KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2010年4月

kimutatsu

焦ってる受験生諸君へ

Posted on: 2010年4月30日(金) 9:48

焦って早急に結果を求めすぎるとろくなことはありませんわ。じっくり構えることが
何より大事なのです。それは勉強も然り、授業も然り、仕事も然りなのです。

鳩山政権の支持率が下がってるそうです。

でも僕は結構頑張ってるんちゃうかなと思ってる。政権が変わったばかりやしね。
いっぺんに何でも上手いことできると思ったらアカン。長い目で見ればよろし。

子供手当てっていう制度ができ、高校の授業料が無料になってな、これから教育
が変わろうとしてる。その節目に僕らはおる。どうなるんやろと見ておくことやな。

私学はますます大変。だからと言って、私学が塾みたいになったらあかんわな。
学校は学校。塾は塾。お互いに支え合うものでないといかん。

授業料が無料になって、お金のない人でも中等教育が受けられるようになった。
これは素晴らしいことやと思うなぁ。

財源? それは政治家が考えはるやろう。私のような庶民が考えることやない。
政治家や官僚の方々、頑張ってください。特に私の教え子たち。

それよりなにより・・・

受験勉強のようなことを始めて、「始めたんやからどんどん成績が上がるやろう」
なんて思ってたらアカン。始めてすぐにアップするなら苦労はせんわな。

その方法は正しいのか?

どっかのブログに書いてあった方法をそのまま採用してないか?

単語や文法は大丈夫か? 今しかでけへんぞ。

ちゃんと本にカネを使ってるか?

それよりちゃんと本を読んでるか?

こういう、知識人として当たり前のことができないと成績なんてのは上がりません。
受験勉強で忙しくて本が読めないって人がおるが、嘘ついたらあかん。

大人のほうがよっぽど忙しいぞ。それでも本は読むぞ。読まない大人もおるけど。
人より上に行こうと思ってるんやろう? 誰かに勝たないと合格せんのやで。

本ぐらいちゃんと毎月何冊かは読もうぜ。

今は受験勉強を始めたというても基礎を固めてる最中やろ。今、赤本ができる人
ってのは幸せやな。ほとんどの人はでけへんのやないか?

長文演習ができる人も幸せやな。ほとんどの人が単語力不足でそれどころやない
のではないか。まずは夏休みまでに『ユメタン』①ぐらいは潰したいもんや。

センター試験で高得点が取れないレベルの人が、二次対策をやっても意味ない。
まずは基本をじっくりと形成することが何よりも大事なんよね。

焦らず騒がず。

9月になったときに『ユメタン』①や、まして②のレベルの単語が全てわかるように
なってたら、そこから長文問題集を5冊ぐらい潰したらええのやないか。

それでも十分間に合う。

基礎がないくせに焦って、勉強法云々と騒いで、結局は長文をやっても読めない
し解けないし×ばっかりなんやったら、今こそ単語や文法を固めるこっちゃ。

結果を急ぎすぎるのは日本人の悪い癖やと思う。じっくり構えようぜ。


kimutatsu

第8回英語教師塾

Posted on: 2010年4月30日(金) 8:34

英語教師塾風景1

 
英語教師塾風景

 

英語教師塾風景2 

第8回英語教師塾が5月15日に灘校で行われます。今回のお題は「英語Ⅰの教
科書をどのように使うか」となっております。多くの先生方が参加されます。

上の画像は前に灘で行ったときの先生方の授業風景です。

いつもは10数名の先生方に授業をやっていただき、それをみんなで評価し合う
のですが、今回は持ち時間を30分ほどにして、長くやってもらいます。

その分、授業をやっていただく先生は5名+木村になっています。
 

北海道大麻高等学校  金山泰幸先生
東山中・高等学校  西山哲郎先生
西南学院中・高等学校  田中十督先生
佐賀県立佐賀西高等学校 執行正治先生
ラ・サール中・高等学校  丸山晃先生
  

申し込みが殺到したので、ひとりでも多くの先生方に参加を頂きたかったのです
が、残念ながら3日間で定員になってしまいました。

上の画像のようにいろんな先生方に授業をして頂き、それぞれの持ち時間が終
わったら、分析の時間を取って、生徒役として授業を受けた先生方からお声を頂
きます。それが終わるとまた次の先生が同じように授業をされます。

英語教師塾風景3

こういう前向きな先生方が集まって行われるセミナーの反省会も熱いものがあり、
授業を受けた側の先生方からプチセミナーをしていただきます。

今回も何名かの先生方に「夜のレッスン」の準備をお願いしております。

とっても楽しみです。

次は8月17・18日に東京で行います。受付は5月16日から行いますが、またそ
こでも熱心な先生方にお会いできるのを楽しみにしております。

 


kimutatsu

香川先生からの嬉しいメール

Posted on: 2010年4月29日(木) 13:20

石川クンと北川クン

昨日は生徒たちにシャドーイングを説明し、一緒にやりました。これも英語Ⅰの検
定教科書を使った取り組みのひとつなのです。

最初はなかなか上手くいきませんでしたが、音読や暗唱などを繰り返しているうち
に、だんだん上手くできるようになってきました。

英語Ⅰと英語Ⅱの教科書をこのペースで勉強したら、それらが終わる頃には、と
てつもない力が付いてることになるなぁと思いながら授業をしておりました。 

よかよか。

『ユメタン』ゼロは2周目に入りましたが、これも2学期には終わって、いよいよ!
『ユメタン』①に入ります。これを完全に潰せばセンターレベルは満点近く取れる。

焦らずじっくりと繰り返します。

池袋リブロさん

最近は『ユメタン』ユーザーの先生方からよくメールを頂戴します。ありがたいもの
でして、生徒たちの様子が書かれているので手に取るようにわかります。 

生徒たちからのメッセージが同封された手紙を送ってくださる先生もおられます。

「『ユメタン』を使ってるうちに単語力が付いてるのがわかる」と書いてくれている生
徒たちのメッセージを読むにつれ、本当に嬉しくなります。

中に「前に使っていた単語集でもちゃんとCDを使えばよかった」と書いている生
徒もいたりして、うんうんと頷いております。ホント、そのとおりです。

ちょっと嬉しいので、その中から1つご紹介しますね。北海道帯広三条高等学校
の香川先生から頂戴したメールです。ご本人の了解を得て書いております。

************************

北海道帯広三条高等学校の香川喜義です。
ご無沙汰しております。

本校では遅ればせながら、高3でユメタン①を採用させていただきました。
早速4月12日からの授業でまだ2~3回しか使っていないのですが、本校
にとって驚くべきことがいくつか起こりました。
 
その内一つ目は、本校は単位制の高校で地歴Bを3年次から始めるため、
暗記するものが多くて負担になるのではないかと思い、ユメタン楽々コースの
週50個にしています。

ところが、偏差値45ぐらいで1・2年の時には教科書の英単語を全然覚えて
おらず、ユメタン①の1~50の単語もほとんど知らなかった生徒が、たった
2~3回の授業で50個の内48個も覚えてしまいました。

当の本人も驚いていました。ちなみにその生徒は野球部で朝から晩まで授業
以外は部活動をしてきた生徒です。
 
二つ目は、本日(4月14日)は1校時から3校時まで身体測定だったのですが、
ほとんどの生徒が2校時までに測定を終えてしまい、4校時からの授業を待って
いる状態でした。

いつもの彼らなら勉強もせずにただ友達と話をしているだけだったのですが、
今日の彼らは違いました。ユメタンの単語テストもないのに3校時にユメタンを
見て音読しているではないですか。

その光景を見たHRルール担任は、自分の目を疑ってしまったそうです。
やはり、覚えやすく、すぐに頭に入ってくるユメタン効果なのでしょうか。
 
そのような訳で本校の生徒はユメタンのお陰で3年次が始まって1週間もしない
内に、受験モードに入ることができました。

今までの帯広三条高校の生徒であれば(中略)エンジンがかかるまでしばらく
かかるのですが、ユメタンのお陰でもうすでにエンジンがかかった状態となって
しまいました。

************************

こういう声を頂戴すると本当に嬉しく思います。香川先生、ありがとうございます!
生徒たちへの声をクラスごとの8枚の色紙に書いて送ってほしいということでした
ので、GW明けには届くように送り返します。本当にありがとうございます。

他にもたくさんあるのですが、また了解を得てご紹介したいと思っています。

『ユメタン』を使った生徒たちが、英語力を身につけて、どんどん世界に飛び出し
ていってくれればいいなと願っております。

 
  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: ユメタン  

kimutatsu

授業近況

Posted on: 2010年4月28日(水) 12:05

画像

授業が文法中心から英語Ⅰの教科書『エレメントⅠ』中心に変わりました。
生徒たちは予習不要なので、比較的気楽かなと思っていたのですけれども
聞くところによるとかなりキツイということでした。

ま、しょうがないな。でも僕のことを「デビル」とは言わなくなりました。

たぶん慣れてきたんやろな。それはそれでええことや。

『ユメタン』ゼロは2周目に入りました。1周目は単語⇔意味の言いかえを
行いながら最後まで終わらせました。テストは僕が前で意味を言っていき、
生徒たちはその単語を書きとっていきます。

試験用紙はB5の紙ですから、試験作成の必要はありません。

2周目はフレーズ・センテンスを丸呑みさせています。これまた試験用紙は
B5の紙なので、試験作成の必要はありません。

1周目も2周目も生徒たちはCDを使って学習していますので、試験直前の
教室は騒がしい騒がしい。「本を見てるだけ」の生徒はほとんどいません。

ええことやなと思っています。

大学に入ったはいいけど、英語がろくに聞けない喋れないではダメですね。
僕もエラそうには言えません。僕もそうでした。

英語はコミュニケーションのツールです。筆談で済ますならいいのですけれ
ども、相手と会話をしながら情報を得たり与えたりするのがコミュニケーショ
ンなのですから、やはり聞いたり喋ったりできないと駄目です。

今日の授業では『エレメントⅠ』の本文CDを生徒全員に配布しました。

これも「音読に使え!」だけでは全くもったいないですからね。使い方を説明
した上で、みんなで練習をしました。かなりできていたように思います。

教員になって23年目になりますが、英語Ⅰの教科書でこんなに生徒たちが
活動してふらふらになっているのを見るのは初めてのことです。

東大に入るだけならここまでしなくてもいいのでしょうが、東大に入るだけで
は面白くないので、入った後に生徒たちが自由に世界に飛び出せるように
しておいてやりたいなと思っております。

 

(追記)5月2・3日は灘校の文化祭です。

 


kimutatsu

やる気さえあれば学べる

Posted on: 2010年4月24日(土) 12:24

モモ

昨日のブログは昼ぐらいにアップしたと思うんですが、その直後から「8月17・18
日の英語教師塾に申し込みます」というメールが何通か来始めました。

はや!\( ̄_ ̄)/

でもまだ受け付けてません。それにとりあえず5月15日に行われる第8回のが終
わってからでないと。第8回のが終わったら、第9回の募集をします。

定員100名ね。

たぶん第9回のテーマは今回のとは変える。昨年の教師塾in Tokyoは長文指導
や大意要約にしたので、次は英作文と英文法にしようと思っています。

よければご参加下さい。

それと札幌のセミナーですが、これも定員100名なのです。7月30日で、まだま
だ日はあるのですが、これもすでに早い申し込みが・・・凄いねぇ。

昨日、アルク矢部君から送られてきた申し込み者の名簿を見ると、東京や神奈川
や京都の先生も申し込まれてるのが凄い。

札幌、関西からやと片道4~5万するよ?宿泊費を入れると総費用10万超える
よ?それでも参加するという先生方に乾杯!

セミナー自体は3000円なので、ほとんど考えられないぐらい安いのですが、これ
だってアルクさんに聞いてみるとホールを借りるのに30万かかるので、それを定
員の100で割ると3000円になります・・・とのこと。

つまり主催者も講師も誰も儲からないセミナーってことだ。前向きに参加した人た
ちだけが、目に見えない形で「儲かる」セミナー。

ある意味、デフレを象徴するようなセミナーではあるし、人によっては「無料っての
はやめたほうがいい」と進言される方もいらっしゃる。それはそれでよくわかる。

何かを習得しようとすれば普通はとてつもないカネがかかるし、カネをかけた方が
学ぶ側も一所懸命になるもんだ。

3000円のセミナーよりも30万のセミナーのほうが一所懸命に受講する。それに
僕が無料とか3000円とかでやると、他の先生方で同じようなセミナーを開催して
おられる方々が迷惑するかもしれぬ。

でもなぁ・・・

 

モモ2

ヨーロッパを旅行してると面白いなと思うのは、例えば大英博物館の入館料は無
料やしルーブル美術館も無料(曜日による)。自然史博物館もテートも無料。

もちろん書物は高い。オペラも高いし、ミュージカルも結構高い。

だけど誰でも知ってる博物館や美術館は無料なのです。

入口にカンパ箱が置かれています。そこに小銭を投げ込む人もいれば紙幣を入
れる人もいれば素通りする人もいる。そのお金が運営を支えてる。もちろん国か
らの援助は日本のそれとは比べ物にならないぐらいある。

つまりお金がない人でも、お金持ちと同じように勉強しようという気さえあれば勉
強できる場を提供したいというメッセージなんじゃないかと思うんですよね。

人々は書物やオペラに金を使って学ぶ。だけど絵画や美術品には無料で接して
学ぶことができる。日本とは大違いです。日本の美術館はどこも高い。

もちろんいろんなオーガニゼイションが主催するセミナーや講演会が無料にせず
多少のお金を集めるのは当然のことやと思う。

赤字になってまでセミナーをするってのは、それは意味がない。

だけど特にこういう金回りの悪い現代においては、教育こそが最も大切なのでは
ないかと思う。景気が悪いからこそ、実力をつけるために勉強するのです。

勉強して凄い人間になってやろう、いい教員になってやろう、そう考える先生方が
だけど経済的余裕がなければ僕のセミナーを受けることができないとするなら、
それは僕の本意ではない。僕だけが儲かるセミナーでは誰もハッピーになれぬ。

日本みたいに資源の乏しい国は、人間そのものが資源やねんな。

その人間を育てる教員こそ、前向きであってほしいし、学ぶ姿勢を失ってはならな
い。生徒以上に教員こそが学ばねばならないはずだ。

そんなわけで、大英博物館やルーブルよろしく、勉強する気があれば学べる場を
先生方に提供できれば素敵やなと思い、僕の英語教師塾は無料なのです。

 
  


kimutatsu

英語教師塾とセミナーと

Posted on: 2010年4月23日(金) 10:15

講演風景

先般も書きましたが、5月15日に第8回英語教師塾を開催するんですね。それで
北は北海道や仙台、南は鹿児島から先生方が集まってこられるのです。

灘校の教室でやると関西の先生方が多いんだろうなと思うでしょ?

確かにその地域の先生方が相対的には多くなるけど、でも地域とは関係なくって、
あちこちから集まってこられます。すごく熱心な先生方なのです。

予備校主催のセミナーとかもありますが、性格が全く異なります。

お互いに勉強し合おうという会なので、僕のセミナーというか授業というかそういう
のも最後にあるのですが、大半の時間はいろんな先生方に授業をして頂きます。

いろんな先生方の授業を見ることで、勉強になるのです。いろんな気づきがある。

「あの先生のあの部分は使える!」、「この先生のこの手法を取り入れよう!」と、
そういう感じで参加される先生方はひたすら勉強されていかれます。

終わってからは必ず反省会(という名の飲み会)を行います。

学生の人たちも参加されますが、未成年は反省会には参加できません。おそらく
日本でもっとも熱い、壮絶な反省会だと自負しています。

今回は「英語Ⅰの教科書をどう使うか」がお題です。

教室のキャパが75名だったのですが、申し込み開始3日で定員が埋まってしまい
ました。もちろん参加は無料です。

北海道や九州から来られる先生方の場合、旅費や宿泊費がバカになりません。

お金に余裕がない先生でも参加できるセミナーにしたいので、英語教師塾だけは
無料にしたいのです。日本一役に立つ英語教員用セミナーを無料にしたい。

もちろんまだまだ「日本一役に立つセミナー」なんて思ってません。

でも今回は3日間で80名が集まってきて、これはきっとちょっとずつ輪が広がって
きたんじゃないのかなと思って喜んでおります。

3年ほど前にアルクの嵯峨さんとベネッセの山田君と一緒に飲んでる時に、「今後
は原田隆史先生みたいに無料の教師塾をやりたい」と言ったら大賛成してくれた。

第1回は20名ほどの参加者でした。去年の夏にやったのは120名になりました。

これからも続けていきたいと思っています。

第9回は8月17・18日にアルクの地下ホールで行います。熱心な先生方に集まっ
てもらえたらいいなと思っています。旅費と宿泊費、飲み代以外は僕が出します。

授業の中で気づいたことは参加されている全ての先生方から指摘がありますので
物凄く緊張感があります。気が弱い先生は見学から入ったほうがいいと思う。

でもとても役に立ちますので、参加して下さい。参加定員は100名です。

 

(追記)7月30日に札幌でセミナーを行います。僕が「単語力・文法力を付ける
     ための指導法と英語Ⅰの教科書の効果的使用法」です。函館中部高の
     今井康人先生が「高2・高3の読解指導方法」についてです。
     北海道の先生方以外にもすでに申し込みがあったようで、さすがにそれ
     にはビックリしております。

(追記)8月19日に東京で、8月21日は広島で、それぞれ同タイトルで行います。
     今井先生は札幌だけです。東京と広島は言うなれば私の独演会なので、
     テレビ番組的に言えばAll That Kimutatsuって感じでしょうか。
     札幌も東京も広島も申し込みはアルクのイベントページからどうぞ!

(追記)そういえば6月20日にもアルクでセミナーがあるのですが、こちらの方は
     すでに申し込みが多数あるようで、ありがとうございます。
     慶応大の田中茂範先生、日大高の水口俊介先生、磐城高の前田浩之先生、
     足立学園高の加藤仁恵先生と一緒にやります。よろしくお願いいたします。
     これまたアルクのイベントページからお申し込みください。

 


kimutatsu

変人考

Posted on: 2010年4月22日(木) 22:06

マスク画像

「あいつは変わった奴だ」とか「変わり者だ」と言う言葉があって、僕も以前はよく
言うてたんですけどね、誰かを指して「変わってるなぁ」って。

でもよく考えてみたら、変わってない人間なんてツマランですね。

だって「普通」なんでしょ? みんなとやっていけるんでしょ? 

そのくせ「変わってる奴」を指して笑うんでしょ?

そんな「変わってない人」が「普通」なわけないですよねぇ。

他の全員と一緒に仲良くやっていけなくていいから、自分の人生をちゃんと生きて
いってる「変わり者」のほうが、絶対に面白いですよねぇ。

それに「変わってる」というためには、そこにスタンダードがないといかんのですが
人間に「標準」なんてものは存在しえず、したがって「変わってる」と言う場合には、
その話者こそがスタンダードになってることが多いわけです。

だけど「あいつは変わってるなぁ」って言うてる人こそ、周囲から見たら「変わり者」
である場合だってあるわけです、当然のことながら。

例えば飲んで他人の悪口陰口を言う人って、絶対に誰かに言われてるんですよ。
いま隣に座って調子を合わせて誰かの悪口を聞いてくれてる、あるいは頷いてる
人に、別の場所では「あいつと飲むのはキツイ」なんて言われてたりすると。

「あいつは変わっていて、人の悪口ばっかり言いよる」なんて言われてたりねぇ。

何より大事なことはですね、仮に「あの人は自分とは違う」と思ったとしても、その
人を排除したり悪口を言ったりするのではなく、自分にない部分を客観的に見て、
学べる部分を吸収することではないでしょうか。

「はぁ、なるほど、そういう考え方もあるんやなぁ」と一旦は吸収することですねぇ。

もちろん全部は吸収できないにしても、です。

「変わり者」は哲学を持ってる場合も多いわけで、最近特に僕自身が「変わり者」
になっているからか、周囲に面白い人が多くて、たぶん若い頃なら受け付けられ
なかった人たちでも、今はちゃんと話が聞けるのは死ぬ前の成長かもしれぬ。

少なくとも誰かに迎合しながらニヤニヤ笑って他の誰かの悪口を言ったり聞いた
りするような人間であってはならんですね。ホントにそう思います。

「変わってるなぁ」と言われる人になってみればわかりますが、「変わってる」ため
には、普通であってはならないわけで、それはもしかしたら、長い人生の旅の道草
であったりもする可能性があるわけですねぇ。

丸山クン、そういうことでよろしいかね?

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 人生論  

kimutatsu

来週から英語Ⅰの教科書を使います

Posted on: 2010年4月21日(水) 23:53

画像

昨年10月22日に高校英文法を授業で始めましてね。それ以来、英語Ⅰの教科書
には入らないで、ひたすら文法をやっておりました。

文法っていうても、解説する以上に音読や暗唱をしてる時間が長かったけど。

その文法の指導も明日で終わります。全範囲が終わりました。

来週からは英語Ⅰの教科書を使いながら、「読む」・「聞く」・「書く」・「話す」の4技能
を全てフル活用した授業を展開することになります。

今日の放課後に『ユメタン』の再テストを行ったのですが、その際に残っていた数名
の生徒たちと、来週からの授業の方法について話をしておりました。

予習は要らないけど、授業中の活動は今まで以上に多種多様になります。

その英語Ⅰの教科書の使い方について、7月30日に札幌で、8月19日に東京で、
そして8月21日に広島で、それぞれ講演をさせていただくことになっております。

単語指導や文法指導および英語Ⅰの教科書の使用事例という形の講演になるか
と思いますけれども、近辺の先生方はよければご参加ください。

いよいよ来週から英語Ⅰの教科書の指導ができるのを楽しみにしております。

 

(追記)ちなみに上に書いた3つのセミナーですが、アルクさんに申し込みをして
     いただけますでしょうか。よろしくお願いします。

(追記)コメント欄をクリックしていただくと、キムタツモバイルに飛ぶようになりま
     した。コメントはそちらにお願いいたします。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

今日は連勝!

Posted on: 2010年4月18日(日) 23:51

画像1

久しぶりの試合でしたが、今日は3-0、5-0と2試合連続して完封勝利でした。
やっぱりピッチャーがちゃんと投げるとゲームがしまりますねぇ。

あまりチャンスはないのですが、その少ないチャンスをモノにすることができれば
勝てます。ただしそのチャンスが来るまでにピンチも何回となくある。

それを投手力や守備力で乗り切ったら、そのうちチャンスが来ます。

今日はその少ないチャンスをモノにして勝てたように思います。特に合宿で試した
ことが生かせたんやないかなと思うし、控えの選手もよく頑張っていました。

あぁ、総体でベンチ入りする18名を決めるのが難しいなぁ。

画像2

中3の連中と一緒に野球をするのもあと2ヶ月半となりました。考えると寂しいので
すが、最後の大仕事として、その18名を決めなければなりません。

特に例年になく学年の野球部が多い上に、中2の選手たちも試合で使えるように 
なってきたので、ある意味では嬉しい悲鳴と言えるのでしょうが、まぁ難しい。

毎週のように練習試合を組んでいますので、その中でいろいろと試してみて、その
18名を決めようと思っています。

春の大会では本番で力を出し切れなかった選手ですが、春合宿を経て、少しだけ
上手くなったような気がします。しかしこれで安心することなく、鍛えて参ります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

kimutatsu

もうすぐ「英語Ⅰ」が始まる

Posted on: 2010年4月16日(金) 15:15

東京にて

なんかえらい寒いですね。神戸は雨が降っています。週末は中華同文学校さんと
試合をするので晴れてほしいんやけど、どうなるんやろう。暖かくなればいいな。

ちょっとブログの更新が滞っていて、そのたびにメールを下さる方々がおられます。
お体は大丈夫でしょうかと。すみません、大丈夫です。健康そのものです。

宿題考査の採点やら、新学年の授業の準備やらで追われております。

というほどでもないけど。

中3の授業が始まりました。すでに3回終わりましたが、昨年度に引き続いて文法
を先に終わらせようというプロジェクトのもとで動いております。

英語Ⅰ『エレメント』をやる前に英文法を全てさっくり終わらせたいなと思っているの
ですが、今週の3回の授業で関係詞が全て終わり、あとは話法だけです。

それが終わったら『エレメント』に入ります。

全文暗唱。ただし、訳も構造もわけわからずに音読や暗唱をしても意味がないので
音読や暗唱をする前にいろいろな活動をしてもらうことになりますねん。

先日、チームキムタツのメーリングリストで、生徒たちに教科書の本文のCDを持た
せることの意味を質問された先生がいらっしゃいました。 

そりゃ音読をする際に聞くという用途もあるでしょうが、それだけやと勿体無い。

なので昨年の夏ぐらいから、英語Ⅰの教科書の使い方を考えてきたのですけれど、
まぁとりあえずこれでいくか・・・というところまでは来ております。

予習は不要。

復習を重視。

CDを活用。

速く進むことにはなんの意味も感じていないので、ゆっくりやりますが、1レッスンが
終わったら、その文章を完全に頭に入れ、『ユメ勉』に書いたとおり、アウトプットの
段階までできているようにしようと思っているのです。

ある先生からメールを頂戴しました。

予備校でやっているような講義形式で20年以上授業をやってきたが、力が付かず
いかに定着させるかということを考えて再出発しました、と。

僕も思考停止しながらやってきた気がします。今までやってきた方法に何の疑問も
抱かず、訳読式の授業のみで進めてきた気がする。

訳読も悪いわけではありません。日本語に直すということは大事だと考えています。

しかしそれだけだと英語Ⅰの教科書を使わず、英文解釈問題集を使えばいいやん
ってことになるのではないでしょうか。僕はそう思うのです。

来週の月曜日に『ユメタン』のテストをやり、関係詞の復習をして、火曜日から「話法」
をやることになります。火・水・木でそれも終わらせます。

つまり来週の木曜日で高校英文法の授業はすべて完了です。

そしてその後に『エレメント』を使って、授業をすることになるのです。やっと読解か。
なんか文法ばっかりやってきたので、「やっと」という感があります。

英語Ⅰの教科書で文法の復習もやりながら、4技能全てをアップさせます。今までも
「英語を使う」ことを意識してきましたが、これからはさらにブラッシュアップします。

 

(追記)実は第8回英語教師塾を5月15日(土)に灘校で行うのですけれども、
     ブログにアップする前に満席となってしまいました。チームキムタツの
     メーリングリストで先に流すのですが、3日間で70名が申し込まれました。
     今回のお題は「英語Ⅰの教科書を使ってどう授業をするか」でしたが、
     満席になってしまいましたので、大変申し訳ありません。
     次回は8月17・18日に東京で第9回英語教師塾を行いますけれども、
     またその時によろしくお願いいたします。定員は100名といたします。

 


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