KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

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いじめ

Posted on: 2018年2月7日(水) 14:00

hiroshima06

昨日は研修日だったので久しぶりに1日自宅におりましたが、
新聞に広島市の市立中学校で昨年7月に3年生の女子生徒が
校舎から転落死した問題を扱った記事がありました。

「いじめがあった」という調査結果を発表したことを受けて
校長先生が会見し、謝罪したとありました。

うーん・・・謝罪は当然としても、お亡くなりになったんで
すよね。生きている間になんとかしてやれなかったものか。

親御さんの悔しさは想像を絶するものがあるでしょうに。

女子生徒へのいじめは入学当初からあったものの、学校側は
いじりやからかいと捉えて「いじめという認識はなかった」
ということが書かれていました。

気になったのは「以前から本人や両親から相談を受けていた
ものの」とあることです。

学校としては、本来であれば本人や保護者から連絡があれば
委員会などを設置して早急に対策に乗り出すはずなのです。

少なくとも灘ではそうしています。

いじめって、いじめている側はいじめていると思っていない
ケースが多いからです。第三者もそうです。いじめているわ
けではないよなぁって思いがちなんです。

1人だけはわかるんです。いじめられている人です。

学校だけでなく会社などでも同じことがあります。わかるの
はいじめられている側だけなので、発覚しにくいんですよね。

kobe01

この中学校の場合、本人や両親から相談があったということ
ですので、対応が甘かったと言わざるを得ません。

とても残念です。どうして対応しなかったんだろ。

いじめって悪質な場合も含め、顕在化しにくいんですよ。
本人や両親は勇気が要るかもしれませんが、学校に相談して
ください。学校の教員はいじめに敏感になっていますから、
本人(や親)から相談があれば、徹底的に解明するはずです。

それと周囲の人たちです。

いじめられている子がこういう形で亡くなってから調査が始
まって顕在化しないためにも、周囲の人たちも先生に報告に
行くべきです。「ちくる」とか「ちくられた」とか、つまら
ない言葉で自分の卑怯さをごまかさないようにしたい。

学校サイドは、いじめている側が何と言おうとも、いじめら
れている人が「いじめられている」と言えばいじめ確定なの
ですから、しっかりとした対応をすべきです。

いじめられている人たち、もしもどんなに訴えてもなかなか
それがなくならない場合、学校なんか行かなくてもいいので
す。自分の命を何より大切にすることを考えてほしい。

生きててナンボですわ。というか、生きてるだけで丸儲けな
んですわ。死んだら終わりでっせ。

せっかく生まれてきたのですから、人生を楽しみましょう。

学校に行って辛い思いをするぐらいなら、そんな学校は捨て
てしまって、もっといい学校に移りましょう。選択肢なんか
いくらでも人生にはあるのですよ。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
かく言う僕も背が低いのでよくからかわれましたが、
背が高い奴には「鼻の穴が丸見えやで」などと反撃を
していたので、特にいじめられてはいませんでした。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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できそこないが教員になってよかった

Posted on: 2018年1月30日(火) 20:43

nagara

高1の途中ぐらいから学校が嫌で嫌でたまらなくなりまして。
たぶん高2のときは60日~70日は欠席したんちゃうかなぁ。

幸いにしてぜん息を患っておりました。

おかげで朝から咳をすると、両親が「無理するな」と言うて
くれるんです。親が無理するなって言うのに無理したらあき
ませんやろ。だから休んで、家で本を読んでいたんです。

当時の自分が今の学校に行ってたら「不登校」っていう印鑑
を押されてたんちゃうかな。

教員になってよかったと思っています。

恵まれているくせに努力せず、親に悪態ついて甘えてる生徒
はあまり好きではありません。堕ちるところまで堕ちたほう
がその子のためになるのではないかと思っています。

無理して東大に入れるために補習に補習を重ねるのは、その
生徒のためにならないと思っています。

今の僕が当時の僕を見たら、きっと放置すると思います。

教員になってよかったと思っています。

能力とは無関係に、一生懸命生きてる生徒が大好きです。

なんだかんだ理由をつけて勉強しない生徒、努力しない生徒
を見ると、自分を見ているみたいで悲しくなります。

そんな生徒には面談を何度かしますが、それでも努力しない
生徒は、申し訳ないが、どんどん堕ちろと願っています。

救い過ぎるのは良くない。

堕ちてわかることが多々あるのです。

日本の学校は、僕は救い過ぎだと思っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
面倒見のいい先生がいい先生だと思われている時点で
日本の教育は完全に間違っています。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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生徒たちとの会話

Posted on: 2018年1月25日(木) 16:24

supplementary

 

先日の授業での生徒たちとの会話です。

木村:自分ら、少子高齢化って知ってるわな?
生徒:そりゃ知ってるわな。
木村:女性の1/3が65歳以上って知ってた?
生徒:え?いま?
木村:そうそう。というか、2017年の時点ですでに。
生徒:やばくないっすか?
木村:ちなみにさ、2020年っていうと?
生徒:オリンピックですが。
木村:その年に女性の半数が50歳以上になる。
生徒:・・・
木村:その人たちが子どもを産む確率は低いので・・・
生徒:つまり少子化はさらに進んでいく。
木村:2024年になると国民の1/3が65歳以上。年金生活。
生徒:国民の1/3が65歳以上!
木村:それを残りの人たちが年金で支えることになる。
生徒:19歳以下は払わんのだから、無理じゃないですか?
木村:普通は無理やろうな。あと数年で破たんする。
生徒:あるいは消費税を20%に上げるとか。
木村:20%では低いやろうな。
生徒:まじでやばくないか?
木村:世界でここまでの少子化は日本だけなんよね。
生徒:人口爆発と食糧危機が話題になってるってのに。
木村:移民を受け入れるか。あるいはアメリカの州になるか。
生徒:中国に吸収されるとか。
木村:ないと思う。問題は日本人が8000万人程度になると。
生徒:移民が4000万人とか?
木村:そういうことやな。高齢化のピークは2042年。
生徒:その年にはどうなる?
木村:俺は78歳。まだ死んでないと思う。
生徒:殺しても死なんくせに。どうなるんですか?
木村:日本最大のピンチと言われてるなぁ。
生徒:どういう点で?
木村:自分で考えたほうがいいよ。来週ある本を紹介する。

というわけで、明日『未来の年表』(講談社現代新書)を
生徒たちに紹介する予定でおります。

よかったら皆さんもお読みください。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました!
すでに40%以上の私大が定員割れを起こしております。
国立大学の倒産が始まると言われておりますが・・・

 


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相馬に来ています

Posted on: 2018年1月8日(月) 4:03

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毎日毎日飽きずに彼女は戦っております。うさぎのぬいぐる
みと。なんか暴れてるなと思って仏間を覗くと、さくらと
だいたい同じぐらいのサイズのぬいぐるみと戦っています。

フェイスブックには動画をアップしたんですけどね。

さて、福島にきております。関西に比べるとやっぱ寒いです。

今日は第10回ふくしま高校生無料セミナーなのです。

今日は相双地区の高校生たちが中心に参加してくれます。

福島のことを知らない人もたくさんおられると思うのです。
海側の地域のことを浜通り、福島や郡山がある中央の地域の
ことを中通り、そして会津という3つの地域に分かれている
のが福島県なのです。

奥羽山脈と阿武隈高地が3地域に分断しているからですね。
海側を浜通り、2つの山地に挟まれている中通り、それから
日本海側の会津の3つです。

相双地区というのは浜通り地方に属しています。

◎相馬地域:相馬市、南相馬市、新地町、飯舘村
◎双葉地域:広野町、楢葉町、川内村、富岡町、大熊町、
双葉町、葛尾村、浪江町

地震関連のニュースでよく出てくる地名が並んでいるでしょう?

今日はそういう地域の生徒たちが来るのです。

あの子たちに英語を通じて人生をいろいろ考えてもらうつもり
でおります。英語を学ぶというより、英語を通じて自分の人生
を考えることこそが、英語教育の最大の目的なのです。

しっかり考えてもらいます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
英語そのものも勉強するのですが、昨日書いたとおり、
自動翻訳機のおかげで勉強の方向性が変わりました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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NHKニュースを見て考える

Posted on: 2018年1月7日(日) 7:49

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さっきNHKニュースでやっていたのですが、オリンピック
に向けて自動翻訳機の精度が完成段階にきているそうです。

すでに実用化され、無料アプリを使えば沖縄の方言まで英語
にほぼ完璧に直せるようになっていました。タクシーの運転
手さんが使っておられましたが、なんの不自由もなく使いこ
なせるレベルにまでになっているんですね。

文科省、4技能って言ってるけど、こうなるといよいよ読む
力と書く力が求められるようになりますね。

グローバル社会になると、特に時差を意識することになりま
すので、電話などで話すことは少なくなります。

むしろメールなどで書いたり相手からの返信を読んだりする
力が求められるようになるでしょう。

特に海外旅行レベルの英会話なんて、勉強しなくてもアプリ
さえあれば全く問題ありません。もちろん英語が話せれば
それはそれで便利ではあるんでしょうけれども。

ちなみにそのアプリ、30か国語に対応しています。

そうなると我々は何のために英語を勉強するんでしょうね。

あるいは果たして英語の勉強でいいのでしょうかね。

いろいろと考えております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
今日は福島に移動して、明日の福島高校生無料セミナーに
備えます。前川君に福島第一原発を案内してもらいます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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ゲーム症・障害

Posted on: 2018年1月4日(木) 9:29

akita05

昨日の朝日新聞DIGITALに配信されたニュースについて書きま
す。ネットゲーム依存が疾病指定されるというニュースです。

**********
インターネットゲームなどのやり過ぎで日常生活に支障を
きたす症状について、世界保健機関(WHO)が2018年、
病気の世界的な統一基準である国際疾病分類(ICD)に
初めて盛り込む方針であることがわかった。

(中略)

最終草案では、ゲーム症・障害を「持続または反復するゲ
ーム行動」と説明。ゲームをする衝動が止められない
▽ゲームを最優先する▽問題が起きてもゲームを続ける
▽個人や家族、社会、学習、仕事などに重大な問題が生じ
るーーを具体的な症状としている。診断に必要な症状の継
続期間は最低12か月。ただ特に幼少期は進行が早いとして
全ての症状にあてはまり、重症であれば、より短い期間で
も依存症とみなす方針だ。
**********

灘の職員室では何年も前から「ゲームはドラッグと同じ」とい
う先生もおられます。僕自身もかなり問題視しています。

この度、正式にGaming Disorder(ゲーム症・障害)という病気
として認定されたのは、解決に向けての大きい動きだなと思い、
高く評価しています。

ただ問題は・・・

当の本人が「俺は違う、私はそんなのではない」と思わなければ
まったく解決しないのです。

家族で話をして、勉強に差支えがある状況でもゲームをしている
という子には少しずつスマホを触る時間を減らし、最終的には
スマホを使わない期間を作るなど、努力が必要でしょうね。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕は面談で「ゲームがやめられない」という生徒には
それは病気なんやでと言うことにしています。
言われた方は笑いますが、まずいと思っていながら
止められない以上、それは病気ですわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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動機

Posted on: 2018年1月3日(水) 11:16

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冬休みを満喫しております。以前買っておいた英語の本を
読み始めたのですが、非常に参考になりますね。

生徒向けに書かれた本もいいのですが、ビジネスマン向け
に書かれたものが参考になります。

英語ばかりやっていられない人たち向けというのでしょう
か、大事なのは仕事であって英語はそのためのツールでし
かないんだけど、毎日何時間も勉強できないという人向け
という本が非常に役に立ちます。

なぜなら生徒たちも同じだからです。

英語ばかり毎日2時間も3時間も勉強していられませんわな。

iki01

英語は日本語やフランス語と同様に、人とコミュニケーショ
ンをとるための道具なのです。

大事なのは道具ではなくて、コンテンツのほうです。

英語ばかりやっていられないというビジネスマンと、英語ば
かりやっていられないという中学生や高校生は、もちろん全
く立ち位置は違うのですが、しかし「英語ばかりやっていら
れない」という点では似ているんじゃないでしょうか。

我々教員は、英語を勉強しなさいという前に、生徒たちにとっ
てのコンテンツを大切にしながら、ではどうして英語が道具
然となりうるのかを説明することが大事ですね。

でないと、いきなり金づちを渡されて「釘を打つ練習をしろ」
と言われたって、その先にあるものがわからなければやる気
も続かないですからね。

自分で作った家具に囲まれて暮らしたい。ついては金づちや
のこぎりの使い方についてちょっと勉強しようと言われたら
なるほどという気持ちになるものです。

英語を勉強する理由は人によって異なります。

海外旅行のときに困らないようにするためという人の場合は
あっという間に勉強は完結します。海外旅行程度で使う英語
なんて、大したことはないからです。

英語を使って仕事をしたいという人の場合は何年も何年も英
語の勉強をして、知識を増やすことになります。

今の僕と同じ状態になるわけです。僕でさえ、英語の表現力
がもっと身に付かないと駄目だなと思っているのです。

まして18歳やそこらで身に付くはずがありません。

なんのために勉強するのかを意識するところから始めないと
英語にしても数学にしてもやる気は続かないですよね。

僕は英語の勉強をしておかないと仕事にならないものですか
ら、ほぼ毎日ずっと英語の文章を読んだり英語を話したりし
ています。でないと生徒たちに負けてしまいます。

それでは英語で飯を食ってるとは言えません。

受験生たちは勉強の意味を考えて勉強しましょうね。

外発的動機でも内発的動機でも構わないのです。

大事なのは動機も理由も何もなくて始めても長続きしないと
いうことなのです。あなたはどうして勉強しているのですか?

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
英語ができないと将来困ることになると思っているとしたら
それはおそらく幻想です。それほど困りません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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沖縄の子たちとともに

Posted on: 2017年12月30日(土) 20:00

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沖縄から戻ってきました。写真をご覧ください。

沖縄の高校生120名が集まって、英語と国語の勉強法について
学びました。高1と高2に分かれて学んだあと、最後は全体会
という形で、どうして僕たちは学ぶのかという話をしました。

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大学と高校の学びはどう違うのか、どのように大学を選べば
いいのか、大学で何を学ぶのか、そしてどう生きるのか。

そういうことに対して、僕のほうから話をしました。

生徒たちは、最初は笑いながら聞いていたのですが、最後は
真剣な表情で人生について考えながら聞いてくれていたよう
に思います。

宮古島にある宮古高校や県北にある名護高校からの参加者も
多かったですし、沖縄県の進学校である昭和薬科大付属や
県のトップ校である開邦や球陽からの参加者も多かった。

今までで一番多い生徒たちが集まってくれました。

最後に「なぁ、みんな、今日の勉強会、冬休みにも関わらず
来てくれたんやけど、多少は役に立ったかなぁ?」と聞くと
大きく頷いてくれたので、本当にほっとしました。

あの子たちにまた会えればいいなと思っています。

なかには「先生、うちの学校に来て話をしてほしい」と言っ
てくれた男子生徒がいました。これも嬉しかったです。

2017年の最後にいい思いをさせてもらいました。

彼らも「いい勉強会に出たな」と思ってくれていれば嬉しい
です。国語の伊佐先生(興南)ともそう話していました。

お世話になった沖縄の人たちに深く感謝しています。

本当にありがとうございました!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
私学教育振興会の金城さんにもお世話になりました。
感謝しております。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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教員も学ぶのだ

Posted on: 2017年12月14日(木) 5:42

osaka1

先日の大阪セミナーの写真です。100名ほどの先生方がご参加
くださいました。ありがたいなと思っております。感謝感謝。

よくいろんな人のフェイスブックを見ていると「誰それのセミ
ナーに行ってきた」というエントリーがあります。

「キムタツセミナーに行ってきた」的な感じですね。

そして僕と撮影した写真とか、あるいはテキストの写真などを
アップされていたり、行き帰りの様子をアップされていたり。

それに対して「いいね」をクリックしている人たちや「凄い!」
的なコメントをされていたりするのです。

でも講師の立場からすると、確かに参加して頂くのは嬉しいの
ですけれども、また参加したそのこと自体も「いいね」なので
すけれども、結果的に授業が上手くならないと意味がないわけ
でして、セミナーに参加することそのものが目的になってしま
うとまったくの本末転倒だと思うんです。

そういう意味では、コメント欄に「何度も参加させていただい
ているが、生徒たちが変わってきた」的なことを書いてくださ
る先生方がいらっしゃるのですが、それは嬉しいですね。

今日はこれからサンダーバードに乗って、富山にまいります。

『ユメタン』を使ってくれてる富山高校の生徒たちに会いに。

それが終わると富山の先生方が60名ほどお集まりになっている
そうですので、その前で1時間だけですが、4技能を高めるた
めの指導について話をさせていただきます。

富山と言えば、東京大学にたくさんの生徒を輩出している県で、
戦後からずっと教育熱心な県の1つです。

都道府県別の東大合格者ランキングでは、東京、奈良、神奈川、
兵庫に次いで第5位の県なのです。

僕が教えるというよりも、富山の先生方にいろんな話を聞いて
自分の生徒たちの指導に生かそうと思っています。

教員も学ぶのです。僕も学び続ける。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
では準備します!

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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出席カードを読んでいて

Posted on: 2017年11月23日(木) 13:43

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セミナーをやるときは必ず出席カードを書いて頂いています。

学校名と学校所在地とお名前を。そしてメッセージの欄には
今日のセミナーの感想や僕への手紙を書いて下さいと言って、
ほとんどの方々がお礼の言葉や感想を書いて下さいます。

先日のセミナーの出席カードにこう書いた先生がおられます。

*****************
勉強の指導をあまり熱心にやり過ぎると部活動ができない
から困ると同僚に言われていて、ストレスが溜まっていた
ので、とても気持ちがすっといたしました。
*****************

学生の本分は勉強をして立派な人になって、そして社会的な
還元を行うことです。要するにひと様のお役に立つ人間に
なることです。それは間違いありません。

ただし、英語の勉強や数学の勉強ではなく、ある生徒は体育
の勉強や音楽の勉強をしっかりして、人に感動を与えられる
人間になることもあろうかと思います。

どの勉強をして社会的還元をするのかは、自分で決めればい
いわけでして、学校はそれを見つけるために1日に6時間が
与えられているのです。全てができなくてもいい。自分自身
の人生の方向性を見つけるために6時間あるのです。

部活動は「課外活動」なのです。

漢字を見れば一目瞭然です。

だから教員が指導する必要もないのです。課外なのですから
外部コーチが指導することも多々あります。

勉強の指導をし過ぎると部活動ができないから困ると教員が
言うという学校(その学校は公立高校でした)は凄いです。

そんな学校に入学した子はたまったもんじゃないですね。

そりゃ中には諸般の事情があって、勉強が手につかない生徒
だっています。しかし教員が「勉強の指導をし過ぎると」
なんて言うのは絶対におかしい。

学力の低い生徒たちが集まる学校でさえも、否、だからこそ
しっかりとした授業をしてやらないと。

そういう発言を許している管理職が怠慢なのかもしれません
けれども、その先生には「頑張ってください」という意味で
お葉書きをお出ししました。

いろいろありますね。

今日は久しぶりのオフです。朝から起きて原稿を書いていま
す。もうちょっとしたらスポーツジムに出かけます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
体重が落ちたので、走るのが苦痛でなくなりました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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