東大入試当日の様子です。
文科省からの自粛要請があり、僕は受験の応援に行かない予定でした。
が、当日の朝に保護者からご連絡をいただきましてね。
「うちの子が調子悪いようです。お願いできませんか」と。
本人と電話で話しました。同じホテルに泊まっていたんです。
発熱も咳もないし、おそらく極度の緊張で気分が悪くなったのでしょうね。
「一緒に東大まで行こうぜ」と声をかけ、受験することができました。
他にも気分が悪くなったという子たちがいたようです。
教員は特に引率して東京まで行っているわけではありません。
実際、僕は学校に出張費を要求せず、自分の意思で行っているのです。
多くの子が泊まるホテルに自分で予約し、結果的にそれがよかったと思っています。
A判定が出ている子でも不合格になります。
どうしても上に書いたようなことが起こり得るんですね。
お母さんが横にいても、子どもと一緒にあたふたするだけですからね。
僕みたいなのでも、いないよりはいたほうがいいかと思います。
なんども東大当日にホテルに滞在した経験があり、なんどもこういうことは経験しています。
受験の知識はネットで調べればたいがいのことはわかります。
しかし、どんなことも知識と経験値が両輪です。
経験値のほうを教員がカバーできればいいのではないでしょうか。
過保護と謗る人もいるでしょうけどね。
僕も過保護かなとは思います。が、それなりに助けにはなりましたからね。
あとは10日の合格発表を待つだけです。
3月10日、多くの生徒たちからの合格報告を楽しみにしています。
ブログにおいでいただき、ありがとうございました。
受験に際しての本を書いてほしいというメールをいただきました。
が、売れないと出版社が出してくれないんですよ。
コロナとは関係なく、出版社はどこもすでにかなり疲弊しています。