今日、中間考査の返却をしました。平均点は65.4点でした。
まぁまぁなんでしょうけど、作問者からすれば悪いという
感想を持ちました。特に下位50人ぐらいは。
成績の分布も配布したので、それぞれの生徒は想いを持つ
ことにはなったでしょう。だいたい毎年灘校から現役で
東大に80名程度。そのうち高校から入ってくる生徒たちを
考えると、現時点では60~70番ぐらいにはいたいとか。
われわれ教員サイドは現時点での席次なんて気にしません。
でも生徒たちは目標を持つことが何より大事なので、一応
席次についての話はすることにしています。
目標もなく「がんばる!」なんて言ってもあまり意味のな
いことですからね。何をがんばるねんということです。
「がんばる」なんて抽象的な言葉でわれわれプロも騙され
ません。次はがんばります!とかね。
そういう抽象的な言葉しか言えないようでは、次も期待で
きないのです。まずは目標があり、それをベースにして
何をいつまでにどうするのかという計画性があるのです。
今週中にこういうことをするとか、今月中にこういうこと
をするとかいった小さい目標と計画を積み重ねることしか
できないのです。そうでないと伸びないのです。
でも彼らはたかだか中学入試に合格した程度のレベルなの
でわからないんですよ。勉強の仕方というか意識の持ち方
というか、そういうものがわからない。
特に小学校時代、自分でやるのではなく、親とか塾講師に
管理されていたタイプの子たちは。
だからこちらとしては目標の置き方や計画性や勉強の積み
重ね方について、ことあるたびにレクチャーすることにな
ります。ここまではみんな平等に情報が与えられます。
そして自分の力で目標をもたせたり計画を作らせたりして
お尻を叩くことになるのです。そういう目標や計画をこち
らでチェックするような間抜けなことはしませんが。
あとは本人のやる気次第ですね。
それについてはまた書きます。大きい目標や小さい目標を
つぶしながら、僕らは生きてるわけで、それがないと日々
がなんとなく生きることになります。
勉強も何もかも同じですよね。
皆さんの目標はなんですか。
僕はとりあえず小さい目標ですが、著作を100冊にします。
そこから見えてくるものがあるかなぁと思っています。
それにその目標があれば「なんとなくだらだら生きている」
という状態になることはないかなぁと思っているのです。
とりあえずは長期的な目標を持ち、それを細分化すること
によって、今年はこれだけやろう、来年中にこれをやろう
という計画が見えてくるのではないでしょうか。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
面談しているのですが、「やる気にならない」という子は
ある意味可哀想です。子どもってもっとキラキラしてるのに。