KIMUTATSU BLOG
チームキムタツメンバーの教材活用事例

神出 清美 先生

和歌山県 / 中3

和歌山信愛中学校・高等学校

神出 清美 先生

夢をかなえる英単語 ユメタン0(中学修了~高校基礎レベル) / 夢をかなえる英単語 ユメタン1(センター試験レベル)

和歌山信愛の神出です。「繰り返しCDを聞きながら、それに合わせて音読しましょう。」とか自宅での学習を課題に出すだけで、使い方を指導せず、リスニング力が全くつけられない時代がありました。
しかし、ユメタンを使って指導するうちに生徒たちはすぐにCDを聞く習慣が身につきました。CDを聞き込んでクイックレスポンスできないと、合格できないようなテスト形式なので、どの生徒もCDを活用し、まねして音読する習慣がついたのです。
セミナーでゲーム性を取り入れることを学んで、自分なりに本校の生徒に合うようにテスト範囲や授業時のトレーニング方法をアレンジしました。1回の小テストは50問範囲で進めて、ユニット1つ分進むごとにまとめテストをしています。最初の2日はクイックレスポンスのトレーニングに使い、3日目は口頭でテンポよく出題する筆記試験(←CDを聞き込んでクイックレスポンスできないと、合格できない)を行っています。4日目はユニット1つ分同様の形式で行います。まとめテストやフレーズ英作文のテストは普通の筆記にしますが、短時間で解かせています。また、小テストの用紙にはCDを聞いた回数と勉強時間を書く欄を作り、生徒が無理なく進められているか常にチェックしています。
授業の時に教室に入ると、英語係がCDをリピート再生し、繰り返し発音しながらクイックレスポンスしながら待っていて、小テストでは当然のように全員合格し、ペアワークは間違っても笑いながら、ニコニコ楽しそうにしています。対決では負けないように必死になって取り組んでいます。楽しく勉強できることが、伸びにつながるのかもしれません。また、授業の初めの10分をユメタンのトレーニングや小テストに使うことで、授業への集中度も上がっているような気がします。常に達成感と成功体験を与え続け、「私たちは英語が得意なんだ」という気持ちを毎日持たせることができるので、持続できるのだと思います。
再テストは全問範囲、満点合格にし、最初の頃に数人不合格になった生徒に合格するまで付き合ったところ、自信がつき、満点合格する力があることに気づき、次からは不合格にならなくなりました。毎日全員合格することで、「誰も落ちないから、私が不合格になるわけにいかない!」と全員が思うので、一生懸命全力で取り組んで来ます。昼休憩に友達とクイックレスポンスして特訓している姿も見かけます。(可愛くて仕方ありません。)
そういった成功体験の蓄積が、英検などの大きなテストでも、実力発揮につながるのだと思います。私の担当する高1生はクラスの半分以上が春の段階で英検2級に合格しており、中3生は約半数が準2級合格済みです。英検の面接練習の相手をしていると、音読の上手さに驚かされます。また、先日、「模擬試験のリスニングが遅くてじれったいんですけど!」っていう素敵な苦情が生徒から聞こえて来ました。それほど、音声指導がうまくいっています。CD無しの単語指導から抜け出せて本当に良かったと思っています。今後も4技能定着を意識し、指導したいと思います。

Posted on: 2013年7月10日(水) 23:08  |    

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