KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

モノ創りの基本

Posted on: 2013年8月10日(土) 1:42

tominishi2

うーん、なんか長生きできそうな感じになってきたなぁ。ええぞ。
体調ばっちり。気力充実。快食快眠快便!

なのに2つの仕事がどうも進まん。

それはモノ創りの基本に反してるからやろうな。そう思う。

基本に立ち返って、しっかり創ろう。

全員の役に立つモノってツマランよね。

映画も小説も教材も。

そういうモノって売れへんしね。

どんなに有名な人の推薦があってもさ。

創った人からすれば、不思議に思うやろうけど。

こんなに皆に役に立つ本やのに!
皆に楽しんでもらえる映画やのに!って。

岩手で「木村先生の本は変わってるけど面白い」って言う
てもろた。これは最高の褒め言葉。

僕の本は学者な人からしたら「大したことない!」って思わ
はるかもしれへんね。

こんなもん、役に立つかぁ!って言うかもしれへんね。

理論的じゃない!って嘲笑うかもしれんね。

でもええねん。

英語ができる人たちは自分で何とでもできるやん。それに
英語ができる人は受験用問題集なんてしなくても伸びる。

yumetan08

僕は英語が苦手やった30年前の自分のために創ってるんや。

面白くなかったら勉強する気になれんかった自分に向けて
創ってるねん。大事なことは「やる気になるかどうか」の1点。

全く勉強する気になんかなれんかった。

あの時にこんな教材があったら、もしかしたら・・・と思って創る。

だからユメタンのマネして「日本語→英語」の順番に収録した
CDを付けて単語集を売り出した出版社があるらしいけど、そ
れはたぶんあまりうまくいかへんと思うよ。

おかげさまでユメタンは60万部超の大ヒット作品になった。

確かにコーパスもセンター試験の問題も全部チェックした。
そのうえで頻度を決めたし、ネイティブチェックは何度もかけた。

でもなぁ・・・それだけやないねん。

機能的なものも大事やけど、もっと大事なもんがあるんよね。

どうしてもやる気にならん子、いっぱいおるからさ。

その部分をセミナーでは伝え続けてる。どうすれば続けられる
んやってことを。

どんなに優れた教材でもやる気にならんかったら意味ないやん?

『東大英語リスニングSUPER』とかでもそうや。遊び心があって、
おもろいもん創ったろって気持ちで創った。雑音入りリスニング本。

何よりある生徒のために創った。『東大英語リスニング』だって
58回生の生徒が直訴してきたから創ったようなもんや。

こんなん売れんやろうなと思って、自分で面白がって創ったら
けっこう売れた。

やらしい気持ちで「みんなのために創ろう」なんて思って創ると
まったく売れない。きっとツマランからやな。

誰か1人の笑顔を頭に思い浮かべながら、ほんでもって自分
も楽しみながら、しっかりと創ろう。

なんで仕事が上手く進まんのやろうと思ってたけど、要するに
基本的な姿勢の問題なんやろうな。

よし、決めた。基本に立ち返って創ろう。

 

今日もブログにおいでいただき、ありがとうございました。
明日からしばらく行方不明になります。探さないで下さい。
携帯電話は携帯しません。15日の英語教師塾で会いましょう!

 


ACCESS COUNTER

Total 38032617 Hits!

▲PAGE TOP