KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2007年11月

kimutatsu

力を出し尽くそう!と考えよう

Posted on: 2007年11月30日(金) 11:01

合格祈願 

今日で11月も終わりです。このHPを立ち上げて1ヶ月が経ちました。早いもんですね。もう1ヶ月です。その間にもいろいろありました。またお話しする機会もあろうかと思います。

一足飛びに夢を叶える方法なんてないし、仮にあったとしてもそんなので叶う夢なんてたかが知れてるはずなので、日々をちゃんと生きたいと思っています。

英語や数学の勉強と一緒で、大きな何かを叶えようと思ったら毎日の努力の積み重ねが大事で、たまに後退することがあっても長い目で見たときに着実に前進していればいいなと思っているのです。

この「長い目で見る」というのが夢を叶えるときには大事ですね。

結構若い間はせっかちなのですぐに答えを求めようとしますが、なかなかそういうわけにはいきません。そうすると答えが出ないものだから「無理なんかな」と思ってあきらめたりするのですね。

それでまた新しい夢に目覚めていったんは目指すのですが、またなかなか前に進まないものだから「人生って虚しい」みたいなことを言いながら(笑)断念する・・・ということの繰り返しになります。

夢を叶える人ってのは5年や10年のスパンで人生を見ますし、ことによるともっと長いスパンで見ることもあります。例えば僕が「ハリウッド映画に出る」という夢を叶えるには10年ではかなり厳しいことになります。

人生70~80年を長いと見るか短いと見るかはその人次第ですが、その中で何か大きいことを実現しようと思ったらやはり長い目で人生を見て、焦らないで着実に歩を進めることが大事なんやないかと思っています。

上の色紙にも書いてありますが、受験だけじゃなく、人生全般においても「認められよう」ではなく「自分の力を出し尽くそう」と考えて、努力を継続することなんですね。その中からまた別の何かが見えてくるかもしれません。そうすればまたそのときに考えればいいのです。

というわけで11月は1日も休まずに更新しました。ブログも含めて一歩一歩歩いていきます。

毎日更新した私に、愛のクリックをお願いします!
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)そしてちょっと疲れたなと思ったらおもいきって休むことも大事です。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

全体の一部であることを意識しよう!

Posted on: 2007年11月29日(木) 20:58

ノーモアヒロシマ

防衛庁と山田洋行をめぐる汚職事件が連日報道されていますが、額賀財務大臣や久間元防衛大臣の名前まで出てきて、第2のロッキード事件か?なんて言われています。

額賀さんが宴席に出ていたかどうかを喚問するか否かで与野党がもめていますが、それ以上にもっと本質的な部分を政治家の皆さんには議論してもらえればいいなと思います。

学生諸君は善悪の判断がある意味我々よりピュアかもしれませんね。一方我々大人は毎月、あるいは確定申告のときにものごっつい額の税金を納めていますので、「税金の無駄遣い」なニュースには敏感になります。

自分が一所懸命に汗水たらして働いて得たお金のうち、国や市町村に対して一部を納めるわけですが、半端なく税金って高いんですよ(>_<)

なんとかならんか・・・(┬┬_┬┬)

そりゃ頑張ってる政治家もいるんやろうけど、一部の政治家や官僚がこういう事件を起こすと、全員がそうであるかのような誤解を受けかねませんよね。

教員もそうでして・・・

ほとんどの先生方がすっごく頑張っておられるのに、一部の先生方が破廉恥な事件を起こしたりすると、「やっぱり教師ってのはあかんな」なんて言われたりします。

\( `ロ´)/

個人の責任で済まないことって自分が思っている以上にたくさんあります。「個人の勝手」ではなく、各自が全体の代表であるという意識が大事なんですよね。

ある生徒が万引きしたとします。そうするとその学校の他の生徒全員が「あの学校の生徒は万引きしよる」なんて見方をされることになるわけです。たまったもんじゃない。

でもそういうもんですよね。

プロ野球選手が引退後に事件を起こしたりすると、「野球ばっかりやってきて世間を知らんかったんやろな」なんて言われる。そして他のプロ野球選手までそう見られる。

その意味で・・・

我々はみんな個人個人違うんやけど、共通しているのは、自分が思っている以上に何らかの全体の一部であるわけで、その点では好き勝手に振る舞っていいわけではないのですね。

常に全体を意識することです。

悪いことをして罰せられるのは自分だけかもしれませんが、それによって他の人たちにも目に見えない形で罰せられているということを意識しておくことって大事です。

人間って弱いので易きに流されたり、不善なる方向に流されたりすることもありますが、そういう意識を習慣的に持っていれば流されずに済むことが多々あります。

それが習慣化すれば、意識しなくても良い行動ができるようになり、ゆくゆくは徳の高い人間になれるのではないかと思っています。

俺たちの税金を無駄に使うのはやめてくれ~!(>_<)
と思われる方は愛のクリックをお願いします!
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

  

(追記)最近、こちらのブログが熱くて面白いのでご紹介しますね。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

成功は下積み次第!

Posted on: 2007年11月28日(水) 16:09

新作です

いよいよセンター試験まで1ヶ月半になりましたね。高3の出席率が高いので非常に満足していますし、多くの人がインフルエンザの予防接種を済ませたみたいですね。

準備万端!o(^∇^)o

そういう僕もそろそろインフルエンザの予防接種を受けないとダメですね。予約はしてるんですけど、なかなか時間が取れず(←典型的言い訳)まだ受けていないのです。まぁでも来週は定期考査も始まるのでそうなると時間が取れそうです。

新作は今日あたりから店頭に並び始めているみたいですね。東京が一番早いのかなと思っていたのですが、まだみたいです。取り次ぎ書店にはすでに入ってるみたいですので、まだの地域はしばらくお待ち下さいね。

・・・って、すでに次の本を書き始めてる僕ってどうよへ(×_×;)へ

来年はもう遊べんなぁと思いながら、上半期でかなりたくさんの作業をしておいて、下半期は少し休ませてもらおうかなと実は思ったりしています・・・って、各社の編集者諸氏、ちゃんと覚えといてね!

下半期、休みたいぞぉ!無理かぁ!?

授業と野球は休みませんけどね(^。^;)

僕が中学生の時にフィンガー5っていうグループが大人気でしてね。日本中で大ヒットを飛ばしまくったのですが、1年やったか2年やったか休養してハワイで何億も使ったそうです。

以前、東京に行ったときにフィンガー5の長男さんがやってるスナックで飲んだことがありまして、そのときに直接聞いた話なんですけどね。で、何億も使って日本に帰ってきたら人気は衰えていてどうしようもなく、そのまま引退したそうです。

僕は芸能人じゃないので引退も何もないのですが、本を書く(=アウトプット)ためには本を読む(=インプット)ことが必要になりますし、その意味で少し来年の下半期はインプットに勤しみたいなと思っているのです。

モモ

僕の周囲でも本を書きたいなと思っている人はたくさんおられますが、例外なく本をよくお読みになっていらっしゃいます。それぞれに分野は違いますが、読書家という点では共通しているのですね。

僕も今は参考書や問題集を書いているのですが、そのうち違う分野にも進出したいなと思っているのですね。でもそのためにはやはりインプットが必要ですし、今の読書量だと何も書くことができません。

問題集ならほとんどの問題集に目を通して、それぞれに「ここをこうしたらいいのにな」というようなことをメモして、それを自分の本を書くときに活用しているのです。1年に何十冊もの問題集に目を通します。

成功しようと思ったら、そういうインプットは何より大事です。

以前、生活創庫の堀の内社長の話を聞いたことがありますが、リサイクルショップを立ち上げるにあたって、自分でストーブやラジオを壊して、それを修理屋さんのところに持って行き、そして修理の様子をじっと見て吸収する期間がとても長かったそうです。

ある意味、下積みですよね。

下積みの期間ってのはかなり苦しくて「俺、何やってんねやろ」という気持ちと闘うことになります。その気持ちに克てるのはやはり将来の夢の形をビジュアライズしているからなんでしょうね。

どんなに苦しくてもこの山を越えたらきっといい風景もみえてくるはずやと思って歩くのですね。でも実際はさらに高い山が待ち構えていて、でもさらに同じ気持ちでその山も超えようと頑張るのです。

それこそが下積みなのです。

あるときにチャンスが来ます。それは下積みを頑張った人のみが掴むことになるはずです。

「あの人はついてるよね」という極めてラッキーな人であっても、周囲からはラッキーに見えるだけで実は誰にも言わないで頑張っていた期間があるはずで、それがないと仮に一時的に成功したとしても長続きしない。

なぜなら実力がないからです。力がない人は成功しませんよね。

東大駒場

受験生は関係ない話やと思いますか?違います。今やっているのはある意味、下積みなのですよ。将来のために下準備をしているのです。大学受験は下積みの一部なのです。

それが大学に入るとまた別の下積みに変わりますが、しかし高校の勉強みたいに極めて基礎的な勉強ではなく次のステップに向けて違う次元の勉強に変わるのです。

それは大学に残る人ならその下準備になるでしょうし、大学ではなく会社や病院などに勤めるという人は人間関係も含めて、さまざまなことを勉強するのです。

そこでたくさんの失敗をし、それを通じて一歩一歩成長していくのですね。

高校段階はその下積みのための下積みに過ぎません。

授業中寝ていても怒られない。遅刻しても大して怒られない。自分さえ頑張って成績を残していれば評価される・・・そんな甘い世界は上のステージではあり得ません。

今は与えられた環境の下で一所懸命に頑張ることです。それがあとになって「あれはキムタツが言うてたとおり下積みやったな」ということがわかってもらえると思いますね。

僕もたまに「そろそろ下積み期間は抜けたかな」と思う瞬間もありますが、しかし次の瞬間にまた引き戻されます。いつになったらこの下積みは終わるのかなと気が遠くなることもあるのですが、人生ってそういうもんなんやろうなと思いながら頑張ることにしています。

今はいい環境で授業ができ、野球ができ、本が書けますから、かなり幸せです。

しかしこれに100%満足するのではなく、また次のステージに向けて「今は下積み」という気持ちを忘れないで精進しようと思っています。この「精進しよう」感って大人の方のほうが理解してもらえるかもしれませんね。

幸いにも同僚で同じように頑張っている人が多いので刺激を受けます。僕も負けずにさらに上を目指します。

2位との差がつまってきましたが(泣)よろしくお願いします!
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)発売中のアエラEnglishの1月号は単語力をつける特集でして、僕も写真入りで出ています。

(追記)ドラゴン桜コラムが更新されていますのでお読み下さいね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

特に英語が伸びない人へ!

Posted on: 2007年11月27日(火) 19:02

ジュンク堂三宮店

アルクのお地蔵さんに聞いたのですが、今日に新しい本が取り次ぎ書店さんに卸されるそうです。ですので都市圏は明日か明後日には書店に並ぶと思います。

生徒に問題集なんですかと聞かれるのですが、問題集ってわけではありません。

単語集と熟語集と発音アクセント頻出単語集と語法小辞典と文法小辞典と発音アクセント法則集とが1冊になったものです。ですのでどちらかと言えば参考書に近いかもしれません。

でもこれに特化した問題集ってNEXTSTAGE(桐原)やUPGRADE(数研)のようなものがいっぱいありますからね。あれをやっていて、なかなか知識を整理しきれないでいるという人に使ってもらえればいいなと思っております。

文法と語法に関しては重要で頻出だと思われる最小限度のものを取り上げて解説してあります。ですので、とりあえず苦手な人はせめてこれだけは押さえとけ!という感じの本になっています。

よろしくお願いしますね(^-^)

新作

しかし本来は文法や語法ってのは高2までに片付けておきたいものです。高3からは読解や英作やリスニングなど、より実践的な問題演習を繰り返すべきじゃないかと。

知識を吸収するのはもちろん勉強する上でものごっつい大事で、それこそ今になっても単語は覚え続けている日々なのですが、受験英語に関して言えば、そんな悠長なことを言うてられないのですね。

というのは高3になったら理科もやらなあかんし、社会だってやらなあかん。理系の人ならセンターの国語で120点とかやと木っ端微塵になるし、文系の数学だってやはり気になる。

英語ばっかりやっとれるかぁ!(^O^)

という声がうちの学校でもあちこちから聞こえて参ります。特に読解に関しては、英語より現代文の力がベースになるので、本を読む習慣のない人はなかなか英語も伸びにくい。

ですので知識に関してはできるだけ高2の終わりまでに押さえておきたいところなのです。その点で、この本は高2の生徒たちにも使ってもらえたらいいなと思っています。

最近、リスニングをやっていてもリーディングをやっていても思うのですが、語彙力がないってのは悲しいことですね。なんにもできません。

日本語でもそうですね。外国から来られた方が街を歩いていて、前から車が来る。それが黄信号で止まらずに突っ込んでくる。しかもウインカーを出さないで曲がろうとしやがる。そこに小さい子供が!

ここでその外国から来られた方が事故の唯一の目撃者だったとして、警察の事情聴取に対し、ちゃんと説明するためには最低限の単語力が必要になります。

我々が英語を勉強する場合でも単語力(と文法力)がベースになります。ですので、どんなENGLISH LEARNERであっても単語をできるだけ多く覚えることが先決なのですね。

僕が浪人時代に駿台の先生に「単語なんて前後から類推すればいいんや。それより構造分析力が大事!」なんて言われ、それを間に受けてエライ目に遭いました。

もちろん構造分析力も大事なんですが、それはそれで英語の基礎を形成するもので、まさか「これがS、これがVで・・・」なんて言いながら長文を読むわけにはいかんでしょう?

そんなことしてたら日が暮れて朝になって太陽が昇ったなと思ったらまたその太陽が西に傾くことになってしまうがな(長いボケでゴメン)

速読力の基礎になるのはやはり単語力と文法力。

そしてその上で構造分析力やあるいは読んだ文章の数などがモノを言うわけですね。日本文を速読するのに置き換えれば常識的にわかってもらえると思います。

そんなわけで英語が苦手やなと思っている高校生(や社会人)は、この本に載っている単語や熟語や文法事項、慣用表現などで1つでも知らないものがあれば慌てて覚えること!

あるいはそこそこまでは来たけど、ここから伸びんなぁと思っている人も中身を見て「あれ?こんなん知らんぞ」というのがあればすぐに覚えてほしい!

このレベルも知らないとかなり苦しい戦いになるはずやからね。

早いところでは明日には書店に並ぶかと思いますが、よろしくお願いいたします。手にとっていただいて、いいなと思われましたら、どうぞ可愛がってやってください。

いつも愛のクリックをありがとうございますm(__)m
最近とても数字が下がってきました(>_<)
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)発売中のアエラEnglishの1月号は単語力をつける特集でして、僕も写真入りで出ています。

(追記)娘が風邪をひきました。皆さんもお気をつけください。

 

 


kimutatsu

ケアレスミスはもったいない!

Posted on: 2007年11月26日(月) 12:30

自由英作文 

この週末も野球でした。練習試合ですけどね。第1試合はワンチャンスをモノにして勝ち、逆に第2試合はワンチャンスをモノにできずに負けました。練習試合ですので、この勝敗を次に活かしてくれれば問題ありません。

今年はこれで試合がありません。来年の2月の第1日曜からまた試合を行うことになると思うのですが、それまでの冬場に走りこみや素振りなどの基礎トレーニングをどれぐらいやってくれるのかを楽しみにしております。

勉強に関して言えば、僕や親がやれと言わないとやらないようでは伸びません。定期考査ならそれでもいいんでしょうけれども、実力をつけるためには自分で自分のお尻を叩きながら、あるいはライバルと切磋琢磨しながら、自発的に勉強をしないと伸びません。

実はスポーツの世界もそうです。全体練習をしている間の伸びはみんな一様でしてね。そこから抜け出してレギュラーになりたいとか、試合に出たいとか思うのであれば、みんなが帰ってから、あるいは自宅に戻ってから、自発的にどれぐらいできるかが勝負です。

彼らのヤル気に期待したいと思っています(^^)

新刊

現在、高3(と、一部高2)の自由英作文の添削をしているのですが、そこで気がついた点を書いてみます。

昔の受験生の皆さんはもしかしたらご存じないかもしれませんが、今の大学入試の英作文の本流は京大や阪大タイプの英作文ではなく、自由英作文なのです。自由英作文を課す大学のほうが(少なくとも国立大は)多くなってるかもしれません。

自由英作文が出題される大学を受験する生徒たちにとっては、とにかく正確に書ければほとんど減点されないもので、その意味では得点源になるわけですから一所懸命に勉強するのですね。

僕はとりあえず東大であれ阪大であれ、Z会の『英作文のトレーニング自由英作文編』をやった後で『東大英語ライティング&グラマー』をやるように指示しています。ここで言う「やる」は2~3周はやって潰すことを意味します。

前者はちょっと古いんです。イラストの問題などももう少し工夫してくれればええねんけど、と思うようなものもあります。が、解説がちゃんとしているのでいいかなと思っています。解答例も2つずつついていますしね。

後者は僕の著作ですが、解説を詳しくしてあるのと、解答例が4つずつついているので(ネイティブのも含めてです)これも添削をしてくれる人がいないという受験生にも使ってもらえるように、できるだけ配慮して作ったのですね。

で、その両方をやると約40題ぐらいになりますので、それを3回ずつ繰り返すとのべ120題の自由英作文を解くことになります。それぐらいやればだいたいの問題はできるようになるのではないかと思います。

あとは赤本などの過去問を直前に何度もやって、その大学のレベルを確認するような形でいいかと思いますね。すでに赤本をやっている人もいますが、もちろん問題ありません。

でね、今その後者の添削をやっているのですが、英語に関してはかなりミスが少なくなってきました。

最初は驚くようなミスが多発しておりまして、ひどいのになるとThese graph is showing that…とか、The mother wait for her hasband with two child.なんてムチャクチャなのもいっぱいありました。

え?どこが間違えてるのかって?それは自分で探したまえ(笑)

アバンティブックセンター 

で、そういうミスがだんだん少なくなってきたのはええねんけど、最近目立つミスがあってね。それは内容的なミスなんです。作問者の意図を取り違えているミスが増えてきてるんやないかと思いますね。

たとえば『東大英語ライティング&グラマー』をお持ちの方はイラスト問題で、母親が子供に買い物に行ってほしいと頼んでるのに子供がそれを断って遊びに行き、母親が仕方なく忙しい中を自分で出かけていった挙句、近所の奥さんと井戸端会議に興じてしまい、もう夕暮れ時になってもまだ相手と喋っているのに対して、遊び終えて帰ろうとする子供が何か文句を言っているイラストを英語に直す問題があるのをご存知ですよね。

この問題はもちろん僕が作ったオリジナルなんですが、作問者の意図はどこにあるのでしょう?

4コマ漫画ですから、それぞれのコマの内容を英語で表す必要はあります。しかし大事なのはそれ以上に、それぞれのコマの中で登場人物が何かを言っていて、その吹き出し部分が空白になっています。さらに「吹き出しの台詞を書くのではない」という注意が与えられています。

つまりこの問題、東大でも似たようなのが以前出題されましたが、間接話法の知識を発揮して、tellやsay、あるいはanswerやcomplainなどの動詞を使って、母親が子供にどういう内容のことを言おうとしているのか、あるいは子供がまだ喋っている母親に対してどういう内容のことを叫んでいるのかを書かないとダメなのです。

それをShe is still talking with her friend in front of the store, and her son is getting upset.なんて書いても意味がなくて、間接話法を使っていない時点で、下手をすると採点対象外になってしまう(つまり0点になる)可能性だってあるのです。

東大ってのは限られた時間の中でどこまで正確に読み、書き、聞けるかを試す試験を課します。ですので速く解こうと思うあまり、じっくりと与えられた日本文を読まないケースが多発しているのですね。

出題者がどういうことを問おうとしているのかをしっかり読むことです。

そういえば以前大意要約問題でも、「全文を要約せよ」ではなく「この内容からどういうことが言えるか」という問題が出ました。要するに書かれている内容を一般化するということが求められました。

しかしそれをちゃんと読んでいない受験生は「今年もきっと要約だろう」と思って、全文を要約したのではないかと思うのですね。こういうことってのは模試などでもよくありまして、痛い目に遭った人もいると思うのです。

確かに今の大学の問題ってのは速読速解力が問われていますので、速く処理しないとダメなのですが、最低でも与えられた設問文についてはしっかりと読み、出題者が求めている内容を確認する余裕は必要だと思いますね。

作問する側としては合格者と不合格者を分ける試験を作らないとダメなので、至るところに落とし穴を仕掛けます。せっかく合格する実力を有していながら、そういうところに引っかかるのは極めてもったいない。そういうのこそケアレスミスというのです。

試験会場に入って他の受験生を見たら、そして開始のブザーが鳴ったら、だいたい誰でも緊張するものですが、設問文だけはしっかり読んで、作問者の意図を正確に理解しましょう。それこそ試験を解く第1歩です。

いつも愛のクリックをありがとうございますm(__)m
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)発売中のアエラEnglishの1月号は単語力をつける特集でして、僕も写真入りで出ています。

(追記)飲み会が続いたので・・・太りました(涙)

 

 

 


kimutatsu

本を出版する方法!

Posted on: 2007年11月25日(日) 9:02

山田本

昨日は野球部顧問を一緒にやっている宮田先生の本を紹介しましたが、この本も同じく灘の山田先生が出された医歯薬系の小論文対策の本です。

以前「ホッと♪ホームルーム」のほうで紹介はさせていただいたことがあるんですけどね。単なる対策本というより、医学についていろいろと考えさせられる本なので、医学部に進もうと思っている人は是非読んでほしい。

こうやって自分の頭の中にあるものが形になるのは嬉しいものです。

ところが注意してもらいたいことがあります。

団塊の世代を中心に自費出版がブームです。でもなかには出版社と著者がもめてしまって訴訟にまで発展しているケースもあるそうですね。

確かに自分で費用を払ってでも本を出したいという気持ちになることはありますし、僕も以前はそうでした。でもね、書店に並べて一般の方々にも読んでもらおうと思うのであれば自費出版はやめた方がいいですよ。

たとえば200万払って100部刷ったとしますよね。これ、書店には並ばないと思います。悪い業者だったらカネだけとって印刷もしないかもしれません。

なぜなら刷ってしまってそれを在庫として保管するとそこに固定資産税がかかってしまって、出版者が損をしてしまうのです。自費出版がヒットしたケースもないわけではないけど、ほとんどありませんわなぁ。

そうするとその100部という極めて少ない部数でも何人かの方が出版するとかなりの部数になり、出版社はちょっと経って売れなければ廃棄処分にします。

出版社は著者に渡す30部だけ刷って、残りの70部は版だけ取っておいて、実際には形にしないというケースだってあるわけで、それが訴訟になっているのかもしれません。

もちろん「こんな本が出ました」と書店に営業をしてくれるわけがありません。営業しないと売れませんから、結局その本は売れないことになります。

著者がその100部とも引き取れば問題はありませんが、そうなると流通には乗らないので、結果的には書店に並ばないことになります。まさか著者が書店に「これ置いて」と持っていっても、書店は困りますからね。

だから自費出版ってのは刷ってもらった本を周囲の人たちに配ったり、子孫のために残したりするために出すのなら問題ないのですが、ちょっと「色気」を出して書店に並べてもらおうとするならやめたほうがいいです。

宮田本

ではどうするのかということですが、やはり出版社に原稿を持ち込むのが一番です。担当者が「これは素晴らしい」と思えば出版してくれます。どれぐらいの企画が通るのかはわからないですが、本当にいいものなら形になるはずです。

それと最近のパターンでいえば、インターネットを使うというやり方ですね。

一時、2chから『電車男』という本が出ましたが、それ以後もネット上で小説を書き、それが多くのアクセスを集めた結果、本として出版されるということが増えてきました。

また『きっこの日記』など、一般の人たちが考えていることや観察したものが人気を集めて、それが多くのアクセスを集めたので、出版社から連絡が来て書店に並んだということも増えています。

小説ならば雑誌に投稿するのもありかと思います。

ほとんどの人が自費出版で出そうと思っているこれまでの自分の人生を扱った「個人の生き様」的なものは、よーっぽど波乱万丈で、よーっぽど成功していなければ、なかなか取り上げられないのです。

なぜならほとんどの人の人生って、自分が思っているほども波乱万丈じゃないからか、あるいは波乱万丈って上には上がいるものだからですね。

実はもうひとつのパターンがあります。最近同僚によく言われる「きむちゃん、俺も本を出したいから出版社紹介してほしいねん」というパターンです。

誰か近くに本をすでに出して、物書きとしてある程度の名前が出ている人に紹介してもらうという方法ですね。とりあえずは紹介してもらえると思います。

でも結果的に面白くなければ採用はされないので難しい世界です。

僕の本でもそんなに売れているわけではないですからね。例えばお笑い芸人やタレント本などのようにTVに出ている人たちの本や政治家の本などに比べると、1冊あたりの売れた冊数は本当に信じられないぐら少ないものです。

出版社も経済活動をしているので、ある程度売れると思えないと出してくれないのです。逆に言えば売れるものなら、有名な物書きでなくても出してくれる時代です。

このブログっていうメディアはいいですね。本を出してみたいなと思われる方は、それをブログの形で出してみることです。それがある程度のアクセス数をゲットすれば、出版社のほうから声がかかるはず。

nimselさんの本もそうですね。

要するに「これだけの読者がすでにいるのだ」という実績を示すことができれば説得力が増しますからね。自分が口で言う以上に、カウンターの数字はモノを言います。

というわけで今日は本を出す方法について考えてみました(^-^)

10年前の僕みたいに「この自分のコンセプトが本になればいいのに」ともがいている人の一助になれば幸いです。

いつも愛のクリックをありがとうございますm(__)m
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)次作にとりかかってる僕も頑張ります!

(追記)発売中のアエラEnglishの1月号は単語力をつける特集でして、僕も写真入りで出ています。よければどうぞご覧下さい。

 

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

生物選択の皆さんへ!

Posted on: 2007年11月24日(土) 13:33

宮田本 

珍しいでしょ?僕がこういう生物の問題集を紹介するなんて(笑)

灘中学校野球部の顧問は木村以外に宮田先生という生物の先生と前川先生という日本史の先生がいるのですね。3人寄れば・・・ではないですが、ひとりひとりの野球の知識は大したことないですが、3人のチームワークは最高だと自負しとります。

で、その宮田先生が本をお出しになったので紹介しますね(^^)

チャート式でお馴染みの数研出版から『生物Ⅰ・Ⅱ重要問題集』という本をお出しになりました。すでに学販モノとして各学校で使われ始めてるかもしれませんが、それが書店でも売り出されるようになりました。

対象は国公私大を問わず、難関大学を受験しようとする生徒だそうです。僕が灘に入ってからずっと一緒に野球を指導してきた“宮ちゃん”の本で、僕自身は生物に関しては素人ですが、きっと良書だと思います。

学校関係だけでなく塾などでもお使いいただけるのではないかということです。

本書の特色というところを読みますとこうあります。

本書は、高等学校で学習する生物Ⅰおよび生物Ⅱの内容を能率的に学習し、入試対策に最善の効果が得られるように努めた問題集である。したがって、本書では、全国の国・公・私大で出題された過去十数年分の入試問題をくまなく分析し、良問を厳選した。

で、総問題数がなんと188題!

各問題には「必」というマークと「準」というマークがついていて、前者は「その単元の中で最も重要で学習効果の高い問題」ということで、後者がそれに次ぐ重要度の問題ということです。

ですので、やや苦手な人は「必」マークから取り組み、ある程度できるようになれば「準」マークのものをやっていくという感じになるのでしょうね。

生物選択の全ての皆さんに手にとってもらいたい本ですのでご紹介いたしました。

野球部トリオのもう一角を担う前川先生も日本史のスペシャリストですし、灘中学校野球部の顧問3人が、出版界でも大暴れできる日が近いのではないかと僕は期待しております。

いつも愛のクリックをありがとうございますm(__)m
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)宮ちゃん、若いのに凄いな。脱帽です。

 

 


kimutatsu

過ぎたるを望まず、感謝を忘れず

Posted on: 2007年11月23日(金) 18:15

松下記念館

今日は私学大会がありまして、朝から関学のグラウンドにお世話になってきました。5私学大会なのですが、甲陽、甲南、六甲、関学、灘の5私学で試合をするのです。

去年は灘が優勝しました(^-^)

で、今年も優勝カップを持って帰りますと校長先生にえらそうに言うてきたのですが・・・

負けました _| ̄|○

ミスが続きましてね。打てなかったのもあるのですが。ミスは1回なら神様も許してくれるのですが、2回3回と続けると見逃してはくれません。

結果的に開催校である関学が優勝しました。関学の皆さん、おめでとう!

それといろいろお世話になった関学の先生方や保護者の皆さん、グラウンド整備やボールボーイをしてくれた関学生たち、今日は一日ありがとうございましたm(__)m

負けましたが、人工芝の素晴らしいグラウンドで野球ができた幸せをかみしめております。

蜻蛉

僕、最近ホントに思うんですが、あまりに多くを望みすぎたり高いところに登るのを望み過ぎたりするのは良くないよなぁということです。意外に思えます?

いや、僕はどんどん上のほうを目指して昇っていこうと思うし、同僚の若手の先生方も「止まらないで遠慮せんとどんどんやってください」なんて言うてくれはるからありがたいのです。

でもそれって結果論として、気がついたら上にいるってぐらいのほうがええんやないかと思っているのですよ。どんどん上に昇ろうとすることと、ガツガツすることは別物ですからね。

僕ひとりでできることってのはホントにたかが知れてますから、周囲の人たちに協力してもらわんとどうしようもないわけですね。ガツガツしてると周囲の人たちから「あいつなんやねん」って目で見られます。

正直、今までそういう部分もあったように思えるのです。自己批判ですが。

灘という恵まれた環境で教員ができ、大好きな野球にたずさわることができ、自由に書きたい本を書かせてもらえる環境にいるのは本当に幸せですよね。

たとえば今日は4試合が行われて、灘は第2試合やったんですけどね。僕は第1試合、第3試合、第4試合の審判をしました。そういう話をしますと、そりゃ大変ですねって言われる。

確かに(やったことない方は一度やってください。1日に3試合の審判やると足がケタケタと笑います。今そういう状態でブログ書いてる)大変なことは大変です。

昼飯を食べることもでけへんし、泣くほど寒いし。

「ほんま疲れたわ」とか「お腹すいた」とか言い出したらキリがないのですが、では誰かが「木村さん、野球部の顧問代わりましょうか?」と申し出たら僕は絶対に断る!

疲れたのは事実やし、お腹すいたのも事実やけど、でも野球ができる喜び。勝った瞬間に生徒たちと一緒に「よっしゃあ!」と騒ぐ楽しみ。負けた時になんとも言えない気分で帰路につくのだって嫌いではありません。

生徒たちと勝った喜びや負けた悔しさを共有できなくなるのは絶対に嫌です。

アバンティ

本の執筆にしてもそうです。これだけ本を書いてると「大変ですね」と仰る方がたくさんいらっしゃいます。確かに大変です。眠くても寝れんし、飲みたくても晩酌できません。

自由でいいですねとよく言われるけど、すっごい不自由ですよね、ある意味。

でも自分がこれと信じて歩き出した道ですから、不自由な部分は絶対に出てくるし、人から批判されることも多々あるし、書いた本を批判されることだっていっぱいあって悩んだ時期もあるけど、嫌ならやめればいいよね。

やりたいことをやらせてもらっている環境をありがたいと思わないとあきませんわなぁ。過ぎたることを願ってはいかんなぁと最近は思っているのです。感謝の気持ちを忘れないというのはそういうことなんかなと。

不自由な部分を愚痴愚痴言うのではなく、自由にやらせてもらっている部分に感謝しながら、できる範疇のことを前向きにこなしていく。これを今後のスタイルにしようと思います。

今日は本当に疲れました。でもあんなに綺麗な人工芝のグラウンドで、素晴らしい生徒たちと一緒に野球ができた喜びを噛みしめて、今から高3生の英作文の添削をします。

いつも愛のクリックをありがとうございますm(__)m
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)その前に晩飯を食べます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

センター試験英語の武器として!

Posted on: 2007年11月22日(木) 14:26

新刊

じゃんじゃじゃーん!(⌒▽⌒)

というわけで、アルクから送られてきました新刊です。結構分厚いんやな。別冊付録を含めると280ページぐらいになります。僕も初めて手に取りましたが、なかなかいい感じです。

発行日、11月27日になってる。ってことは週明けには発売されることになるんかな?

この本の特徴を書いておきますので、よろしければ書店で手にとって見てください。

よろしくお願いしますね。(*’‐’*)

●発音・アクセント・語法・文法では覚えることが多いが、その覚えるべきことで頻出のものを取り上げてある。

●別冊付録で必須単語1000語、必須熟語400フレーズ、発音アクセント頻出400語を掲載してある。

●発音記号を知らない人のために発音問題に出る単語をCDに収録してある。

●発音とアクセントで知っておけば役に立つ法則(ateで終わる単語はその2つ前の音節にアクセントの位置があるetc.)を30項目取り上げて解説してある。もちろん重要な例外語は全て掲載してある。

●語法は名詞・形容詞・動詞に分けて、覚えておきたい語法を整理してある。もちろんそれぞれの語法における重要語を一覧にしてある。(詳細は下をお読み下さい)

●文法は時制から否定や省略にいたるまで、必要最小限の項目のみを取り上げ、それぞれの項目で知っておきたいことを列挙してある。さらに各項目で超頻出の慣用表現を全て整理し、ほとんどの慣用表現に例文をつけてある。

●Kimutatsu’s Cafeでは履正社高の先生、岡山高の先生、東大生と木村からのメッセージを掲載して、モチベーションをアップする工夫をしてある。また灘の生徒たちによる対談を載せてある。

●本のあちこちにAdvice from キムタツという形で、それぞれの項目に対するちょっとした助言や視点などを付けてあり、理解の助けとしてある。

●CDの最後に僕から受験生へのメッセージを生声で収録してある(ぜひ聞いて下さいね)。

新刊2

一例として語法に関して、動詞の語法からいくつかピックアップして書いておきますがこんな感じです。

●自動詞と他動詞の要注意語を片っ端から覚えろ!
approachやmentionなど、間違いやすい動詞を自動詞と他動詞に分けました。

●他動詞+Oの後ろに来る前置詞を覚えろ!
make A (   ) Bの空所には何が入りますか?substitute A (   ) Bは?前置詞別に整理してあります。

●<他動詞+to+人+that節>を覚えろ!
suggestやinsistなど、この形をとる動詞を紹介してあります。

●動名詞のみを目的語にとる動詞を押さえよう!
mindやrecommendなど、目的語に動名詞のみをとる動詞を整理してあります。

●名詞用法の不定詞のみを目的語にとる動詞を押さえよう!
agreeやpretendなど、目的語に名詞用法の不定詞のみをとる動詞を整理しました。

●前置詞toの後ろに動名詞をとる表現を押さえよう!
be used to -ingやobject to -ingなど、頻出のto doingの形をとる表現を整理しました。

●「言う」の意味の動詞を整理する
tellやsay、talkやmentionなど「言う」という意味の動詞の意味と用法を整理しました。

もちろん他にもいろいろあるのですが、なにせ99項目ありますのでこの辺で(^^)

センター試験に特化したというよりも英語全体の基礎となる発音アクセント、文法語法、単語、熟語を取り上げた本ですので、私大を受験するセンター試験を受けない人たちにも役に立つかなと思います。

また大人の皆さんでも、もう一度語法や文法の項目を整理して覚え直したいなと思われる方にも役立つのではないかと思います。

別冊になっている小冊子は単語と熟語と発音アクセントの超頻出語を一覧にしてありますので、本書から外して、これだけを持っておくだけでも十分強力な武器になるのではないかと。単語も熟語も基本的なもののみを掲載しましたので、難関大レベルの人は再度基本を確認するのに使えるかなと思います。

来週には書店に並びそうですが、よろしければ手にとってくださいね!よろしくお願いします!(^^)

こちらのほうもよろしくお願いいたします!
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)B社Y君に聞きましたが、難関大志望者がかなり増えてるそうですね。

  


kimutatsu

東大英語に関して

Posted on: 2007年11月21日(水) 15:22

三省堂 

寒くなりましたねぇ ヘ(´o`)ヘ 寒いのは嫌いやないんですけど、風邪ひきやすいし、巷ではすでにインフルエンザがはやりつつあるらしいし、関節は痛いし(おっさんの証やな)、おでんは美味いし・・・

夏は夏で暑いし、夏風邪ひきやすいし、Tシャツ1枚やと太ってるのがバレるし(別にええけど)、ビールが美味くて飲みすぎるからさらに太るし、子供の誕生日があるから出費がかさむし・・・

春になるとこれが強烈な花粉症と日夜闘わないとあかんことになるし、授業の準備がかなり大変やし、文化祭の準備もかなり大変やし、これまたビールが美味いので飲みすぎるし・・・

秋は?て言うか、最近は秋自体がないし!

というわけで珍しくネガティブなことを書き綴りましたが、ネガティブなことを言ってばかりいるとこんな気分になるのねってことを楽しんでいる木村ですが、よく読むとネガティブなことばかりでもないな(笑)

冬は嫌いではありません。僕は1月29日が来ると毎年1つずつ年齢が増えていくのですが、そのたびに成長しているかどうかは別として、やはり気持ちが引き締まりますしね。来年の誕生日までにこういうことをしておきたいなという節目にもなります。

来年のセンター明けに44歳になりますが、何歳になっても「まだまだこれからです」と「おかげさまです」を大事にしながら、そして健康に注意しながらやりたいことをいっぱいやっていく人生を創りあげようと思っております。

飛騨高山

今週末は東大プレ模試が行われますね。河合塾と駿台は受験したけど、代ゼミは受けないという人もいると思うのですが、一応僕が高3や浪人の生徒から聞いたことを書いてみたいと思います。

東大OP模試(河合塾)はやや難しかったそうですね。特にリスニングの出来が悪いといっている生徒が多かったように思います。また聞く人にもよりますがパラ整の問題の出来が良くなかったという人も結構いたように思われます。

東大実戦模試(駿台)は東大OP模試よりは簡単だったという声が多かった気がします。ただしいずれの模試に関してもライティングに関してはかなり練習しているだけあって、「ライティングはそこそこできた」ということでした。

それと東大実戦に関してはリスニングがOP模試よりは簡単だったのではないかと。東大生に聞いた話ですが、やっていれば30点中20点は取れるということですから、最後の最後までCDやipodは手放さないようにして、必ず毎日聞きましょう。

解く順番ですが、苦手なものを最後に残す作戦をとっている生徒が多いですね。例えばパラ整が苦手な人のパターンだと、リスニング準備→要約→長文→ライティング→リスニング→ライティング残り→文法や和訳→パラ整という順番でした。

もちろん長文は結構大きい配点を持っていると思われるので、時間がなさそうな人はそれを最後に持ってくると不利な戦いになるのは間違いないでしょう。パラ整がそれほど配点が高くないと踏んでの作戦でしょうね。

それと45→30→45の切れ目にライティングを持ってくるのは良いですね。

ライティングなら書いている途中で切られたとしても、メモをしっかりと作っていさえすれば、リスニングが終わったあとにその続きを書くことができるはず。逆に言えばメモが命と言えるでしょう。

文法と和訳ですが、結構落としている生徒が多いようです。確かに雑問的な感じはするでしょうけれども、意外と時間がかかるし、全部取る生徒はなぜか少ない。引っ掛け的な要素もあるので、これを最初の45分にもっていくと焦ることになるかもしれませんね。

というわけでいろいろ書きましたが、模試が復習命なのは言うまでもありません。しかしすでに2つの東大英語を受けて、課題の残っている人は参考にしてください。週末、頑張れよ!

週間INの数字がですね(T_T)・・・今日もよろしくお願いいたします!
  ↓ ↓ ↓
人気ブログランキングへ!

(追記)今日の神戸はセーター着ていても寒いです。急に寒くなりましたね。

 


ACCESS COUNTER

Total 38747676 Hits!

▲PAGE TOP