KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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書店という文化

Posted on: 2021年2月2日(火) 6:40

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たとえば安倍さんや菅さんが本を出すとするじゃないですか。
もちろんご本人が執筆されるわけではないのですが。

そうすると自民党や支持者が書い取ることになるんです。
自動的に「売れる」状態が作れるんですね。

「売れていますよ」に日本人は弱いので、書店でも売れるんです。

ただ、一般の我々の場合は違います。
勤めている会社が買い取ってくれるわけではありませんからね。
フェイスブックにも書いたのですが、今まで本を出したことのない人、
あるいは出したことはあっても売れなかったという人、
こういう人はもう本が出せなくなってしまったんです。

この著者の本は売れる!という人しか出せなくなりました。

日本の文化レベルからすれば、良くないと思うんですね。
同じような本ばかりが書店さんに並ぶことになりますから。

同じような音楽ばかりが流れてくるのって嫌じゃないですか。
ショパンがあって、スタレビがあって、さだまさしもあるからいいのです。

本が売れなくなって、今そういう状態に日本はなっています。

皆さん、アマゾンではなく、日本の書店さんで本を買いませんか。
本屋がないんだよねという人もいらっしゃると思うんですけど・・・

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コロナ禍で困っているのは飲食店や旅行業者だけではありません。
たとえば書店さんも困っています。人が少なくなりましたから。

出歩かないというのはそういうことです。

それに書店散歩をする人も減ったそうです。

書店って待ち合わせをしたり散歩をしたりする場所じゃないですか。

そのどちらもなくなると、本の売り上げが落ちます。
言うまでもなく、営業時間も短縮となっています。

僕は物書きとして、日本のこの書店文化を守りたいです。
どこに行っても大きい書店さんがある国って、かなり少ないですよね。

ロンドンもニューヨークも、文具店に本がある程度のお店はあります。
また、コンビニで薄い雑誌が置かれているのも知っています。

しかし、日本のように巨大書店がどこに行ってもある国って珍しいですよね。
これは日本人の文化レベルの高さを表しているものだと思っています。
誇るべきことで、これからも維持していかねばなりません。

そんな折、悲しいニュースが飛び込んできました。
広島の巨大書店であるフタバ図書が別会社に事業を譲渡するそうです。

うーん・・・

それぞれの地域の書店さんを盛り上げていきたいなと思っています。
いろんな人と相談しながら、イベント等ができればと願っています。

すでにいくつかの書店さんと話はしているんです。
あとはコロナだけです。これが収束に向かえば。
でもおそらく今年中には収まるような気がしています。おそらく。

そうなったら、書店さんでワイワイ言いながら、お話ができればと思っています。
皆さんも「本を読みたいけど、何を読もうかな」という人はご参加下さい。

そのときを楽しみにしています。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
知性と教養を育てるために、本を読みましょう。
書店さんを守るために、書店さんで本を買いましょう。

 


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