KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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2020年度の教育改革について

Posted on: 2017年11月2日(木) 5:54

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アクティブラーニングな感じで授業をしております。という
より、アクティブラーニングじゃない英語の授業なんてのが
この世の中にあるならば、見せてもらいたいものだ。

さて、面談中の保護者との会話です。

木村:英検2級は取得されましたか。
親 :はい、昨年とりました。
木村:じゃあ、中3には早いかもしれんけど、準1級ですね。
親 :いえ、入試のときに不利になるので準1級はとりません。
木村:え?なんで?なにが不利になるの?

そのお母さんが言うには「だって入試改革で英検が導入されたら、
今持っている次の級を受けることになるって噂が流れています。
うちの子は2級を取ってしまったので、入試で準1級にしておか
ないと、いま準1級を取ってしまうと、入試では1級を受けなけ
ればならなくなるじゃないですか。」とのこと。

木村:いやいや、そんなことしたら勉強してない子が有利になり
ますやん。それはあり得ないので大丈夫です。

こういう会話を3人の保護者と行いました。

false rumorが流れているということですが、まぁ文科省の発表が
遅すぎるんですよ。ほんまに遅い。

親 :じゃあ、英検準1級取得したとして、それなのに高3にな
ったらまた同じ級を受けなければならないんですか?
木村:そうでしょうねぇ。文科省は発表してないけど。
親 :それって英検をやっている旺文社の経営のためですか?
木村:旺文社のためかどうかはわからないけど、経済再生のため
の教育改革ですからね。業者が儲かるようになっています。

文科省にはしっかりしてもらいたいものです。

文科省には共通テストですら作る能力がないのはわかりましたが
それよりなにより3年半後の入試がどうなるのか、まだ発表でき
ないでいるというのは、そりゃ加計問題や森友問題で大変かもし
れないけれども、子どもたちのことをもっと考えてもらいたいな。

資格を取得したのに、同じ資格をまた取得しなおさねばならない
生徒が出てくることを、文科省はどう考えているのかなぁ。

いくらカネがかかると思ってるんだろ。

それとも検定料も消費税増税とともにゼロになるのか?

官僚は国民のことをよく見て判断してもらいたいものです。

文科省の評価が地に堕ちていますが、教育再生という御旗を掲げる
のであれば、子どもたちが惑わないようにもっと早く動いたうえで
本当にみんなが納得のいく改革をしてもらいたいものです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
現在中3の生徒たちが現役のときは言うまでもなく、
高1以上の生徒たちが浪人すると、教育改革の波を
かぶることになります。

 


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