これ、いつの写真だったかな。少なくとも去年や今年ではない。
一昨年のセミナー後の懇親会に向かう途中に撮った写真かもしれない。
都庁って電気代だけでえらいこっちゃなぁと思いながら撮りました。
はい、貧乏慣れした木村はすぐに電気を消します。
子どもの頃、4畳半と6畳しかなかった家で暮らしました。
だから「人がいない部屋が電気点いてるよ!」ということはなかった。
点いていたらすぐにわかりますからね。
でも例えば風呂の電気を消し忘れてると、母にえらい怒られたもんです。
たつ!お前!電気点いてるやないか!もったいない!ぼけぇ!
さて、東京大学ですが、毎年いろんなパターンの英作文を出題します。
昨年度は自由英作文1題と和文英訳1題でした。
自由英作文2題という年度もあります。
自由英作文は次のような問題でした。
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私たちは言葉を操っているのか。それとも
言葉に操られているのか。
あなたの意見を60~80語の英語で述べよ。
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普段からこれについて考えている受験生はあまりいないはずです。
受験会場(の東大)で初めて「はて?どうなんだろ」と考えます。
こういう問題を解いたことのない人にはかなり難しく感じるはずです。
でも、けっこうこれは簡単なパターンです。
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1文目:人間は言語を操っている/言語に操られている。
2文目:なぜならAだからである。
3文目:展開や具体例(相手を説得するつもりで)
4文目:したがって我々は言語を操っている/操られていると言える。
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これに代入することになります。
つまり、2文目と3文目を考えることになります。
大切なのは、ここで論理破綻しないことです。
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1.人間は言語に操られる存在であると言えるだろう。
2.なぜなら、言語がなければ我々は意思伝達も考えることもできないからである。
3.意思伝達と思考の両方を失った生き物を考えてみなさい。そうすれば~
4.したがって我々は言語に操られ、時には翻弄される存在だと言わざるを得ない。
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なんて感じでですね。各文15語書けば60語になります。
論理破綻すると、1文目と2文目、2文目と3文目がつながりません。
そういう点では普段から読書をして、論理的思考力を高める必要があります。
明らかにそういう人に入ってきてほしいというメッセージですね。
なんも考えていないようなのは来るなよということです。
覚える学習はめちゃくちゃ大事ですが、覚えるだけでは入れないですからね。
あと、大事な点としては、ミスしなくても減点されるという点です。
自由英作文で問われるのは、思考力と英語力です。
中学生でも書けるような幼稚な英語しか書いていないようでは駄目です。
特にイディオムや慣用表現は、しっかりと使いたいものです。
文法的なミスをしないのは言うまでもありません。
冠詞やコロケーションのミスなどはないようにしたいものです。
僕の生徒たちには『新ユメジュク』を何周かしてもらいました。
イディオムが効果的に使えると、ぐっと表現力が増すからです。
プロが読めばわかる、クオリティの高い文章が書けるようになります。
東大に限らずですが、自由英作文は思考力+表現力です。
自由英作文を出題する大学を受ける人は、毎日1題はこなしましょう。
過去問だけではなく、他大学の問題でも構わないので。
ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
よくネットとかで「ミスさえしなければ減点されない」と書いてありますね。
それは模試です。模試と入試は違います。