「身のまわりの単語テスト」を書くにあたっては、いろいろと
考えてるのです。昨日の場合は「校長先生」はみんな知ってるや
ろうな、だから「教頭先生」にしてみようとかね。
意外な単語を知らん場合がありますよね。
school nurseって何って聞かれたら「保健室の先生」ぐらいは
言えるかもしれへんけど、「保健室の先生」って英語でなんて
言うのんって聞かれたら答えられへんと思うんです。
そういう人ってschool nurseって目で見たら「保健室の先生」
ぐらい言えるかもしれん。でも音として「スクーォヌァーS」
って流れてきても「今のなんや?」ってなると思う。
単語を覚えるときはCDを正しく使って正しい音を習得すべし。
そして英語→日本語、日本語→英語のクイックレスポンスが
できるようになっておかないと、結局のところはスピーキングも
リスニングもできない、模試の偏差値が仮に70以上であっても
英語が苦手な人間となってしまう。
偏差値70あっても英語が苦手って言う人は多い。
それにCDを使ったほうが脳への定着が良いに決まっています。
ところが大学入試が変わらないもんやから、若い人たちは
「とりあえず入試に合格したい」と思って、またしてもCDを
使わずに単語を覚えようとし、覚えても覚えても忘れ続ける。
あるいは「使えない英単語」を覚え続ける。
そして英語が使えない人がどんどん産出されていくのです。
今の日本の英語教育ですが、まずは入試が変わらんとですね。
All Englishだの何だの言うてても、入試が変わらんとダメです。
センター試験に代わる「習熟度テスト」が生まれるらしいけど、
せめてリーディングとリスニングの比率を1:1にしないと、
間違いなく文部科学省は怠慢のそしりを受けることになろう。
というか、文部科学省は笑いものになるでしょう。
使える英語力をと言うのであれば、せめて1:1にすべし。
今のセンター試験のようにリーディングとリスニングの比率が
4:1では、リーディング重視の勉強になるのも無理ないです。
言語の習得には4つの技能があります。
L(聞く)とR(読む)が受信的技能、S(話す)とW(書く)
が発信的技能です。
現時点ではほとんどの高校生がRしかできていないのです。
LとSとWは壊滅的だと言っても過言ではない。
正直、Rでさえも大したレベルではないのですけれども・・・
それは僕らの時代も同じです。よく「読んだり書いたりはできる」
って言うてる人がいましたが、たぶん書くのはできなかったはず。
Rも構造分析しながらでないと読めない人が多かったはず。
たぶん今もそれほど変わってないのが現状なのです。
でも一応英語教育に対する熱はアップしてきた。
これはいいことです。
どこを切り口にして勉強するかは人にもよりますが、少なくとも
LとSができるようにならないと英語の勉強の意味がありません。
それも下原稿を作っていって教員がチェックして発表するような
Sではなく、自由に英語が話せるようにならないと。
そのためにはどういうプロセスを経なければならないのかを考え、
各教員がプロ意識を持って、生徒たちを教えないとダメですね。
多くの学校で議論が交わされているとは思いますが、受験だけで
はなく、その先の生徒たちの未来のことも考えた英語教育が行わ
れることが望ましいですし、それが日本の発展につながってくる
のだと僕は確信しています。
というわけで、英語の先生方、一緒に頑張りましょうね。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
最近は単語を覚えるのにCDを使わない学校が
やっと減ってきましたね。いい傾向やと思っています。