KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

カテゴリー別アーカイブ: 教育全般

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Keep On

Posted on: 2017年11月4日(土) 8:23

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それほど寒くもなく、かと言って暑くもなく、今はいい季節
ですね。そういう僕は少し風邪気味なので気をつけます。

ダイエットは順調です。

9月1日に65.1kgだったのですが、現在は60.8kgです。

無理なダイエットは続きませんので、ゆるやかに行っていま
すので、きっと続けられるでしょうし、今年が終わる頃には
59kg程度になっていることでしょう。

どんなことでも「こうすれば必ず」という方法を知っている
ことは大事ですね。「必ず」なんてことは人生にはない!と
おっしゃる方もおられるんでしょうけど、ダイエットとか
英語の勉強程度であれば、「必ず」は存在します。

問題はその方法を続けられるかどうか、そっちの方が大事な
わけでして、多くの方がダイエットや英語の勉強に失敗する
のはそこの部分です。

新しい方法を見つけた!と言って喜んでも、要は続くかどう
かがポイントなので、その新しい方法も失敗に終わります。

生徒たちには英語の勉強法を全員均等に伝えています。

伸びないと言っている子は残念ですが、続けているの?を問
うことになります。日々やってるか?と。姿勢として甘いと
ころはないのか?という問題です。

野球が強くなって甲子園に出たい強豪校の生徒は毎日練習が
ありますし、オリンピックに出たいというアスリートもそう。

勉強は毎日続けられないとすれば、それは甲子園にそれほど
出たくない野球部員やオリンピックなんて無理と思っている
アスリートと同じなので、それならば入れる大学に適当に
入ればいいんじゃないのかということになります。

頑張っている子、頑張れる子を育てていきたいなと思ってい
ますし、そのためには楽しいだけじゃなく、とりあえず毎日
少しでもいいからやるのだというメンタルの強さを求めたい。

進学校の教員としてはそう思っています。

方法は大事。でも続けるためには強い精神力が必要です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
きっとそれはスポーツも音楽も仕事も全部同じなんでしょうね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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2020年度の教育改革について

Posted on: 2017年11月2日(木) 5:54

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アクティブラーニングな感じで授業をしております。という
より、アクティブラーニングじゃない英語の授業なんてのが
この世の中にあるならば、見せてもらいたいものだ。

さて、面談中の保護者との会話です。

木村:英検2級は取得されましたか。
親 :はい、昨年とりました。
木村:じゃあ、中3には早いかもしれんけど、準1級ですね。
親 :いえ、入試のときに不利になるので準1級はとりません。
木村:え?なんで?なにが不利になるの?

そのお母さんが言うには「だって入試改革で英検が導入されたら、
今持っている次の級を受けることになるって噂が流れています。
うちの子は2級を取ってしまったので、入試で準1級にしておか
ないと、いま準1級を取ってしまうと、入試では1級を受けなけ
ればならなくなるじゃないですか。」とのこと。

木村:いやいや、そんなことしたら勉強してない子が有利になり
ますやん。それはあり得ないので大丈夫です。

こういう会話を3人の保護者と行いました。

false rumorが流れているということですが、まぁ文科省の発表が
遅すぎるんですよ。ほんまに遅い。

親 :じゃあ、英検準1級取得したとして、それなのに高3にな
ったらまた同じ級を受けなければならないんですか?
木村:そうでしょうねぇ。文科省は発表してないけど。
親 :それって英検をやっている旺文社の経営のためですか?
木村:旺文社のためかどうかはわからないけど、経済再生のため
の教育改革ですからね。業者が儲かるようになっています。

文科省にはしっかりしてもらいたいものです。

文科省には共通テストですら作る能力がないのはわかりましたが
それよりなにより3年半後の入試がどうなるのか、まだ発表でき
ないでいるというのは、そりゃ加計問題や森友問題で大変かもし
れないけれども、子どもたちのことをもっと考えてもらいたいな。

資格を取得したのに、同じ資格をまた取得しなおさねばならない
生徒が出てくることを、文科省はどう考えているのかなぁ。

いくらカネがかかると思ってるんだろ。

それとも検定料も消費税増税とともにゼロになるのか?

官僚は国民のことをよく見て判断してもらいたいものです。

文科省の評価が地に堕ちていますが、教育再生という御旗を掲げる
のであれば、子どもたちが惑わないようにもっと早く動いたうえで
本当にみんなが納得のいく改革をしてもらいたいものです。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
現在中3の生徒たちが現役のときは言うまでもなく、
高1以上の生徒たちが浪人すると、教育改革の波を
かぶることになります。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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目標を潰す!

Posted on: 2017年10月25日(水) 19:03

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今日、中間考査の返却をしました。平均点は65.4点でした。
まぁまぁなんでしょうけど、作問者からすれば悪いという
感想を持ちました。特に下位50人ぐらいは。

成績の分布も配布したので、それぞれの生徒は想いを持つ
ことにはなったでしょう。だいたい毎年灘校から現役で
東大に80名程度。そのうち高校から入ってくる生徒たちを
考えると、現時点では60~70番ぐらいにはいたいとか。

われわれ教員サイドは現時点での席次なんて気にしません。

でも生徒たちは目標を持つことが何より大事なので、一応
席次についての話はすることにしています。

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目標もなく「がんばる!」なんて言ってもあまり意味のな
いことですからね。何をがんばるねんということです。

「がんばる」なんて抽象的な言葉でわれわれプロも騙され
ません。次はがんばります!とかね。

そういう抽象的な言葉しか言えないようでは、次も期待で
きないのです。まずは目標があり、それをベースにして
何をいつまでにどうするのかという計画性があるのです。

今週中にこういうことをするとか、今月中にこういうこと
をするとかいった小さい目標と計画を積み重ねることしか
できないのです。そうでないと伸びないのです。

でも彼らはたかだか中学入試に合格した程度のレベルなの
でわからないんですよ。勉強の仕方というか意識の持ち方
というか、そういうものがわからない。

特に小学校時代、自分でやるのではなく、親とか塾講師に
管理されていたタイプの子たちは。

だからこちらとしては目標の置き方や計画性や勉強の積み
重ね方について、ことあるたびにレクチャーすることにな
ります。ここまではみんな平等に情報が与えられます。

そして自分の力で目標をもたせたり計画を作らせたりして
お尻を叩くことになるのです。そういう目標や計画をこち
らでチェックするような間抜けなことはしませんが。

あとは本人のやる気次第ですね。

それについてはまた書きます。大きい目標や小さい目標を
つぶしながら、僕らは生きてるわけで、それがないと日々
がなんとなく生きることになります。

勉強も何もかも同じですよね。

皆さんの目標はなんですか。

僕はとりあえず小さい目標ですが、著作を100冊にします。

そこから見えてくるものがあるかなぁと思っています。

それにその目標があれば「なんとなくだらだら生きている」
という状態になることはないかなぁと思っているのです。

とりあえずは長期的な目標を持ち、それを細分化すること
によって、今年はこれだけやろう、来年中にこれをやろう
という計画が見えてくるのではないでしょうか。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
面談しているのですが、「やる気にならない」という子は
ある意味可哀想です。子どもってもっとキラキラしてるのに。

 


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4技能型試験の導入と授業と

Posted on: 2017年10月15日(日) 6:47

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高知駅前のホテルにおります。どうやらまだ外は雨みたいです。
今からバスに乗って龍馬空港に行き、名古屋に向かいます。

あれ?上の写真の左下に見える銅像3体はありゃなんだ?

どうやら高知が輩出した幕末の志士たちですね。

拡大してみよう。

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左から武市半平太、坂本龍馬、中岡慎太郎です。

何をした人たちなのか知らない人は自分で調べてくださいね。
調べる楽しみを奪いたくないので、ここには書きません。

日本史の教科書ではあまり大きく取り上げられることはない
ようですが、彼らの果たした役割は小さくありません。

昨日のセミナーは40名の先生方がご参加くださいました。

高知だけでなく愛媛や徳島、香川からご参加くださった先生
もおられました。兵庫県からお出でくださった先生も。

英作文の指導法ですが、4技能型の試験が導入されるとなる
と、対策中心の授業をする先生もおられるんだろうなと。

でもそれでいいのか?教育者として。

民間の試験寄りになってしまった文部科学省は責められると
しても、教育者が試験対策をしてばかりでいいのでしょうか。

大切なのはどんな試験が行われても対応できる、真の英語力
を涵養してやることではないかと僕は思っています。

そもそも英検やGTECって、目的ではないですよね。

今どれだけの英語力があるんだろうと思って受けるようなも
のであって、そこが目的になると教育が歪みます。

まして教員側が対策ばかりやって英検やGTECのための授業
をしたところで「使える4技能の英語力」は身に付きません。
対症療法で何かがインプルーブすることはあり得ない。

そうは言っても生徒たちのレベルがねと言っているようでは
生徒たちの英語力が伸びるわけがありません。教員失格。

低い生徒たちの学力を伸ばすのが僕たちの仕事なのですから。

昨日はそんな話もさせていただきました。

今日は名古屋です。

セミナーの前に名古屋に住んでいる娘と昼食をとることにな
りました。とっても楽しみです。

では出かけます。皆さん、今日も良い一日を!

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
9月1日に65キロあった体重が60.8キロまで落ちました。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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義務教育からの卒業

Posted on: 2017年9月21日(木) 23:13

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今日、生徒たちに話したことです。「自分ら、今は中3やん。
ってことは来年の4月からは勉強が義務じゃなくなるんやな。
さらに勉強したいなと思っている人は高校に進もうぜ」と。

高校は自分の意思で「勉強したい」と思って進む教育機関の
はずなのです。国が「勉強しろよ」と言っているわけでは
ないのです。あくまでも自由意志で学ぶための機関です。

学校に通うことが義務ではなくなる。

こっちはそのつもりで授業をするし、そのつもりで試験作成
をするので、途中で「やる気がない」と言われても困ります。

プロの教員がプロの受験生に教えているのだという姿勢で教
えるつもりでおります。少なくともうちの学校では部活動を
極めてプロになろうという人はあまりいません。

ということは部活動は単なる趣味ですわな。

趣味のために本業が疎かになるような大人は堕ちるしかない
ので、そこは「勉強したい」という気持ちを強く持っている
ことを前提にして、こちらも教えていこうと思っています。

そこの緊張感があるから伸びるのです。

普段の授業は明るく楽しく元気よく行います。

でもお互いの気持ちのなかに「行きたい大学に進んで、やり
たいことをやって、生きたい人生を生きるのだ」というコン
センサスがあるからこそ、授業に真剣味が出るというものです。

来年4月からの授業が楽しみです。

プロの指導者として、生徒たちに妥協しないよう、迎合しない
よう、取り組んでいこうと思っております。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
僕の授業、楽しいのは楽しいんです。物分かりいいし。
でもお互いにやることをやらないと楽しめないですわな。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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例の件で

Posted on: 2017年9月2日(土) 9:03

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有名なトランぺッターがステージ上で中学生に平手打ちを
加えたというのがニュースになっていて、何人かの方から
意見を求められるのですが、当事者でないのでわからない
し、彼は教育者ではなく音楽のプロとしてそういう態度を
とったのであって、僕は音楽のプロじゃないからわからな
いというのが僕の答えです。

そりゃみんなの目があるんだから殴るべきではなかったと
は思うけど、でも動画を見たところ、ドラムの子が暴走し
ているのは誰の目にも明らかでした。

他の生徒たちは「せっかく練習してきたのに」という想い
を抱いていたかもしれません。その生徒たちの想いを酌ん
で、音楽を教えてきたミュージシャンは敢えて悪者になっ
たのかもしれません。

それとも音楽を大切にしている音楽のプロフェッショナル
として、最も大切なステージを壊されたという想いが先に
立ったのかもしれませんね。

そこは誰にもわからない。

supplementary

 

でも中学生ぐらいだと自分でもわからないぐらい暴走する
ことってあるんですよね。興奮してしまって。

否、大人でもある。

今はその中学生も反省して、ミュージシャンと保護者との
間でも和解が成立しているということですし、我々のよう
な外野があまりミュージシャンや中学生を批判しないほう
がいいんじゃないかと思います。

ミュージシャンを批判するのは簡単なことだけど、上から
目線である人を批判できるほど、我々は偉くない。

自分だって間違った判断することもあるんだから、あれは
他山の石として自分だったらどうしただろうかという考え
に浸っていればいいのではないでしょうか。

テレビに出ている大学の先生が「一流プレーヤー、必ずし
も一流指導者ならずとは昔からの名言」と言ってミュージ
シャンを批判されているそうですが、それは意味が違う。

音楽やスポーツに秀でている人であっても、それらを上手
く人に教えられるとは限らないという意味であって、今回
のことには当てはまらない。そういうことじゃない。

日本語の使い方が間違ってる。

僕はそういう安全な高台から他人を批判するのは嫌いなの
です。僕らはみんな他人を批判できるほどレベルが高い人
間ではないのです。

Mind your own business.ですよ。

これからもそのミュージシャンと中学生が音楽の練習をさ
れて、次のコンサートでは誰もがスタンディングオベーシ
ョンをしたくなるような素敵な演奏を聴かせてくれればと
願っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
これから灼熱のグラウンドへ行って審判と試合ですわ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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産経新聞夕刊より

Posted on: 2017年7月30日(日) 20:17

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産経新聞の夕刊で同僚の片田先生がインタビューに答えて
いるのですが、そこに僕の名前が出てくるので貼り付けて
おきます。

教員が人生を愉しめないと、いくら生徒のためとか言って
頑張っていても限界があると思っています。

先生方こそが、大人こそが、人生を楽しまないと。

働き方を考えないと、教職はブラック企業以上にひどいこと
になるけど、「生徒のために」「学校のために」よりも
「自分が楽しめるために」をthe first priorityにもってくれば
人生が楽しめるし、結果的に「生徒にために」なるんちゃう
んかなぁと、僕は考えていつも生きています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
囲碁部の引率で東京の市ヶ谷にある日本棋院会館にいます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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「小学校英語、中学につながらぬ」を読んで

Posted on: 2017年7月28日(金) 6:16

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先日、こういう記事を見つけました。

小学校英語が中学の授業につながらないという記事です。

ベネッセの分析も面白いですね。

否、嫌味はやめよう。とても残念です。

ベネッセ、いい会社なのにこういうところが残念だ。

**************
ベネッセは小学校が「聞く」「話す」の教育に力点を
置く一方、中学が依然として文法や熟語の暗記を重視
しているのが原因と分析する
**************

こういう書き方すると中学の先生方が悪者みたいやねぇ。

ベネッセの分析では中学校が悪いと。

小学校で「聞く」「話す」の教育に力点を置いてるだと???

逆やろう。

小学校で「聞く」「話す」に力点を置いていないから
中学校で単語や文法をやらないといけなかったりとか、
あるいは中学校でつまづく子が出てくるんだけど・・・

って気づかないのかな?

そんなことにも気づかないのなら、もう小学校英語なんて
すでに形骸化されたものは止めてしまったほうがいいのに。

中途半端に小学校で英語をやるぐらいなら、最初から英語を
やらないほうが中学校は助かるんじゃないかと思えるレベル
なのに。どれだけ中学校の先生方が苦しんでいるか。

と言っても小学校の先生方が悪いわけでもないんだけどね。

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**************
「小学校で文法、単語の暗記を取り入れてしまうと、
『つまずきの前倒し』になる恐れがある。
小中を問わず、『話す』『書く』の教育に力を入れる
ことが学習の好循環を生む」
**************

なぁにを言ってるんだ?本気で言ってるのか?

単語を知らないでどうやって英語を話すんだ?

「聞く力」の土台は単語の発音と意味の知識やぞ?

書く力を養うのって物凄い知識が要るんやぞ?話す以上に。
ビジネスマンでも英語メールを書くのに英辞郎なんかを
何度も何度も検索しながら必死に書くってのに。

単語の暗記の取り入れてしまうとって、取り入れ方を知ら
ない人がこういうことを言うからダメなんだ。

暗記をしない外国語学習が楽しいわけないのに。

こういうのを読むと、小学生用の塾を経営したくなるなぁ。
そして周囲がびっくりするほど英語力をブリブリに上げて
あげるのになぁ。子どもたちの英語力を。

聞けない大人と話せない大人が指導していて子どもたちの
英語力が伸びるわけがない。

英作文の苦手な大人が指導していて子どもたちの書く力が
伸びるわけがない。読む力も同じ。

小学校で「聞く」と「話す」の指導をするというのならば
ちゃんとやるべきだと思う。今は全くできてない。

ゲームやったりビデオ見せたりするような茶番では子ども
たちは「英語って面白い」とは思わないよ。

彼らの周囲にはそんなものよりもっと面白いものが溢れて
いるんだから、いつまでもそんな前時代的なものに頼って
いては時間の無駄。もっとやるべきことがある。

外国語を「聞く」とか「話す」とかって、英語に限らず
かなり苦しいプロセスが要る。算数で九九を覚えるのと同じ。
場合によっては苦しいけど、でも楽しんでできる方法が
ちゃんとある。それを知らないから暗記が悪者になる。

覚えて話せるようになれば英語は楽しい。暗記っていうと
もしかしたらネガティブなイメージがあるんだろうけれど、
それって暗記の方法を知らない先生が教えてるんじゃないか。

こんなことも覚えた!こんな表現も覚えた!よし、使おう!
こういう楽しさが大切なのに。

自分の力が上達した!という実感のない学習なんてつまらん
に決まってるじゃないか。英語に限らず野球でも音楽でも。

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と言っても小学校の先生方が悪いわけでもないんだけどね。

文科省の指示がなさすぎる。小学校で英語やれ!って旗だけ
上げておいて、あとは現場に任せっきりでは駄目過ぎる。

オールイングリッシュだってそう。

テキトーな授業モデルのDVDなんか作って、逆に現場を混乱
させてる。あのDVD見た先生方が「噴飯もの」って言ってる。

その文科省自身、英語のできる人がいないものだから困る。
だから「単語集は使うな」なんて的外れなことを言う人が
文科省にいたりする。名前は今は書かないけどね。

今の文科省は小学校英語に意識は向かないだろうけどさ。
加計学園で手一杯で。文科省解散の危機やから。

子どもたちが英語教育の実験台に使われているのを見ると
本当に吐きそうになる。

もっと力は伸ばしてあげられるのに。

やり方を知らない人が上にいるのは罪やなぁと思いながら
小学生たちよ、まともな英語は中学校でやってあげるから
今はとにかくまともな日本語を使えるようになっておいて
くれればいいし、そのためにはゲームばかりやってないで
まともな本を1冊でも多く読んでほしいと願っています。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
写真は沖縄ですが、北海道に向かいます。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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授業力

Posted on: 2017年7月14日(金) 21:43

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この3日間、いろんな学校の先生方と話をしていて「授業力を
上げる」って話になったら必ず出てくるのが補習をどうする
とか、補習をやりながらとか、なんか授業より補習のほうが
大事なんちゃう?っていうぐらい補習の話が出てきますねん。

「こんなに補習をやってるのに上がらない!」とか、意味が
まったくわからんわ。

補習はあくまでもサプリメント。

補習を熱心にやるのがいい先生みたいな変な価値観があって、
それは全く違うし、補習をやれば熱心でそうでなければ熱心
じゃないなんてナンセンス極まりないと思いますわ。

補習に「逃げる」と言うと言い方が悪いかもしれないけれど、
補習に逃げるんじゃなく、授業と家庭学習とで上げる意識が
なければ、いくら朝から補習なんてやっても数字は絶対に
上がらない。

160

だいたい授業の下手な人が補習が上手いわけがないのです。
補習をやる時間があるなら、教科の先生全員で全員の授業を
見学して「ここが下手」を指摘し合うとか、北大から琉大
までの全ての問題を解いて研究し合うとか、そういうことを
したほうが絶対に授業力は上がるし、成績も上がるものです。

補習を熱心にやってると保護者は喜ぶかもしれんけどね。

成績とはあんまり直接的な関係はない。

190

授業力が上がらない原因の1つに管理職サイドや学校のシス
テム上の問題もあって、管理職が各大学の教職課に頭を下げ
てまわって教員志望の人を集めたり、管理職が塾に挨拶を
してまわって生徒たちを集めたりして、「これだけ人を集め
たんやから、あとは数字を出してくれ」というシステムが
ないと、教員だけの努力では数字は上がらないのです。

要するに教員も管理職も全員で必死のパッチで一枚岩になって
生徒たちの数字を上げにいかないと、そう簡単には授業力など
上がるわけがないのです。

と思いながら、某所より帰ってまいりました。

明日はひさびさに生徒たちに会います。スポーツ大会。だけど
教員は職員室で採点にいそしみます。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
ちなみに僕はほとんど終わりました。採点。やれやれ。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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Heavy Rain Warningに思う

Posted on: 2017年7月5日(水) 23:39

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九州の雨が大変なことになっています。長崎、福岡、大分で
特別警報が発令されたそうですが、大丈夫なんでしょうか。

映像を見た限りでは大変なことになっています。

九州の皆さん、お気を付けください。

僕、以前から思っていることがあるんです。

灘校って朝7時の時点で大雨洪水警報なんかが出ていたら
休校になるんですね。大阪市、尼崎市、西宮市、芦屋市、
神戸市に発令されていたら。

でも学校によっては警報が出ていても「気をつけて来い」
という学校があります。というか、多いですよね。

大人が「警報って言っても大丈夫なんだろ?」と舐めてる
ような気がしてならないんですよ。

生徒たちを守るのが学校なのではないでしょうか。

警報が出ているのに生徒も教員も学校に来いなんてのは
ブラック学校以外の何物でもないと考えているのです。

でもそういう学校が多いらしいのですね。

文部科学省の皆さん、入試改革もいいけれど、そういう
ところから改革をされてもいいんじゃないでしょうか?

警報が出ていたら外に出ちゃだめですよ。

生徒も教員も。

過去の災害から学びましょう。

授業時数の確保なんて大きい問題じゃない。

命あっての物種です。命あっての教育です。

 

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
無理して授業時数を確保しようとして、警報でも授業して
誰が喜ぶっていうんでしょうね。絶対効果が出ないし。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 教育全般  

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