最近いろんな方々がご協力くださっていて嬉しい限りです。いろんな企業の方が
手助けさせてくださいと申し出てくださって・・・ありがたいですねぇ。
お金になりませんよと言っても、「日本の(英語)教育を良くしたいという気持ちに
応えたい!」と仰る。それならということで、概ねお願いすることにしています。
僕にはマネージャーはいませんが、僕のマネージャーをやりたいという人も多い。
さすがに給料なんて渡せる身分じゃないので断っています。
でも給料なんて要らないからと言われると、では講演なりイベントなり挨拶なりに
ついてきていただいて、最初は勉強してくださいということになります。
というわけで、最近はどこに行くにも誰かがついてきてくれます。
以前、ある企業の女性と一緒に山手線に乗っていた時に、写真を撮られました。
その瞬間に横にいた女性がパッと離れた!
いやいや・・・┐( -”-)┌ ヤレヤレ
というわけで、たまに横に女性がいたり背の高い男性がいたり、あるいはマスク
をかぶった男性がいたり(明らかに山田君やがな)したら、そういうことですので。
さて先日いただいた質問です。東大に限らず、リスニングがある大学を受験する
受験生諸君は参考にしていただきたい。
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センターリスニングが悲惨な結果で、これはやばいと思い、
キムタツさんの東大英語リスニングを始めたところ、だいぶ
聞き取れるようになった気がするのですが、問題文に知ら
ない単語が出てくると、面食らって頭が真っ白になり、放送
中にその内容から意味を推測しようと考えていると、
今度は音が耳に入ってこず、結局何の話をしているのかが
全く分からず放送が終わってしまうという事があります。
こんな場合はどうしたら良いのでしょうか?
語彙力の問題と言えばそうなのですけれども…
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語彙「力」の問題というわけではありません。語彙の問題といえばそうですが。
というのは、リスニングの場合、中にわざと知らない語を含ませることがあります。
放送されるスクリプトの中にわざと未知語を含ませるのです。それを文脈上推測
しながら聞くことになります。それはしかし語彙「力」とはいえないようなものです。
例えば以前アルクの方々とTBSに行ったときのこと。
僕は周囲の方々が次のようなことを話しているのを聞いていました。
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ここをまっすぐ行ったら赤坂○○があって、そこから乗れば○○線に
つながる。乗り換えて、東京に着いたら先に帰りの切符を買って・・・
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赤坂見附という駅の存在を知らなかった僕は、見附が聞き取れませんでした。
それから後ろの○○線が何線だったのかはいまだにわかりません。
要するに「知らない語は聞き取れない」は日本語にも言えるという例です。
ただし「赤坂○○」が駅だということはわかります。「○○線」が丸の内線だとか
環状線だとかいう電車の線であることもわかります。
入試のリスニングでは、出題側は実はこういうことをやります。
Hello, this is J&J Pubcho Factory. Can I help you?なんて感じで放送が
始まると、this is までは聞き取れても「ジェイエンジェイパブチョ」で戸惑う。
慣れていない人はその「ジェイエンジェイパブチョ」が気になってしょうがない!
ところがその後ろのCan I help you?で何らかのお店だなということはわかる。
リスニング問題ではこれが大事なのです。
大事なことを書きます。
リスニングは大まかに聞け!ということです。
もちろんディクテーション問題(東大にもある)の場合、そういう単語は含ませず、
比較的簡単な単語を使ってあることが多いので、細かい聞き方ができます。
大まかに「今、どういうことを言っているのか」ということを理解しようとして聞くこと
が大事なのです。そうすると出題者の罠にはまらずに済みますよ。
みんなが知っている単語だけでスクリプトを作ると差がつきません。
リスニングは聞けて当たり前なのです。聞ける能力があることが前提で、問題は
作られているのです。ある程度聞ける人同士で合格を競うのだと考える。
だとすれば差をつけるためには、ヘンテコリンな固有名詞を含めるのですな。
それを意識しておくだけでも違うと思いますが、僕の『東大英語リスニング』にも
『東大英語リスニングSUPER』にもそういう語をできるだけ含めてるのです。
だからどんどん聞き込んで、慣れることが大事です。
もちろん誰でも知っているような語やフレーズは知っておくことは言うまでもない。
語彙力をつけることは英語学習の基本ですから、どんどん増やしましょう。
それはそれとして、リスニングには知らない語、特に変な地名などが含まれてる
ことが多いので、「これは地名」「これは物質名」とわかるべく慣れていきましょう。
皆さん、頑張って下さいね。
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(追記)今月号のAERA ENGLISHの「単語力アップ」特集に
『ユメタン』が4ページカラーページで取り上げられました。
「『ユメタン』は脳のしくみから考えて、非常に覚えやすい
メカニズムになってる!」と、AERAの方々がわざわざ
神戸までインタビューに来てくださいました。嬉しいです。
AERA ENGLISH、よかったらお読み下さいね。
(追記)宮崎西高では『ユメタン』が大好評で、一括採用していない
けれども、ほとんどそれと同じ状態になっているとのこと。
本当にありがたいです。