KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

言葉をたくさん覚えよう

Posted on: 2016年1月6日(水) 5:35

kino_umeda04

多読や多聴を通じてのみ単語や表現を覚えるのは、現代の高校
事情から言えばかなり厳しいと言わざるを得ません。

文科省の方で単語集を目の敵のようにされている人がおられる。
名前も存じ上げているのですが、ここには書きません。

そりゃ毎日3~5時間、生徒たちが英語だけやっていればいいの
であれば、その方法が一番健康的でいいと思うのです。

が、英語を毎日数時間読んだり聞いたりするだけの高校生って
あまりにもバランスが悪すぎます。

そもそも大学に入って勉強するのは理科や社会が多いのですね。
医学部や理学部、工学部でやるのは理科です。文学部英文学科
や外国語学部以外は英語そのものを研究するわけではない。

その子たちにとっては英語より大事な教科がたくさんあります。

その意味では単語集を最大限に活用しながら、多読や多聴したい
ものです。僕はそう思っています。

jun_fukuoka02

単語集をやるときは、特にセンテンスを重視することですね。

あまりにも短いフレーズ単位で覚えると、勉強している感はあるで
しょうけれども、長文読解や英作文の役には立ちにくいからです。

文章を読むのが苦手な生徒の場合、そもそも1文なら読めるのか
という問題があります。

まずは覚えた単語を使った英文の意味が取れるかどうかをやって
みることです。英文を正しく理解して訳せるのであれば、第一関門
は突破ということになります。トランスレーションです。

それができたら今度は自分が訳した日本文を、今度は英語に直す
ことです。これをバックトランスレーションと言います。

トランスレーションとバックトランスレーションを何度も反復すること
によって、即座にできるようになってきます。

クイックレスポンスです。

その力が上がってくると英語リスニングとスピーキングの力の土台が
できあがってくることになります。

読む書くだけではなく、聞く話すの力が上がると英語の勉強は楽しく
なっていきます。そこまで行くのはとにかく反復あるのみです。

柴原先生はプロの通訳ですが、彼も『ユメタン』を使ってトレーニング
をされているのです。まして我々はもっともっと反復回数を増やして
クイックレスポンスの力を高めることですね。

瞬間的に英作文ができるようになると、英語力は必ず上がります。

勉強時間より反復回数にこだわって、たくさん使える英語力を高めて
いってください。ちなみに僕も頑張ります。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみにある文科省官僚の方に『ユメタン』を褒めて
いただきました。とても嬉しかったです。

 


ACCESS COUNTER

Total 39387591 Hits!

▲PAGE TOP