ちょっと前から英語のspeakingのレッスンを放課後にやっているのですけれども
これがなかなか盛り上がっておりましてですね。楽しい楽しい。
今まで中1から延々と暗唱してきたことと『ユメタン』をフレーズごとCDをつかって
覚えてきたことが大きい原因なのですが、こいつら高1なのにかなり喋れます。
海外滞在経験のない人間が、しかも英語を学び始めてまだ3年ちょっとしか経っ
てない15歳が、これだけ喋れるってのは・・・
やはり日常的に暗唱を繰り返し、日常的にCDを用いて単語学習をし、さらには
インプットをアウトプットにつなげる学習をしてきた学習者は、機会さえ与えれば、
こんな感じですぐに英語を喋れるようになります。
まして大学の受験レベルなんて、あと1年半もあれば。
東大の入試が2年ほど前から変わってしまって、特に今年度の入試は問題が多
いうえに、リスニングの配分が多くなってしまって、かなり難化しました。
問題だけを紙ベースで見ている分には難化したことに気がつかないかもしれませ
んが、実際にはかなり難化しました。
英語をいちいち日本語に置き換えて読んでしまうと遅くなってしまって、最後まで
解き終わらないという人だってたくさんいたはずです。
学習の初期段階から、以前の僕らの頃の勉強スタイルみたいに、スラッシュを引
きながらでないと読めない、SVXXをしながらでないと読めないという勉強法では
東大の入試に太刀打ちできなくなってしまいました。
ではどうすればいいんでしょうね。
いろんな授業法、勉強法がありますが、まずは速読速解力をつけることが大事で
これがないとまったく手も足も出ません。
そのためには単語や文法の基礎力は今まで以上に大事なものになりました。
更にリスニングのトレーニングを徹底的に行って、英語を英語のまま吸収しようと
する習慣を付けることが大事です。そのためにディクテーションから始め、オーバ
ーラッピングやシャドーイングなど、緻密なトレーニングを継続することです。
リスニングは「返り聞き」ができません。関係代名詞が出てきたからといって、前
に返って聞くなんてできっこありません。
出てきたら出てきたまま聞いて理解することが重要です。
リスニングの学習を続けていくことで、読む速度が格段に速くなっていきます。だ
からリスニングの学習は、仮に自分の志望大にリスニングがないとしても、絶対
にちゃんとやっていく必要があります。
リスニングをやることでリーディング力が上がります。更に英作文の力も上がる。
リスニングをちゃんとやろうとすれば、スピーキングのトレーニングは不可欠です
ので、それもあってスピーキングの補習をやっているのです。
スピーキング力を伸ばすことで、リスニング、リーディング、ライティングの全ての
力を伸ばすことができます。ほんまに凄いことなのです。
参加者多数。ええこっちゃ。イギリスに生徒を連れていくのでそれの準備として始
めたのですが、自由参加にしたら、それ以外の生徒たちもたくさん来ました。
その姿勢こそ大事ですよね。主体的な学習姿勢を持っている生徒を応援している
木村です。毎日補習、毎日野球があるので、ちょっと時間のやり繰りが大変です
けれども、けっこう楽しくやっております。
ベースになるのは『ユメタン』のCDを使った学習、文法事項の徹底と、読んだス
クリプトを何度も何度も音読し、さらにはリスニングの基礎トレーニング。
これらを土台にして英語を話し、そしてどんどん英語総合力を伸ばすのです。
(追記)14年前、全く喋れなかった僕がスピーキングの補習をするとはな。
前の学校の同僚が聞いたらびっくりするかもしれぬ。