KIMUTATSU BLOG
チームキムタツメンバーの教材活用事例

加藤 仁恵 先生

東京都 / 高3

渋谷学園幕張中学校高等学校

加藤 仁恵 先生

夢をかなえる英熟語 ユメジュク

こんにちは、足立学園中高の加藤仁恵です。現在、高校3年生を担当しております。教師歴26年目になりますが、常に心がけているのは「教える側が楽しくなければ生徒が楽しいはずがない」「どんなに体調や気分が悪くても、生徒の前ではそれを見せず、常に100%を目指して授業をする」ということです。授業は、1コマの中で、音読英単語を使って単語の発音練習、ユメジュクを使って例文のシャドーイングまたはオーバーラッピング、夢リスを使って聞き取りおよびディクテーションと、50分のうちの半分近くを使って英文を聞かせ、声出しをさせています。これは、高3といっても基礎力が不足している生徒が少なからずいるため、単語・熟語・英文をとにかく口にし、目に焼き付けることで記憶にとどめ、定着させることを目指してのものです。高3にもなる男子が、そんなに声を出すのか、と疑問に思われるかもしれませんが、これが私自身も驚くぐらい大きな声を出すのです。私も彼らに負けないぐらいの声を出して、一緒に音読練習をしています。ユメジュクの例文などは特に、思わずくすっと笑ってしまうようなものもあり、楽しんでやっています。実際に昨年度もこの方法を1年間続けたところ、上位層・中位層の伸びはもちろん、下位層の底上げが実現し、受験の際に彼らにとっての大きな自信となりました。毎日、授業内だけでも大量の英語に触れることで、長文をじっくり読むことやリスニングの問題を一定時間聞き続けることに抵抗が少なくなったことが理由だと考えています。また今年度は、1単元が終わったところで、もっとも理解させたい内容や構文が含まれているパラグラフの全部または一部を全員に暗唱させ、テストをしています。これは紙ベースでの「〇点以上が合格」とは違い、誰もが満点でなければ、つまり完璧に言えなければ合格はもらえませんので、準備はきついけれども達成感も大きく、合格をもらった生徒はほんとうにうれしそうにしています。できないくやしさと、それを克服してできた喜びを味わっている生徒の顔を見るのは、教師としてもうれしいものです。こういった活動を通して「自分の力で乗り越える」ことを学んでほしいとも思っています。

今後も、接していく生徒の、目の前ではなく先の幸せを常に考えながら、英語はもちろん、あらゆる知識や教養を身に着けて将来の日本や世界に貢献できる大人に成長できるよう、指導を惜しまない教師でありたいと考えています。

Posted on: 2013年7月11日(木) 20:17  |    

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