KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

世界で競う生徒を輩出する教育・・・灘中高

Posted on: 2016年6月28日(火) 17:13

nada050

読売新聞ONLINEで灘校の教育が取り上げられているのを見つけ
ましたので、リンクを貼り付けておきます。

灘校なんかエライ子らばっかりやねんから、どう教えたってできるよ
うになるわ!と言ってる残念な他校の先生方もおられるみたいやが、
それほど甘くないうえに、海外の大学に合格できる程度に育てよう
と思ったら、そのレベルにまで英語を話せるようにしようと思ったら、
授業だけではどうしようもないのですわ。

授業をベースにした、生徒たち自身の主体性=アクティブラーニング
が必要となります。

したがって(何度も言ってるが)アクティブラーニング型授業の導入
なんて言葉を聞くと、ほんまわかってへんなぁと思います。

アクティブラーニングってのは生徒たちの姿勢であって、教員の授業
スタイルのことではありませんねん。

授業中はSTUDYしかできません。

LEARNは授業以外のところでやりますねん。

それを主体的に取り組ませるための雰囲気づくりとでもいうのでしょ
うか、学校にはそれが必要やと思っています。

補習とかでがんじがらめにするような学校ではキツイと思います。

先生方が疲弊しているような学校でもキツイと思います。

文科省官僚たちには言うたのですが、灘校でどうしてそういうことが
できるかというと、教員に時間的な余裕があるからです。

余裕が与えられたのですから、こっちも努力しないとあきません。

たとえば東大の問題ぐらいは簡単に解ける程度の教科の力は必要
です。でないと教材研究に時間を取られすぎることになります。

普段から本を読んだり専門外の話を聞きに行ったりして、教員自身が
いろんなことを学んでおかないと、主体的学習の雰囲気は作れません。

自分の専門を鍛えるのは言うまでもないことですが、それ以上の見識
が必要です。で、多くの学校の場合、それをやるには先生方が
あまりにも忙しすぎます。雑用が多すぎる。

文科省官僚の人たちに言いたいのは、本当にアクティブラーニングを
学校の生徒たちに推進したいのであれば、先生方に大いなる自由を
与えて多くのことを学んでもらわないと絶対に無理やと思っています。

というわけで、前置きが長くなりました。

「世界で競う生徒を輩出する教育・・・灘中高」のリンクはこちらです

どうぞお読みください。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕は卒業生ではないので、客観的に灘校を見ていますが
少なくとも教員がとても働きやすい職場やと思います。

 


ACCESS COUNTER

Total 37986107 Hits!

▲PAGE TOP