英作文の解説をするときに気を付けないとダメなのは、どうしても
その問題の解説そのものに終始してしまうってことです。
その問題の解説はそりゃ大事なんでしょうけれども、それ以上に
重要なのは、どうすればその問題を生徒たちは解けるようになる
のかということでしょう。
その問題自体の解説を教員ができるのは当然です。
場合によっては手元に解答や解説を教員は持っていますしね。
大事なのはどういうふうに考えれば、それを英語にできるようにな
るのか、普段はどういう勉強をしなければならないのか、今のキミ
たちには何が足りないからそれが解けないのかを解説することの
ほうが絶対に大事だと僕は考えているのです。
灘校で普段授業をしているときも、そういう形で解説するようにして
います。『ユメタン』を覚えたはいいけど、それを生かせていないと
いう生徒の場合は覚え方が悪いわけですし、英文法の勉強をした
のに冠詞や前置詞を間違えている場合は勉強法が悪いのです。
英作文の授業はとても奥が深いのですが、まずは問題の解説より
「解き方」や「勉強法」を解説することになります。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日の午後から久しぶりに神戸に帰ります。