英語の4技能を伸ばそうという文科省の方針は、決して間違いでは
ありません。ありませんが、いろいろと考えることもありそうです。
英語を話す力を伸ばすためにはインプットをしなければいけません。
「本を読む」と「話を聞く」という2つのインプットが土台になります。
それらがあって初めて「話す」と「書く」の力が伸びるのは言うまでも
ありません。インプットがないアウトプットは成立しません。
したがって話したかったら、読んだり聞いたりして、様々な言葉とか
表現を脳に刷り込み、内在化させることが必要です。
こちらをお読みください。
本を月に1冊も読まない日本人が半数近くいて、日本語も話せない
日本人が大人および子どもが多い昨今、英語の奴隷になる日本人
を増やすことに何か意味があるのかと、日本が大好きな木村は
思っています。
英語科の僕としては、英語学習熱が盛り上がるのは嬉しいことです。
でもその前提として、日本語の力や日本語で考える力が必要です。
英語が話せない日本人が問題なのではなく、日本語でさえ話せな
くて、日本語でさえ考えられない日本人が問題なのではないかと
僕は思っていますし、そこにこそ日本人の英語力向上の鍵が
隠れていると思っています。
読まない人に話せるわけがありません。
簡単な会話ならいざ知らず。
文部科学省の今後の取り組みに大いに期待しています。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
年末年始に向けて、本をたくさん買い込みました。
またこちらで僕が買った本をご紹介しましょうね。