うーん、なんか長生きできそうな感じになってきたなぁ。ええぞ。
体調ばっちり。気力充実。快食快眠快便!
なのに2つの仕事がどうも進まん。
それはモノ創りの基本に反してるからやろうな。そう思う。
基本に立ち返って、しっかり創ろう。
全員の役に立つモノってツマランよね。
映画も小説も教材も。
そういうモノって売れへんしね。
どんなに有名な人の推薦があってもさ。
創った人からすれば、不思議に思うやろうけど。
こんなに皆に役に立つ本やのに!
皆に楽しんでもらえる映画やのに!って。
岩手で「木村先生の本は変わってるけど面白い」って言う
てもろた。これは最高の褒め言葉。
僕の本は学者な人からしたら「大したことない!」って思わ
はるかもしれへんね。
こんなもん、役に立つかぁ!って言うかもしれへんね。
理論的じゃない!って嘲笑うかもしれんね。
でもええねん。
英語ができる人たちは自分で何とでもできるやん。それに
英語ができる人は受験用問題集なんてしなくても伸びる。
僕は英語が苦手やった30年前の自分のために創ってるんや。
面白くなかったら勉強する気になれんかった自分に向けて
創ってるねん。大事なことは「やる気になるかどうか」の1点。
全く勉強する気になんかなれんかった。
あの時にこんな教材があったら、もしかしたら・・・と思って創る。
だからユメタンのマネして「日本語→英語」の順番に収録した
CDを付けて単語集を売り出した出版社があるらしいけど、そ
れはたぶんあまりうまくいかへんと思うよ。
おかげさまでユメタンは60万部超の大ヒット作品になった。
確かにコーパスもセンター試験の問題も全部チェックした。
そのうえで頻度を決めたし、ネイティブチェックは何度もかけた。
でもなぁ・・・それだけやないねん。
機能的なものも大事やけど、もっと大事なもんがあるんよね。
どうしてもやる気にならん子、いっぱいおるからさ。
その部分をセミナーでは伝え続けてる。どうすれば続けられる
んやってことを。
どんなに優れた教材でもやる気にならんかったら意味ないやん?
『東大英語リスニングSUPER』とかでもそうや。遊び心があって、
おもろいもん創ったろって気持ちで創った。雑音入りリスニング本。
何よりある生徒のために創った。『東大英語リスニング』だって
58回生の生徒が直訴してきたから創ったようなもんや。
こんなん売れんやろうなと思って、自分で面白がって創ったら
けっこう売れた。
やらしい気持ちで「みんなのために創ろう」なんて思って創ると
まったく売れない。きっとツマランからやな。
誰か1人の笑顔を頭に思い浮かべながら、ほんでもって自分
も楽しみながら、しっかりと創ろう。
なんで仕事が上手く進まんのやろうと思ってたけど、要するに
基本的な姿勢の問題なんやろうな。
よし、決めた。基本に立ち返って創ろう。
今日もブログにおいでいただき、ありがとうございました。
明日からしばらく行方不明になります。探さないで下さい。
携帯電話は携帯しません。15日の英語教師塾で会いましょう!