリントにユメタンの単語を大量に組みこんだり、口頭英作文の素材にしたりしながら、生徒たちの単語力はユメタンとともに培われてきたと言っていいです。常に授業で「単語学習」に触れてきたことで、生徒たちも単語力の重要さは十分わかってくれているように思います。ユメタンで「一度に100単語」というペースに慣れているせいか、高校に入ってから教科書を2パートずつ進んでも、新出単語が「多すぎる」と感じることはまずありません。
中3の2学期から『ユメタン1』に入り、現在2周目が終わりました (高校から入学した生徒は1周目)。もちろん、1周や2周しただけでほとんど完璧に1000語を覚えてしまう生徒はそうそういないのですが、1冊の単語帳を繰り返し用いて単語に触れ続けることで、生徒たちの単語力は着実に向上しているように思います。CDが充実しているのも、「ユメタン」を採用する際の重要なポイントです。日頃のさまざまな活動にユメタンの単語を絡ませながら、単語力に自信のある生徒を育てていきたいと思っています。