子供の頃よりセミの鳴き声を聞いてるんじゃないかと思われる木村です。
ものすごいセミの鳴き声が目覚まし時計代わりになっています。
明日は朝から練習試合が灘のグラウンドでありますから、どっちにしても
早起きしなければならないのでいいんですけどね(汗)。
しかしセミ、お前ら飽きんやっちゃなぁ~ (´・ω・`)
1日中ジージー鳴いてる、その継続力に脱帽しております。
さて・・・
ここんとこグラウンドで野球の指導をしている時間が他のどの時間より長く
したがって「どうすれば上手くなるか」ばっかり考えているんですけどね。
考えれば考えるほど、結局スポーツも勉強も同じなのかなと。
例えば英語の読解力をつけるのに「精読ですか?多読ですか?」なんて
聞かれることがあります。精読はじっくり読む力。多読はその字のとおり。
授業で長文の指導をする場合は学年によって異なります。
高1高2で指導するのと高3で指導するのとでは違う。高1高2では精読を、
そして高3では多読を心がけることになります。
実際の読み方を説明するのは(つまりじっくり読むのは)高1高2で終わり、
高3では数多く解きながら、「読み方」だけでなく「解き方」を身に付けます。
自分で勉強する場合も同じです。まずは精読する力を養うことが大事です。
ある程度読めるようになれば、とにかく多読!
中には「これって文法的におかしいんじゃない?」というような英語だって
含まれているような文章まで読み込む。そして筆者の英語力を批判する。
そういうことまでできるようになれば、まぁまぁいっぱしの力がつきます。
野球の場合、例えば今は新チームになったばかりですから、「精読」時期。
つまり「どう投げるか」とか「どう守るか」や「どう打つか」が中心です。
ランナー3塁で点差が1点差のときは外野手の位置はここ・・・なんて風に、
練習を積みながら理屈を頭で覚えていく時期なのですね。
でもある程度の「精読」が終わったら、次は「多読」をしないとダメです。
つまり試合経験を積むことが何より大事です。試合をたくさん経験しつつ
頭でというよりむしろ体で覚えていくわけですね。
今は一応僕も監督として、「グラブはこう出せ!」だの「投げる時には膝を
割ったらアカン!」だの言うてるのですが、それは基本の基本ですね。
要するに「精読」をしてるのです。
いつになったら「多読」に入れるかなぁと思いつつ、その日を楽しみにして
日々グラウンドで選手たちの動きを見つめている毎日なのです。
そう言いながら夏休みには今のところ17試合を予定していますので(笑)
選手たちからは「もう多読やないのん?」という声が聞こえてきそうです。
いやいや、まだまだ多読ではありません。試合しながら慣れてってるだけ。
でもこの時期にこれだけ試合をこなすことが大事なのです。
勉強しながら模試を受けながらまた復習しながら・・・って感じですね。
実はこれ、仕事にも同じことが言えます。東大を出てても京大を出てても
例えば職場に赴任したときは誰もが未経験の新人ですよね。
それが教員であれ社員であれ医者であれ弁護士であれ、未熟なのです。
で、仕事の仕方を頭で覚えたら、次は場数を踏んだ人の勝ちです。場数を
踏みながら、いろんなパターンを頭ではなく体で覚えていくのですね。
特に大事なのは問題解決能力ですが、これは頭でわかっていてもダメで、
体に染み付いていないとどうしようもないケースのほうが多いですからね。
時として(というか多々)周囲の人たちに打たれながら覚えていくのです。
結局・・・
全てにおいて「精読」→「多読」の流れを身につけた人が、夢の実現に向けて
一歩ずつ前進していくのかなと思っている、今日この頃の木村なのです。
「楽して、何かいい方法を見つけて、うまく生きていきたいな」と思ってる人は
是非ともそういう方法なんてないんだと考えを改めてもらいたいなと思います。
そうじゃなくてまずは基本パターンを徹底して反復して身につけることですね。
そしてそれができたら、似たようなパターンをできるだけたくさん経験すること。
その法則が本当に理解できたら、たいていのことは成功するんじゃないかな?
と、僕は思っております。皆さん、がんばってくださいね。
でも結局、基本を潰す際にも「数」は必要になるんだよね・・・
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(追記)明日の試合後は、チームキムタツの面々に会いにいきます。
今年の夏休みはこういう用事が多くて楽しいですが・・・
パソコンが手放せません。凄いペースで仕事しとります。