KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

言葉へのこだわり

Posted on: 2018年4月28日(土) 7:54

133

三浦しをんさんの『舟を編む』はお読みになりましたか?

辞書を作るって言葉への恋々たる気持ちがないとできない
のだなぁという感想が第一でした。自分も言語を扱う教員
ですので、こだわって使ってはいるのですが、あそこまで
こだわっているかと言われると、自分が恥ずかしくなります。

本を書く際にもかなりのこだわりがあります。

英単語を使う際も同様です。

句読点の使い方にもこだわりがあります。

上品な文章に出会うと自分の低さが嫌になります。
だから自分の文章を褒めて頂けると、無情の喜びを感じます。

writing1

最近、この本を各所でおほめいただいています。
通訳の柴原先生との共著です。英作文の本ですが、この本を
創るにあたって「日本語の得意な人」を探していました。

なぜなら英作文は日本語を「編む」作業でもあるからです。

岡山のある先生は「すべての英語科の教員がやるべき本」だと
表現してくださいました。ありがたい話です。

柴原先生のお知り合いの方(もともと編集者だったそうです)
が、この本に載っている35題を真剣にやりこんでくださり、
そのうえで感想をくださいました。
本当にありがたい感想でした。

プロの通訳との対談は自分にとって実にいい経験となりました。

緊張感を持って臨みました。

自分が「こういう表現もあるけど」と言ったときに、柴原さんが
「あぁ、それはいいですねぇ」と言ってくださると嬉しく、
逆に「それはちょっと違う」と言ってくださると、メモをとり
自分の認識とのズレを矯正することになりました。

対談ならわかりやすいかなと思って書きましたが、多くの方々から
本当にわかりやすいと言って頂き、感謝しています。

生徒向けに書いた本ではありますが、特に若い先生方が英作文の
勉強をするために使ってくだされば嬉しく思います。

まずは自分で英語に翻訳した上で対談をお読みください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
文字量が多いとは思いますが、楽しんで読んで頂けるはずです。

 


ACCESS COUNTER

Total 37984561 Hits!

▲PAGE TOP