New Yorkといえばミュージカルやジャズなどを連想し、実際に
行く前に多くの方々から「ミュージカル見たらいいよ!」等と
メールや電話で言われたものです。
が・・・
無学で無教養な木村はミュージカルも美術館も全くわからず。
今回も渋谷幕張の先生と実践女子の先生と一緒に近代美術館に
足を運んだけど、絵を見てるというより見てる自分を演じてる
という風でして、まったくもって情けない。
今回、自由時間はほとんどなかったけど、あったら絶対に行く
と決めていたのがGround Zeroでした。
2001年9月11日にWTC(高層のツインタワービル)に、2機の
飛行機が突っ込みました。多くの方々がお亡くなりになった
テロがありましたが、その跡地がGround Zeroなのです。
お城の濠のようになっていて、四方から滝のように水が落ちて
行きます。そして中央にある巨大な穴に更にその水が落ちてい
っていました。上の写真がその中央の穴です。
周囲の銘板にはお亡くなりになった全ての方のお名前が彫られて
いました。そしてところどころに花が置かれていました。
僕は涙が止まらず、一緒に行った渋谷幕張の森脇先生と一緒に
祈りを捧げました。東洋式に手を合わせてご冥福を祈りました。
飛行機に乗っていた方々はどんなに恐ろしかったでしょう。
階下に飛行機が突っ込んで、あと数分でビルが崩れて死ぬこと
がわかった人々の気持ちはどんなだったでしょう。
祈りながら、いろいろなことを考えましたが、何より強く感じ
たのは、生かされている側の僕らとしては、ただナントナクな
感じで生きているのではダメだなということでした。
①他人の批判や悪口を言わず、文句を言わずに生きよう。
②他人の言動や考えに左右されずに自由に前向きに生きよう。
③自分の能力を高め、それを他人に役立てて貰える人になろう。
この3つの主義に従って、精一杯生きようと思って手を合わせ
ていました。前からそう思ってはいましたが、Ground Zeroで
その意を強くしました。一生懸命生きます。
そしていよいよ自分が向こうの世界に旅立ったとき、「あいつ
が生まれてきてくれて本当によかった」と言ってもらえるなら
本当に嬉しい。1人でいい。生きた意味があるというものです。
模擬国連では英語教育に関して多くのインスピレーションを頂
くことができました。生徒たちに感謝しています。
Ground Zeroでは人生に対する誓いと示唆に触れることができ
ました。一緒に行ってくださった渋谷幕張の森脇先生に感謝し
ています。森脇先生、ありがとう。
ニューヨーク、夜中までサイレンとクラクションが鳴り響いて
とてもうるさく、歩きながら煙草を吸っている人が多くて町全
体が煙草臭く、食事は野菜ゼロな一週間だったので、ちょっと
実は辟易していたのですが、でも模擬国連とGround Zeroから
多くのことを学ぶことができ、いい経験となりました。
出逢った全ての方々に感謝しています。
いろいろお世話になりました。本当にありがとうございました。
そして最後に、あのテロでお亡くなりになった方々のご冥福を
お祈りいたします。安らかにお眠りください。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
向こうでは空き時間がほとんどなかったのですけれども
旺文社の仕事をひたすらすることができました。
前書きに「この原稿をニューヨークのホテルで書いてい
ます」と書かせてもらいます。笑