最近、神戸大学や名古屋大学、北海道大学の過去問を使って
授業をしていました。対策的なものではありません。
どんな英文でもいいのですが、そういった大学で実際に出題
されたものを使ったほうがモチベーションが維持できるかな
と思って使っているのです。
今日は大阪大学の過去問を使って授業を行いました。
どう?と聞くと、生徒たちは「難しい・・・」と。
昨日までと全然違う・・・
語彙が難しい・・・内容が頭に入ってこない・・・
こういう問題が出ると心が折れてしまうんですよね。
特に文章の内容が、自分には興味のないものであれば。
そういう場合には段落ごとにどういうことを言おうとしている
のかに集中すること。一文一文を丹念に読もうとしないこと。
指示をしながら授業を進めました。
復習しないと語彙力はつきません。知らない語彙を無視した
ままで終わると英語力は絶対に上がりません。
だって知らないままなんですから。
しかし実際に読む場合には、段落ごとに大まかな意味を取る
姿勢を持つことで、仮に知らない語やフレーズがあっても
「この段落ではこういうことを言っているな」がわかれば
知識を問う問題以外のものには、つまり配点の高い設問には
答えられるようになっているのが難関大学です。
ただし、興味のない内容の英文で、各段落で言おうとしている
ことを正確に掴むのは、一文一文を読むのと同様に難しく、
特に読書癖のない生徒にとっては全く不可能ですけどね。
来週は東京大学の小説を使って、論説文とは違うワールドを
体感してもらいます。知らない単語だらけのなかで、
どうやって読んでいくかという授業をすることになります。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
難関大に合格したければ、最低でも『ユメタン②』レベルの
単語ぐらいは知っているようにしたいものです。
そのうえで段落ごとに読んでいく技量が必要となります。