生徒たちに発信力を身につけさせねばなりません。社会に出てからは
意見をはっきりと言える人が前に出ます。
いろんなタイプの人がいていいとは思います。
リーダーシップがあるというのは確かに褒め言葉です。
でも非リーダー性だって必要です。
リーダーの言葉に文句ばかり言っていてはダメで、リーダーに主体的に
ついていくのが非リーダー性です。
だからいろんなタイプの人がいていいとは思います。
でもリーダーであっても非リーダーであっても、自分の意見はちゃんと言
える人でないとダメです。周囲が迷惑します。
東大卒も何大卒も関係ありませんわな。
自由英作文を書かせると、英語以前の問題で困る生徒がいます。
意見がちゃんと書けないのです。
これは日本語も英語も関係ありません。英語が苦手でも意見は書ける。
ここまでの人生の積み重ねが大事です。ちゃんと意見が言えるようにな
ってほしいと、僕は生徒たちには願っています。
先日の中間考査では「affluenceとhappinessの関係について英語で
自分の意見を書きなさい」という自由英作文を出しました。
これは楽しんで採点しましたが、残念だったのは何も書いていなかった
生徒です。何も書いてないということは、そういうことに対して意見が言
えないのかと思われてもしょうがないと思うんです。
夏休みの補習では『東大英語ライティング&グラマー』を使って、自由英
作文のトレーニングをしようと思っています。
特に東大でよく出題される自分の意見を書く問題については、一学期か
ら何題か出して、チェックしてやろうと思っています。
大学入試なんかで人生は決まりません。
でも入試によく出る自由英作文の意見論述系の問題を使って意見を書き
ながら、社会に出たときの練習をさせるのもいいかなと思っています。
皆さんならaffluence(豊かさ)とhappinessとの関係について、どのよう
に自分の意見を英語でまとめますか?
ちなみに語数は50語から60語の間で述べよ、でした。
「豊かであっても幸せとは限らない。金銭的豊かさがあったとしても幸せ
でない人はたくさんいる」ということを例を挙げて説明している生徒。
あるいは「カネより大事なものはあるが、それを手に入れるには幾ばくか
のカネが必要だ」ということを例を挙げて説明している生徒。
今回の採点は楽しませてもらいました。
今日もブログを覗いてくださってありがとうございました。
ちなみに配点は満点が10点で、以下7点、4点、0点と
4段階の採点にしました。