KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

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力が伸びるメカニズム

Posted on: 2021年2月3日(水) 9:28

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MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店で撮影したものです。
この書店さんは太陽の光が入って、かなり明るい書店さんです。

『名スピーチリスニング』、おかげさまでたくさんの方に使っていただいています。
多くの方々が「めちゃタフです」というご連絡をくださり、嬉しく思っています。

タフでないと力がつかないですからね。

先日、ある大学生から連絡をいただきました。

ジョブズとオバマが終わって、次はマララに入りますと。
バックトランスレーションまでやれば、かなり英語力が身につくはずです。

受験生には、合格後も学び続けてほしいなと思います。
『名スピーチリスニング』はリスニング力の向上にはうってつけです。

よかったら手に取ってみてください。

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受験生でもそうなんですけど、力を伸ばしきれない人の特徴があります。
力が伸びるメカニズムがわかっていないということです。

たいていの場合、負荷が小さいのです。

例えば、現在の力が60とするじゃないですか。
60センチのハードルなら飛べるとします。

そこに70センチのハードルを持ってくるわけですね。
難しいでしょ。毎回倒れます。飛べません。

教員もそうです。このレベルはうちの生徒には無理!と決めつけます。
そうです、それは間違いじゃない。無理なんです。

でもだからといって60センチばかりを飛んでいて力がつきます?
飛べた!できた!やった!と喜ぶのは喜ぶでしょうけど。
でもそれって嬉しいですか?当たり前ですやん、飛べるの。

70センチや80センチを準備し、それが飛べるよう反復するのです。

指導者は鬼になることが必要です。
先生!飛べません!と言われたら、笑顔で「反復せよ」と伝えるしかない。

具体的な飛び方を教えるのは当然ながら必要なんですけどね。

自分にとって少しタフだなと思う教材を使わないと伸びません。

書店さんで、少しタフだなと思う教材を選んでください。
間違っても「できる!」というものを選ばないように気をつけましょう。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
その中で僕の著作が役に立てば嬉しく思います。

 


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友達申請

Posted on: 2021年1月3日(日) 11:12

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年末から年始にかけて、教え子からの友達申請が相次ぎまして。
フェイスブックのことです。

友達申請の際には相手にメッセージを送るのが礼儀です。
神戸で英語教員をやっている木村達哉と申します。
友達申請させていただきます。宜しくお願いします、と。

で、相次いで「西大和学園時代の教え子の」が来ました。

おぉ、なつかし!久しぶりやんか!と返事。

フェイスブックって、そういう意味で非常にいいですね。
メッセンジャーで相手に気軽に送れるし。
ラインと違ってパソコンで気軽にメッセージが送れるのがいい。
ラインもパソコンでできるらしいけど、私にはできないので。

えらい懐かしい人からの友達申請が嬉しく思います。
知らない方々からの申請もたくさんあるのですが。
自己紹介してくだされば承認することにしています。

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当時の私の指導力なんか、本当に大したことなかったです。
授業を録音したカセットが1本あるのですが、まぁ下手くそで。

当時、偏差値40台前半だった教え子たちからの
「医者になりました!」
「外資系企業で頑張っています!」
「20年前に起業して、社長として頑張っています!」
というメッセンジャーを見て、えらい頑張ったんやなと独りごちています。

中学や高校の成績なんかあまり関係ないですね。

今も日本では学歴社会が続いています。
いったん就職すれば何大学卒であってもまったく関係はなくなりました。
でも、難関大に届く求人とそうでない大学に届く求人では質も量も異なります。

そこはある程度はしょうがないと私も思ってはいます。

しかし、苦難を乗り越える心の強さや体の強靭さがないと駄目ですね。
人間関係に起因するすべての問題を乗り越えていけないです。

いくら東大や京大や医学部に入っても、つまらんことで凹んでいるようでは。
やわな人間では使い物にならない。

「東大までの人」では意味がないです。

受験制度を変えれば解決するような問題ではありません。
ましてや入試を変えれば全部が変わる!というようなものでもありません。
まともな人が文部科学大臣になり、教育を変えてもらいたいなと思います。

僕もたくさんの腹案があります。
それについては4月以降に書いていこうと思っております。

いずれにしても、教え子からの友達申請に刺激をもらいました。
僕も彼らに負けないよう、しっかり努力していこうと思っております。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
たまに「勇気を出して友達申請しました!」という人がいます。
が、私に申請するのに勇気など要りません。
要るのは「友達になる」をクリックする力と自己紹介だけです。

 


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澱んでいると伸びない

Posted on: 2020年11月26日(木) 6:28

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俺の野球は面白くないよ、1点を守る野球をするから。
落合博満監督はそう言っていました。

が、落合野球は本当に面白かったしエキサイティングでした。

中日の営業がしょぼいので、観客は減ったかもしれないけど。
それに落合自身の言葉を信じた人が多かったのと。
そうだ、落合の野球は面白くないんだ!とか。情報弱者がそう信じました。

優勝監督をカットしたら、当然のように中日は弱くなりました。
そりゃそうです。優勝しなくていいと発表したようなものですからね。

落合は勝ちにこだわっていました。
あんなに勝利にこだわっていた監督はいないのではないかと思います。
少なくとも中日ドラゴンズという球団では、初めての存在でした。
そういう人がいなくなったら、弱くなります。当然ですね。

ホークスは球団全体で勝ちにこだわっているように見えます。
優勝監督をカットするような球団ではないように思います。
また、誰か1人をカットしたら弱くなるという球団でもなさそうです。
ホークスという組織が強いんですね。

パシフィックリーグの強さが目立ちます。
そりゃ同リーグにあんな強いチームがあるのです。
他チームはホークスに勝つための練習をしているはずです。

一方、セントラルリーグ。
セリーグは広島が3連覇し、そして読売が2連覇しました。
他チームは広島や読売に勝つための練習をすることになります。
なので、ホークスには勝てません。
ホークスに勝つための練習や組織作りをしたら、セリーグでは優勝できるはずです。

同じリーグのライバルのレベルが低いと、他のチームのそれも低くなります。

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それは学校や企業の場合も同じなんですよね。
トップのレベルが低い場合、それ以外のレベルも低くなっていきます。
校長や教頭の考え方のレベルが低いと、教員のレベルは高くならないです。
学年トップ層の生徒のレベルが低いと、それ以外の生徒も高くはならない。

その組織をよくしていこうと思ったら、トップを伸ばすこと。
そしてトップを目指して競争させることが大事なんです。

僕がいた頃の西大和学園は、本当にその要素が強かった。
先生方が努力してどんどん伸びていった。競争していました。
職員室が澱んでいなかった。
進学実績もどんどん伸びていきました。
おそらく他の学校で伸びている学校もそうなんじゃないかと思いますね。

伸びない学校は職員室の空気がそうはなっていないんじゃないでしょうか。
日々のルーティンの中で、空気が澱んでいると伸びないですからね。
上に行くぞ!という空気を知らない教員がいる学校は伸びないでしょう。
やり方がわからないから「中の上を伸ばそう」とか考えてしまう。
それでは伸びないんですけどね。

ホークスはすごいなと思います。
でもホークスに今年はマリーンズが勝ち越しました。
こうしてパリーグ全体がきっとこれからも強くなっていきます。

ホークスに勝ち越すチームがセリーグから出てきたら、野球界は面白いでしょうね。
同じチームが4年連続で日本一になってるのは、セリーグが澱んでいるんです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
組織をよくするのは難しいですけどね。
トップの覚悟が必要になりますからね。

 


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指導シラバス

Posted on: 2020年10月7日(水) 23:44

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アルクから連絡がありました。今年の東京ロングセミナー参加者集計ができたと。

549名の方々が参加してくださったということです。

オンラインということでより多くの方々がご参加下さいました。

改めましてお礼申し上げます。

僕の説明がお役に立てば、生徒たちの成績向上に役立てば、幸甚の至りです。

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生徒を指導する際にはビジョンを持っておかねばなりません。
彼らをどのレベルまで上げるのかというビジョンです。

そしてそのためには、生徒たちの現在地を知らねばなりません。
なにができて、なにができないのかという情報です。

そして現在地から目的地までの行程を考えることになります。

セミナーでは僕の6年間の指導計画表を配付しています。
専門用語では指導シラバスという言い方をします。

シラバスを見ていただければ、何年生でどの教材を使うか一目瞭然です。
これは保護者や生徒たちにも配付しているものです。

テキトーに高1だから高1の教科書で教える等と無計画に教えていても伸びません。
これができないから、この教材を使う。
こういったことができるようになったから、次はこれを使う。
そんな具合でシラバスを決めていくようにするのですね。

シラバスのない3年や6年の旅では迷子になってしまいます。
生徒たちがではなく、教員がです。

教科書は終わらせたけど、力が付いていないということになるわけです。

また今週末もセミナーがあります。
そこでも3年なり6年なりのシラバスを配付する予定にしています。
そのシラバスありきで、僕の生徒たちを計画的に指導しているのです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
3年なり6年の計画なしに行き当たりばったりで指導しても伸びないんですよね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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To Improve the Students’ English

Posted on: 2020年10月6日(火) 11:31

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静岡にKID’S ENGLISHという英語塾があるんです。
その塾の塾長の金谷さんが上の写真を送ってくださいました。

僕のYouTube動画を生徒たちに見せているところですね。

こういうのは嬉しいものです。生徒たちが学んでくれればいいなぁ。

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それが終わると『ユメタン』を使った「単語バトル」が始まるそうです。
なんとなく後ろからそっと入っていきたいです。著者として。

また動きやすくなったら、そういう「イタズラ」もしようと思っています。

金谷さん、ありがとうございます。生徒たちによろしくお伝え下さい。

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英語塾って世間にいっぱいあって、どこに行っていいか迷いますよね。
単にペラペラの(つまり薄っぺらい)英語会話を話させるところもあります。

そうじゃなくて、ちゃんとした骨太の英語を教えるところもあります。

なんとなく英語を話す体験をすればいいんだという場合は前者でいいと思いますね。
でもしっかりと英語力を身につけたいという場合、前者では無理です。

選ぶポイントっていくつかあると思うんですね。
どこも「世話をしてくれる」という点では変わりないので、そこはポイントにはなりません。
英検に合格させてくれるという点でも、あまり変わりないと思います。
英検って過去問をやっているだけで、かなり合格できますからね。

英単語とかリスニングの指導をどうやっているのか聞くことです。
もしくは英文法とか英作文とかですね。
すべてグローバル社会においては必須アイテムばかりです。

それらはなかなか指導者がいないと身につかないんです。
英単語の本を買ってきただけでは。あるいは週1の単語テストをするだけでは。
もしくはリスニングの問題集を単にやっているだけでは。

どこでもいいというわけではないのが英語の塾ですね。

僕もいろんな塾の方を知っています。
全員の指導をライブで見たわけではありません。
しかし、話をしていると機能的な指導をされている人が多いように思いますね。

学校の先生を生徒たちが選ぶことはできないのですね。
だから教員はちゃんと教え方を学ばねばなりません。
塾の場合、教えるのが下手だと生徒がやめて行ってしまいます。
そうすると塾の経営に関わりますから、塾長はめちゃくちゃ学びます。

そういう意味で、しっかり学ばれている塾長や講師がいる塾は大丈夫です。

学校も塾もこれから淘汰されていくはずです。

なにせ劇的に子どもの数が減っていきますからね。

どこも一生懸命です。
僕はそういった人たちのお役に立てればいいなと思っています。
そうすることで、その人たちの向こうにいる子どもたちのお役に立つはずですから。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
多くの学校や塾の先生方と知り合えているのは自分の財産です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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共通テスト出願開始

Posted on: 2020年9月29日(火) 7:00

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先週金曜日の琉球新報に僕のコラムが掲載されておりました。
いつも名護の知念さんが写真を送ってくださいます。
知念さん、いつも本当にありがとう。

おそらく文科省や政治家も見てくれているはずです。
読んでいるかどうかはわからないけど。

国が子どもたちの頑張りに水を差すようなことのないよう、願っています。

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さて、昨日から共通テストの願書受付が開始となりました。
灘校の高3生徒たちも我々教員に提出しました。

そして昨日の15時頃、担当の先生が郵便局に持っていきました。
めちゃくちゃ緊張した面持ちで。

郵便局に行くぐらいで緊張することないよ!と笑顔で送り出しました。
途中で困っている人がいても、今日だけは先に郵便局に行きな!と。

下書きさせ、それを教員がチェックし、間違っている箇所を訂正しました。
生徒たちはそれを見ながら清書したはずです。

が、それでも間違っている生徒がいました。

二次試験の出願を教員がチェックするほど過保護ではありません。
実際の入試の願書は自分で取り寄せ、自分で出願します。

彼らが自分たちでしっかりと記入して出願すればいいのですが。
まぁその程度のこともできないようだと不合格になるんですけどね。

親にやってもらうとか言語道断。

自分のことぐらいは全部自分でやりなさいと生徒たちには言ってあります。

さて、出願も終わりました。
推薦入試を受験する生徒たちも決まりました。

いよいよ入試に向けて動き出したように思います。
生徒たちのほうは昨年の秋から努力をし続けてきています。

あとは受験し、合格通知を受け取るのみです。

最後まで気を抜かずに、努力し続けてもらおうと思っています。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
出願が終わるとなんとなくほっとするよね。
ただ単に書類を郵便局に出しただけで、まだ何もしてないのにね。

 


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沖縄に来るとウチナーンチュの友達が集まってくれるのです。
昨日は興南ティーチャーズが10人ほど会いに来てくれました。

嬉しいことです。

ビールや泡盛を飲みながら、教育について真面目に語らいました。

若い先生方ばかりです。まだ経験値は多くありません。
なので僕の経験をいろいろ話しました。

彼らの学校での指導に生かしてもらえればいいなと思いながら。

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学校では古い先生、年配の先生が幅を利かせることがあります。
でも新しい学校方針や世間の動きに古い先生が敏感かどうかはわかりません。

『イメージの詩』(吉田拓郎)の歌詞をご存知でしょうか。

**********
古い船には新しい水夫が乗り込んで行くだろう
古い船を 今 動かせるのは古い水夫じゃないだろう
なぜなら古い船も 新しい船のように新しい海へでる
**********

学校も同じです。

古い先生が素晴らしいとは限りません。
古い先生のやり方が現在にそぐわないことも多々あります。

もちろん変わらない大切なものはあります。
それを大切にしていくことはとても大切なこと。

でも温故知新という言葉もあります。

新しい先生方が、明らかにこっちのほうがいいだろうと思うこともあります。
そういった声が風通し良く届く学校がどれぐらいあるのでしょうか。

特に今年は感染症の影響で、がらりと方法が変わりましたね。

うまく対応できない古い先生がおられるなら、新しい先生がサポートすべき。
そして古い先生方もしっかりと学ぶことです。
自分にはこんなことできない!と言うのではなくて。

新しい生徒たちによる新しい学校を動かすのは、必ずしも古い先生ではありません。

管理職はそういったことをよく考えながら、学校を運営すべきです。
特に少子化で、おそらく20年後にはかなり多くの私学が潰れているでしょうから。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
タブレットを機械的に全員に配付!とかしても無駄です。
全員が情報の先生並みにしっかりと学ぶことが求められます。
タブレットを配付しました!が宣伝になっているのは違和感があります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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勉強はしたほうがいいと思う

Posted on: 2020年9月12日(土) 22:26

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先生方からの質問や相談がかなり多くなっています。
ここでいう先生方は学校の先生方だけではありません。塾の先生も含めています。

高校の先生が上で、予備校の講師が下。
高校の先生が上で、塾の先生が下。
大学の先生が上で、高校の先生が下。
学校や大学の先生が上で、業者が下。

こういう序列ってほんと馬鹿馬鹿しいです。

業者にえらそうにしている教員を見ると反吐が出ます。馬鹿だなと思います。

みんなで日本の教育を支えているのです。

誰が上で誰が下とか関係ないです。

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さて、僕のメーリングリストに加入されている先生方は4620名です。
多くの先生方からたくさんの質問や相談が日々届きます。

メールが来ることもあれば、メッセンジャーのときもあります。

動画で「先生方の相談に答えた」と言っているのはそういうものを取り上げたものです。

今日の動画では
・家で予習をしてこない生徒が多いのですが、どうしたらいいですか。
・家でリスニングのトレーニングを生徒がしないんですよね。
・生徒の音読チェックは授業でひとりずつ行っているんですか?

という3人の先生方からの質問に答えました。

最後の音読チェックのものは塾の先生からの質問です。

動画はこちらです。よかったらご覧ください。
あと、よかったらチャンネル登録もお願いいたします。

 

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動画の中で少し喋ったのですが、勉強の意味がわからない子が多いじゃないですか。
そういう僕だって、中学や高校時代はまさにそうでした。

単に大学に行くためだけに勉強を嫌々やっていました。
今から考えると惜しいことをしました。

なんで勉強したほうがいいのか、わかっていなかったのです。

僕は中3のときの担任の林先生にはお世話になりました。
その先生と出会ってなかったら、おそらく僕はこういう人生を送っていないはずです。

その先生が
君の書く文章は非常に面白い。たぶん僕なんかよりずっと書くのが上手い。
将来は文章を書いて生きていけば、君はきっと成功するよ。
作家でも新聞記者でもなんでもいい。文章を書いて生きていきなさい。
と言ってくださったのです。

それで「はい、わかりました」と言うほど、子どもは純粋ではないです。
はぁ、そうですかぁというようなリアクションだったと思います。
しかし嬉しかった。嬉しかったので、いっぱい文章を勉強しました。

自分が師匠と決めた作家(遠藤周作先生)の本を読み漁りました。
古文もしっかり勉強しました。数学?しません。理科?つまらないです。
英語?やりましたよ。だって喋れたら格好いいじゃないですか。
日本史?やってないです。浪人時代に嫌々やりましたけど。
世界史は今までやったことないです。地理も同じです。

でも文章を書こうとすると世界史の知識が要るのでめちゃ苦労します。。
地理も同じです。数学は依然として要らないけど、理科は要ります。

そう考えると、もっとちゃんと勉強の意味を理解しておくべきでした。

教科や科目はほとんど全てリンクし合っているということをです。

動画では自分の反省や後悔に基づいて、そういう話を挿し込んでいます。
勉強の意味を理解しない生徒たちが、動画をきっかけにして学んでくれればと願っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
年内に一枚絵の絵本を出そうと思っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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英作文の授業こそ

Posted on: 2020年9月8日(火) 22:25

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今日の授業は和文英訳でした。京大模試の過去問を使って。
僕は前日に訳例を3つほど作ります。
生徒たちでも書ける簡単なものを書くようにしているのです。

模試の解答解説に載っているようなのは難し過ぎます。
そりゃしょうがないんですよ。ネイティブが手を加えていますから。

複数のネイティブが手を加えてできあがるのが模試の解答です。

ついでにいえば、英作文問題集の解答も同じです。
日本人が素案を作り、ネイティブチェックにかけるんですね。

それで出来上がった解答例を生徒たちが見たらどう思いますかね。

あぁ、こんなのは書けない・・・と凹むんじゃないでしょうかねぇ。

授業ではそういう解答は使いません。
英語ネイティブではない僕が、この程度でいいんやでという解答を作ります。

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英作文では文法ミスをする子が続出してしまいます。
僕は特に名詞や冠詞を中心に説明するようにしています。

簡単な名詞であっても、冠詞をどうするのかという話をします。
生徒たちにはaでもtheでもいいよというような言い方はしません。
するとすれば、aがいいけど、theだとこういう意味になるという説明ですね。

そういう授業を進めているうちに、生徒たちは冠詞に敏感になります。

構造や和文和訳に対する説明もいっぱいします。
そうすることで、生徒たちはそれらに敏感になります。

問題集の解答だけ見ていても全然駄目なんです。
プロセスをしっかりと説明してやること。説明こそ命なんですね。

動画でも英作文について話しました。
ただし、指導者の方々の相談に答えるという形で。

動画では共通テストの演習の方法についても話をさせていただいています。

動画はこちらです。よかったらご覧ください。

いいなと思われましたらチャンネル登録もお願いいたします。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
指導者向けの動画が増えていきます。

 


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正しい教育改革を

Posted on: 2020年9月7日(月) 22:15

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今日は朝から暴風警報が発令されていました。台風の影響で。
灘校は遠くから通っている生徒もいますので、朝7時に警報が出てると休校なんです。

そんなわけで休校になりました。

暴風警報が出ているとは思えないぐらい晴天ではありましたが。

九州の人たちは大丈夫でしたでしょうか。
かなり事前に「でっかい台風やぞ」という告知がなされていましたね。
避難していた人たちも多かったようです。皆さんの無事を祈っています。

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僕は家にいて、あることをしていました。
生徒たちが書いた共通テストの願書の下書きをチェックしていたのです。
ミスがないかどうか。

ミスがあれば朱書きします。といっても〇で囲むだけですけど。
ミスがなければサインして終わりです。

願書に直接書くのではなく、コピーに下書きさせるのですね。
そしてチェックした下書きを生徒たちは本物の願書に転記するのです。

これだけでもけっこうな時間がかかります。ひとクラス55人いますので。
休日もこうして教員は仕事をしてるということを文科省にはわかってほしい。

勤務時間なんて無いのだ。

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ただ、好きで選んだ仕事ですからね。それが駄目だとは言わない。
でもなんでもかんでも「生徒のためなんだからやれ!」は違うと思います。

灘校なんてまだましなほうなんです。休みが多いので。

休みの少ない学校で働いている先生方の場合、マジかよというぐらい働いてる。
それは過労死レベルを余裕で超えてるぜといつも思っています。

管理職の仕事は、教員を管理することではありません。
教員が明日も出勤したいと思える学校の体制を作ることです。

学校の先生方は平日の夜も土日もなにかしら働いていることをお忘れなく。

優秀な人材が、特に公教育の教員を目指さなくなっているように思います。
日本の企業にすら就職せず、外資系企業を目指している大学生も多い。

この国は僕は大好きだけれども、勤勉という二字熟語に頼り過ぎだと考えています。
学校は特にそうです。

コロナの影響で生徒たちは気の毒だという声をよく聞きます。
そしてそれは確かにそうでしょう。

でも先生方だってかなり大変です。
不慣れな仕事も増えて、いっぱいいっぱいの方々が日本中におられます。

そういうことをクチだけではなく、正しく理解しておかないといけません。

師弟関係に於いて、師が疲弊していて弟が伸びることなどあり得ないからです。

新しい総理大臣には正しい教育改革をしてほしいと願っています。
安倍政権の教育改革では、誰も幸せにはならなかったはずです。
あの教育改革は頓挫してよかった。本当にそう思います。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
いろんな学校からの講演依頼が増えてきました。
ZOOMではなく、リアルな講演を通じて、子どもたちに話しかけます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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