先日、柴原先生(NHK放送通訳)・丸山先生(ラ・サール)・木村の3人
で4技能型テストのスピーキング問題を作っていました。
フェイスブックのメッセンジャーで意見交換しながら。
もちろん誰に依頼されたわけでもなく、現在のGTEC-CBTやTEAPの
スピーキング問題では、英語を話す力を図りにくいのではないかと
考えていたので、実際の使用場面を考えながら作ってみました。
一度、英語で答えてみてください。
目の前に外国人がいます。その人から尋ねられたと仮定して答えて
ください。それぞれの英語は目の前の外国人が発した質問です。
***********************
1. Will you explain why Japan was isolated for such a
long period in Edo era?
2. Why do Japanese people kill smart and cute creatures
such as dolphin?
3. A lot of Japanese people are against the idea of raising
consumption tax. But many of them support LDP. Why?
4. To what extent should high school teachers express
their own opinions on politics in schools?
5. Why doesn’t MEXT get to the idea of improving the students’
whole intelligence through studying English?
Preparation time: 5 seconds
Response time: 3 minutes per each question
***********************
それぞれの質問に答えるための準備時間を5秒にしました。
これは相手の質問に対して5秒以上沈黙していると、自然な会話
にならないだろうと考えたからです。
ちなみに1番は僕が実際にロンドンで質問されたことです。
英語を英語だけで学ぶのではなく、英語を通じて歴史や政治経済や
教育、社会の動きなどを語れるように学ぶべきではないでしょうか。
近くの駅に行くにはどうしたらいいか?という問いに答える練習だって
そりゃ初期段階では大切ですが、それって黙って地図を差し出しても
いいわけでして、必ずしも英語が必要なわけではありません。
英語が必要な場面を考えて、英語の問題は作りたいものですし、それ
を考えて、英語の指導をすべきではないかと思っています。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕が教えている中1生徒たちが高3になったときには
「尖閣諸島の問題を解決するにはどうしたらいいか」
「北方領土の問題がどのようにして発生したのか」
「神戸はすぐに復興したのに、東北の復興が進まない
のはなぜだと思われるか」
などについて英語で話してもらいます。