ご存じのとおり、毎日小学生新聞で連載をさせていただいています。
「身のまわりのものを英語で言おう」という主旨の連載です。
先日、ある小学生が我が家に来ました。
毎日新聞社の記者さんと、彼のお母さんと一緒に。
僕が小学生からの英語に関する質問に答えるというページになるそうです。
何日号なのかはまだ知りません。わかれば書きますね。
その児童が自分で考えてきた質問に答えていきました。
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児童:いつから英語に興味を持ったのでしょうか?
木村:英語に興味を持ったわけではないなぁ。
児童:え?そうなんですか?
木村:興味を持ったというより、やっているうちにできるようになったわけで。
児童:はぁ、なるほど。
木村:楽器でもスポーツでもそうですよね?やってるうちにできるようになる。
児童:そうですね。
木村:興味というより、続けているうちにできるようになったのです。
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といった会話から始まりました。
以降は毎日小学生新聞をお読みいただければ幸甚です。
大事なのは英語ではなく、英語で何をするかですからね。
僕の場合は英語でというより、英語を教えているわけですけれども。
でも、絵本については日本語だけでなく、英語でも文章を書いています。
ある意味、ようやく「英語で」が実現したわけですね。
英検で級を取るのはいいですが、その英語力を使って何をするんでしょう。
子どもたちには、もう生まれて10年以上経つのですから、考えてほしいものです。
ただなんとなく勉強していても、英語そのもののモチベーションは落ちるはずです。
パイロットになりたいなぁ。
キャビンアテンダントになりたいなぁ。
世界中を旅して歩いてみたいなぁ。
なんでもいいのです。なんでもいい。
目的も理由もない努力が継続するわけないですからね。
勉強する目的をいくつか無理やりにでも作り、努力を続けてほしいものです。
ブログにおいでいただき、ありがとうございました。
僕は正直、母の笑顔が見たいという理由で英語を勉強しました。
子どもの頃の勉強の目的は、ほとんどそれだけですね。