安河内哲ちゃんと対談しました。詳細は『蛍雪時代』4月号と5月号に
掲載されるので書けません。かなり有意義な時間となりました。
東京の恵比寿のスタジオに集合したのが昼の12時ちょうど。
先に到着した僕は昼飯を食いに外に出ました。帰ってきたら丁度彼も
到着したところで「大将はどこ~?」と叫びながら入ってきました。
「俺ここや!」と僕。固く握手をした後で、スタイリストさんの言うがまま
着替えて、いよいよ撮影と対談が始まりました。
終わってスタジオを出たのが18時ぐらいですから、ものすごく長い間
彼と話していたことになります。しかし長かったなぁ。
特に盛り上がったのが「正しい音読の仕方」についての話。英語の
学習って何か流行り廃りがありましてね。
例えば、以前流行した言葉に「ネクサス」ってのがあります。
今ではあまり使われなくなりました。少なくとも僕の周囲で使ってる
英語の先生は誰もいません。
それから「ディスコースマーカー」という言葉も。
ディスコースマーカーを意識して読め!とかね。
でもそれを意識できる人ってけっこうな英語力がすでにある人なん
だよねと二人で盛り上がりました。
結局のところ英語を日本語を介在させないで、普通に喋ったり聞い
たりできるようにならないと、英語ができるとは言わへんのよねぇ・・・
で、そのために今では音読が有効だってことで盛り上がってはいるし
僕も安河内さんも音読の効用についてあちこちで講演や授業をしてる。
それで音読がやっと盛り上がってきたのがこの数年なんですよ。
でも実は音読の作法というか仕様というか、そういうのをわからずに
音読をしている人や先生が多いんじゃないかって話で盛り上がった。
ここまで音読の効用について広めてきた二人だからこそ、今からは
間違った音読を続けるのは止めようって言い始めないとまずいよね
という話になりました。
この話はさすがに『蛍雪時代』には載らないだろうから書くけど。
年明けに「正しい音読の方法」について、しばらく書こうと思います。
あるいはチームキムタツのメーリングリスト上で発行してるメルマガ
に連載しようかなと考えています。
どちらにしても、安河内さんとは意見が本当に合う。
この年齢であんな素敵な友達ができて、嬉しいなと思っています。
お互いに切磋琢磨しながら、いい関係を築ければと思っています。
彼はここからは英語の小説しか書かないと明言していますが、まぁ
そう言わずに日本人がもっと英語ができるよう導いてくれることを、
心から期待しています。
そして僕も微力ながら、日本人が英語をもっと話せるためのムーブ
メントに貢献できればいいなと考えています。
今日もブログにおいで頂きまして、ありがとうございます。
この対談を企画してくれた旺文社さんに感謝しています。