KIMUTATSU BLOG
チームキムタツメンバーの教材活用事例

宿口 信子 先生

大阪府 / 高2

金蘭会中学校・高等学校

宿口 信子 先生

夢をかなえる英単語 ユメタン0(中学修了~高校基礎レベル) / 夢をかなえる英単語 ユメタン1(センター試験レベル) / 夢をかなえる英文法 ユメブン0(中学総復習~高校入門レベル)/ 夢をかなえる英文法 ユメブン1(高校修了~大学入試レベル) /

金蘭会高等学校・中学校の宿口信子です。

担当している高校2年の生徒たちには、中学1年の冬に「ユメタンゼロ」を持たせました。初めて持つ単語帳にウキウキ、喜んでいたのが昨日のことのようです。授業の初めにその週の範囲の単語の音読練習をし、週に1度小テストをしました。単語帳を持たせる前に受け持ったときは、「この単語、習ってない(だからわからない)」とよく言ったものですが、この学年の生徒たちは、「ユメタンでやった!」という反応でした。教科書外のテキストやテストで知らない単語が出てきても、「知らない」と開き直ることはありませんでした。また、東京へ修学旅行に行った折には、「東京タワーだ!」と叫ぶ生徒たちに「東京タワーは京都タワーよりも高い」と言うと、”Tokyo Tower is taller than Kyoto Tower.”と嬉しそうに叫んだりもしていました。

高校入学後は別の単語帳でしたが、この春から「ユメタン1」に戻り、さらに「ユメブンゼロ」「ユメブン1」を使っています。授業の初めにCDを使って音読練習やペア-練習をさせていましたが、自宅学習にはなかなかつながらず、試行錯誤を繰り返し、静哲人先生のセミナーに参加されてヒントを得られた柴原智幸先生からアドバイスを頂いて、今は週の後半に「ユメタンぐるぐる」「ユメブンぐるぐる」をしています。

「ユメタンぐるぐる」とは、教室内で机椅子を端に寄せ、内側向きに円を作らせます。両手を上げた状態でCDが流れるのを待ちます。私が円の中に入って、一人ずつ順番にチェックします。CDの日本語音声のあとに英語でクイックレスポンスができれば片手ずつ下ろすことができます。音声の英語よりも遅かったり、アクセントや発音が間違っていれば不正解。手を再度上げさせます。範囲の音声が終わった時点で、両手が下がっていればOK。片手でも上がっている人は、放課後の呼び出しです。

「ユメブンぐるぐる」も同様に円を作って行いますが、音声CDは使いません。ターゲットセンテンスの日本語を見て英語を言う。1番の例文から一人ずつチェックしながら私は円の中をグルグル回ります。

最近では机上の電子辞書にイヤフォンがつながれた状態で置かれ、常に音声を意識するようになったようです。

彼女たちが自分たちの意見を自由に英語で表現できる日がやってくることを願いつつ、これからも工夫を重ね、生徒たちと一緒に学んでいきたいと思っています。

 

Posted on: 2013年7月10日(水) 22:51  |    

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