今日は朝から暴風警報が発令されていました。台風の影響で。
灘校は遠くから通っている生徒もいますので、朝7時に警報が出てると休校なんです。
そんなわけで休校になりました。
暴風警報が出ているとは思えないぐらい晴天ではありましたが。
九州の人たちは大丈夫でしたでしょうか。
かなり事前に「でっかい台風やぞ」という告知がなされていましたね。
避難していた人たちも多かったようです。皆さんの無事を祈っています。
僕は家にいて、あることをしていました。
生徒たちが書いた共通テストの願書の下書きをチェックしていたのです。
ミスがないかどうか。
ミスがあれば朱書きします。といっても〇で囲むだけですけど。
ミスがなければサインして終わりです。
願書に直接書くのではなく、コピーに下書きさせるのですね。
そしてチェックした下書きを生徒たちは本物の願書に転記するのです。
これだけでもけっこうな時間がかかります。ひとクラス55人いますので。
休日もこうして教員は仕事をしてるということを文科省にはわかってほしい。
勤務時間なんて無いのだ。
ただ、好きで選んだ仕事ですからね。それが駄目だとは言わない。
でもなんでもかんでも「生徒のためなんだからやれ!」は違うと思います。
灘校なんてまだましなほうなんです。休みが多いので。
休みの少ない学校で働いている先生方の場合、マジかよというぐらい働いてる。
それは過労死レベルを余裕で超えてるぜといつも思っています。
管理職の仕事は、教員を管理することではありません。
教員が明日も出勤したいと思える学校の体制を作ることです。
学校の先生方は平日の夜も土日もなにかしら働いていることをお忘れなく。
優秀な人材が、特に公教育の教員を目指さなくなっているように思います。
日本の企業にすら就職せず、外資系企業を目指している大学生も多い。
この国は僕は大好きだけれども、勤勉という二字熟語に頼り過ぎだと考えています。
学校は特にそうです。
コロナの影響で生徒たちは気の毒だという声をよく聞きます。
そしてそれは確かにそうでしょう。
でも先生方だってかなり大変です。
不慣れな仕事も増えて、いっぱいいっぱいの方々が日本中におられます。
そういうことをクチだけではなく、正しく理解しておかないといけません。
師弟関係に於いて、師が疲弊していて弟が伸びることなどあり得ないからです。
新しい総理大臣には正しい教育改革をしてほしいと願っています。
安倍政権の教育改革では、誰も幸せにはならなかったはずです。
あの教育改革は頓挫してよかった。本当にそう思います。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございます。
いろんな学校からの講演依頼が増えてきました。
ZOOMではなく、リアルな講演を通じて、子どもたちに話しかけます。