今年は生徒たちと一緒にロンドンに行くんですよ。7月から
8月にかけて約3週間。楽しみにしています。
昨日ある生徒が僕に話しかけました。
生徒:夏にロンドンに行きたいんですが。
木村:申し込めばいいよ。
生徒:人数が多いとどうやって選ぶんですか。
木村:英語力とか普段のやる気とか、まぁ諸々やな。
生徒:僕、やる気はあるんです。
木村:いいんじゃない?人間みんなそうだ。
生徒:自分なりに頑張っているつもりなんです。
木村:それもほとんどの人間がそうだ。
生徒:僕、選ばれますでしょうか。
木村:そんな遠い未来のことはわからないわ。
生徒:まーじーかー!
木村:自分なりに頑張ってる程度の頑張りじゃ無理かも。
生徒:じゃあどれぐらい頑張ればいいんでしょう?
木村:誰が見てもあいつは頑張ってると言われる程度で。
生徒:確かに。自分なりにって便利な言葉ですよね。
行く生徒たちを対象にして、英語を話す講座を放課後にやり
ます。これは66回生のときもそうやったのです。
ロンドンに行く生徒たちじゃない子でも参加できます。
ただ、みんな間違ってるのは、英語を話すのはそれほど難し
いわけではないんです。『ユメタン①』をやったうちの生徒
たちも「英検2級は『ユメタン①』をやっていれば楽勝」と
言っています。要するにあの程度の語彙があれば、基本的な
ことなら英語が確実に話せます。
問題はですね。むしろリスニングなんですよ。
自分だけで勝手に話しているわけにはいきません。
相手が何かを話す。
自分がそれに対して話す。
相手がまたそれに返事をする。
こういうことを相手が言ったんだなと認識できない人が好き
勝手に話していると会話が成り立ちませんよね。
相手:Where are you from?
自分:I’ve never been to your mother country.
相手:No, I’m wondering where you’re from.
自分:Oh, I am here from morning till night.
会話にならへん。
したがって上に書いた英語を話すための放課後講座はリスニン
グ力を伸ばすために行うという意味もあります。
話す力を伸ばしたければリスニング力を同時に伸ばす必要があ
るんですよ。スピーキングだけなら楽なもんです。
いずれにしても楽しみです。
僕も生徒たちに負けないよう、リスニングとスピーキングの力
を錆びつかせないようにしておこうと思っています。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ロンドンに行く生徒たちには集中的に語彙や表現を
たくさん覚えてもらいます。
I want them to arm themselves with a lot of words and expressions.