KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

月別アーカイブ: 2010年4月

kimutatsu

夢をかなえる英語勉強法の講演会 in Osaka

Posted on: 2010年4月12日(月) 21:49

講演会の様子

NHK文化センター大阪教室さんで『夢をかなえる英語勉強法』というタイトルで、
一般の方々対象に講演をさせていただきました。

一番年下が中学1年生。年上は70歳OVERの方々がいらっしゃいました。

熱心な先生方も来てくださり、遠く東京や九州からも参加され、100名の皆さん
がご参加くださいました。皆さん、ありがとうございました。お疲れさまでした。

当初は90分の予定でしたが、事前の打ち合わせで「時間を気にしないでやって
ください」ということでしたので、時計を見ずに喋ったら120分経っていました。

申し訳ない。

でも講演で長くなるのはむしろ聞いている側が熱心だからこそではないでしょうか。
多くの方々が熱心にメモを取っていらっしゃいました。

お年寄りの皆さんも一緒に声を出して単語を発音したり、文を暗唱したりされて
いらっしゃって、ついつい延長してしまいました。

どうすれば英語を伸ばすことができるか、そしてどうすれば単語や文法を定着さ
せることができるのかを中心に話をさせていただきました。

皆さんの今後の勉強の指針となればと思います。

 
参加された方々と

終わってから、参加された先生方で残っておられた皆さんや出版社やスタッフの
方々と一緒に居酒屋で打ち上げをしました。

いろんな先生方や業者の方々と英語教育や出版物についての話ができたのは
非常にためになりました。

その中でも英語ⅠやⅡの教科書をどう使うのかとか、『ロイヤル英文法』のような
いわゆる総合参考書をどう使うのかという話もしました。

こういうセミナーにフットワーク軽く参加される先生方って絶対に得ですよね。

自分だけのやり方でワンパターンな指導をしているよりも、いろんな成功事例とか
失敗事例を聞いて、自分のやり方を客観的に見ることができます。

私も自分のやり方がベストだとは思っていないし、多くの先生方の方法を心を開
いて聞くことによって、それがブラッシュアップしていくのだと思っています。

昨日は講演会といい反省会といい、非常に良い会ができました。

講演会にご参加された皆さんとスタッフの皆さんに心から感謝とお礼を申し上げ
ます。本当にありがとうございました。

 

(追記)60歳以上の方が13名も参加されていて、感動しました。
     何歳になっても今の自分を超えようとする姿勢って大事ですね。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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11日、よろしくお願いいたします

Posted on: 2010年4月9日(金) 12:15

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11日(日)13時半から大阪第4ビルのNHK文化センター大阪教室で『夢を叶える
英語勉強法」というタイトルで講演を行うんですけど、昨日NHKさんからいただい
た資料によると94名もの方々がいらっしゃるそうです。

ありがとうございます!(^-^)

94名のうち、なんと70名が女性。男子校勤務の私からすると緊張パターンでして
さらに言えば漫談を挟みやすいパターンでもあります。

女性はよく笑う。

というか、むしろ笑うためにいらっしゃってる方々もおられる。

なので関西の噺家としては、笑っていただかないと申し訳ない気分になります。

噺家じゃないけどさ。

しかし満席どころか定員オーバーになっとるなぁ。狭いと思いますが、90分の間、
どうぞよろしくお願いいたします。できるだけ楽しくやりますので。

英語の勉強法だけヒタスラ喋っていても眠くなると思うので、灘の生徒たちが実際
使っている教材を用いて、私の授業を受けていただきます。

私の授業は一方的な講義形式の授業ではなく、いろいろと活動をしながら英語を
喋ったり聞いたりしていただきながら、覚えていただきますね。

帰る頃にはご用意させていただいたプリントの単語や文法はきっと確実に覚えて
いただいていると思います。解説の時間は少なくて、むしろ活動の時間が長い。

英語を勉強するってのはこういうことなんですよという授業です。ご期待下さい。

 

(追記)『ユメタン』ゼロが品薄なんだそうです。ありがとうございます。
     書店さんに行ったのになかったという方々、申し訳ありません。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 英語  

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文法の復習をさせねばならぬ

Posted on: 2010年4月8日(木) 21:15

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僕のオフィスから甲子園球場のレフトスタンドが見えるんです。さっきYAHOOの
速報でチェックしたら今日も負けてるんですね。阪神、今年は苦しいなぁ。

毎年思うのですが、各球団が均等の戦力を持とうということで始まったドラフトは
紆余曲折を経て、まぁまぁいい形になってるんやないかと思うんです。

でもあのFA制度はあまり良くないですね。カネがある球団に選手が集まってきて
戦力的に格差が生まれてしまう。セリーグだと毎年のように読売と中日がトップに
きています。たまには広島やヤクルトが首位になる展開も見たい。

今の読売と中日は自前で育てた選手が多いのは事実やけど、それでも読売だと
小笠原とかラミレス、中日の和田、阪神の金本や新井は他球団から連れてきて、
中心にすえながら、同時に若手を育てるという戦略をとってるのですなぁ。

それを企業努力と言えば努力ではあるけど、野球ファンはデジャブ的な展開では
つまらなくなるし、V9時代のように読売をドラフトで蹴る選手も出てくるやろう。

というわけで、ドラゴンズファンな僕ですが、個人的には広島を応援しております。

 

画像2

今日は始業式でした。明日から授業が始まります。と言っても土曜日に健診があ
って、月曜日に春休み宿題考査があるので、飛び飛びになりますが。

僕は金曜に授業がないので、火曜から今年度の授業が始まるということになる。

この春休みの宿題はメインが『基礎力マスター』の基本文法篇。そして4月から
『ユメタン』ゼロのフレーズを覚えていってもらうので、それの1~50まで。

新中3生徒たちに聞くと、『NextStage』の後に『基礎力マスター』基礎文法篇を
やると、各文法項目が復習できて、理解しやすいと。

 

このやり方は『ユメ勉』にも書いたとおり。

 

同じような一問一答式の文法問題集を2冊使うことによって復習ができるのです。『NextStage』だけだと答えや順番を覚えてしまって良くない。

かく言う私も以前は『NextStage』だけを何周も何周もやらせて、高得点を取った
生徒たちを見ては「文法力はまずまずついてきた」なんてアホなこと言うてたが。

というわけで、『基礎力マスター』基本文法篇を70~80点分と、『ユメタン』ゼロの
1~50のフレーズを20~30点分出すのが春休み宿題考査となります。

80点に届かない生徒たちからは500円を徴収します。

そして新しい文法問題集の薄いのを買って、それをGWまでの宿題とし、GW明け
にその問題集を使って再テストをします。それでも不合格の生徒からはさらにまた
お金を500円ほど徴収して、新しい問題集をやってもらいます。

僕は提出系の宿題は出しません。提出してもらったって意味がない。解答も一緒
に配布してるんやから、それを写してきてもわからない。

提出なんてしなくていいから、ちゃんと自分で勉強してきて、そして確認テスト等で
点数を取れるようにしてくれることが、いわゆる「宿題をやった」ということだ。

とにかく文法の復習をさせねばならぬ。一問一答問題集2冊は入口に過ぎない。

というわけで、さて宿題考査を作ろうかな。

 


kimutatsu

ご冥福をお祈り申し上げます

Posted on: 2010年4月7日(水) 13:52

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僕はご存知のとおり、灘中学校野球部の監督をしておりまして、時としてノックを
するわけですが、夏場なんかだと「ちょっとヤバイな」と思うことがあります。

生徒にバケツに汲んだ水をぶっかけてもらいながらノックを打つこともあります。

ノックってのは意外と難しくて、今となってはだいたい思ったところに打てるように
なりましたが、12年前に赴任した頃は生徒によく笑われていました。

それとノックを2時間もしていると頭がフラフラしてね。年齢を考えながらやらない
かんなといつも思っています。野球が好きやから、ついついのめりこんでしまう。

気がつくと体がくたくたになってるんですよ。実はノックって、あれこれ大声で叫び
ながら打ちますからね。

ほらそこ!もう一歩前に出んかい!取れる!おしい!声出せ!などなど。

先般、読売の木村コーチが倒れたというニュースを聞いて驚きました。

一緒に合宿に行っていた前川先生が広島カープのファンということもありまして、
彼からいかに木村コーチがファン思いの選手だったかを聞いていましてね。

昨年を最後に引退されましたが、ガッツ溢れるプレーは読売に移籍されてからも
野球ファンの目を楽しませてくれたものです。

きっとこれから素晴らしい指導者になって、第2第3のキムタクを作ってくれること
を楽しみにしていたのですが、寂しいことになってしまいました。

神様は時として残酷なことをなさいますね。

木村コーチのご冥福を心からお祈り申し上げます。アンチ読売の僕ですが、木村
拓也さんは本当に好きな選手でした。本当に残念です。

 


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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春合宿にいっておりました

Posted on: 2010年4月6日(火) 9:17

画像(野球)

久しぶりの更新ですみません。野球部の合宿で淡路島に行っておりました。例年
どおり、サンライズ淡路さんにお世話になりました。快晴続きでした。

やりたかった練習は全てできましたが、あとは実践的な練習(つまり練習試合)を
夏の大会まで重ねることが大事です。すでに2試合入っています。

選抜で優勝した沖縄の興南高校の選手たちは1日1000回素振りしたそうです。
島袋投手は素晴らしい投手ですが、打撃も凄かったですよね。

僕も実は1度だけバックネット裏で観戦したのですが、各打者のスイングが半端
ないほど速くて、ボールを引きつけて右中間、左中間に打ち返していました。

1日1000スイングと言いますが、やってみてください。手の平がボロボロになる。
この合宿でもかなり素振りさせたのですが、1000はできなかったなぁ。

初日に500スイングさせたのですが、手の皮がずるずるにむけて、テープを巻い
ている選手が続出しました。それはつまり普段やってないことを意味します。

それでは勝てるわけないわな。

というわけで、夏の大会でいい戦績を修められるように、これから3ヶ月頑張って
もらおうと思っています。いい合宿になってよかったと思っています。

 

(追記)4月11日に大阪で行う「英語の勉強法」の講演会ですけれども、
     3月末段階で90名を超える申し込みがあったと聞いております。
     皆さんにお会いするのを楽しみにしております。

(追記)明日は灘中・高の入学式です。新しい生徒たちに会うのが楽しみ
     です。ひとりでも多くの生徒たちが野球部に・・・(笑)

  


投稿者: kimutatsu  |  カテゴリー: 日記  

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暗記するのが苦手な人へ

Posted on: 2010年4月1日(木) 22:45

画像1

いろんな書店さんで『ユメ勉』でご推薦申し上げた英語の問題集お勧め50冊の
フェアをやってくださっているようです。ありがとうございます。

そのうち一覧にしてご紹介しようと思っております。

最近、日本史の勉強をしているのですが、これが面白い!久しぶりに勉強して
いるのですが、勉強し始めると面白いものですね。

興味が持てないとか面白くないとか言っている人ってのは、何より興味を持とう
としないんですよね。 僕も高校時代そうでした。

 

日本史って覚えるねんやろ? ワシ、暗記は苦手なんや。\( ̄_ ̄)/

 

なぁんてことを言う。そのくせ覚えるのが大変そうな曲の歌詞なら知ってるので
結局暗記が苦手というわけではないのです。

興味が出ないという人は、騙されたと思って、最初の部分を覚えてみてください。
勉強し始めて、その内容を忘れなければ勉強が面白くなるというものです。

僕は文法の指導をする際に、音読と暗唱を取り入れては生徒たちに嫌がられ
ているのですが、僕は生徒たちに「覚えろ」とは言いません。

例えば『表現のための実践ロイヤル英文法』に付いている例文集から、こう
いう例文をピックアップしてみましょう。

************************

1.If there were no water, the trees would not be green.

2.I wish it were Christmas all the time.

3.If I weren’t at work now, I’d go to Miami Beach with you.

4.It is time something was done about it.

5.She felt as if she had seen him before.

************************

例文を覚えることには効果がありますが、それは次のような手順を踏んではじ
めて効果が出ます。

 

1.各文の意味を正確に理解できる。(適当に訳すのではなく)
2.各文の文法的内容や構造が正確に理解できる。

 

2番目の項目はかなり多くの文を音読→暗唱しているうちに無理に覚えなくても
理解できてくるし、自然に文法力も付いてくるのですが、それでも最初に正確に
理解しておいた上で暗唱するほうが、より効果的です。

でね、この2つの条件を満たすために、僕は暗唱集を配布するのではなくって、
似たような文がたくさん書かれたプリントを配布するんですよ。

そしてそれぞれの日本語をまず作らせるところから入ります。
  

モモ

例えば上の例文がありますが、どうしてIf there are no waterではなくって、
If there were no waterになっているのかわからずに暗唱だけしていてもし
ょうがないというわけです。

理解した上で「もし水がなかったら、木は緑ではないだろう」と訳してもらうと。

他の4つも訳してもらいます。

その上でいよいよ暗唱してもらうことになります。暗唱テストなるものを実施する
ので、結局は生徒たちに「覚える」ということを要求するんですけどね。

 

でも僕は生徒たちに「覚えろ」とは言いません。

 

ちゃんと理解したのであれば(←ここ大事)それぞれの文を20回なり30回なり
音読せよと指示するだけです。

最初は意味を確認しながらゆっくりと。

意味や文法的理屈がちゃんとわかってると確認できれば何度も何度も音読を
繰り返します。どんどんスピードアップしていきます。

覚えようと思わなくていい。

これは『ユメタン』方式でもあります。CDを聞きながら、自分でも繰り返します。
生徒たちは『ユメタン』やプリントを使って、単語と文法を徹底的に覚えます。

『ユメタン』を本当に使っている人から「忘れない」という声があがるのは当然で
それはこれから書くような手順を踏んでいるからなんです。

実際にやってみましょうか。

皆さんがすでに仮定法を習っていて、理屈を理解しているものとして進めます。
ここで仮定法の説明してるとかなりのスペースを必要とするので。

If I weren’t at work now, I’d go to Miami Beach with you.

これを訳してみてください。

できました?そうです、「いま仕事中でなければ、君とマイアミビーチに行くんだ
けどな」とでも訳してもらえればOKなのです。

どうしてweren’tなのかわかりました。at workというフレーズも覚えたとします。
主節のI’dがI’llになっていない理由も理解したとしましょう。

では1分後に暗唱テストを行いますね。

If I weren’t at work now, I’d go to Miami Beach with you.

覚えました?

覚えましたか?

覚えられない?

だからね、覚えようとしちゃダメです。

何度も音読してください。

覚えられなかった人は、30回読んでください。声に出してですよ!ではもう一度
チャレンジしてください。30回読みましょう。大きい声で音読しましょう!

 
モモ2
  
 
読みましたね。それでは英語に直してください。

「僕さ、今仕事中じゃなかったら、君とマイアミビーチに行くんだけどなぁ」

本当に30回読んだ人なら言えますよね。ここまでやっておけば、文法の勉強と
してはかなりのものです。INPUT→INTAKEまではOKです。

INTAKEってなぁに?っていう人はほんまに『ユメ勉』を読んでほしい。

単語にしても文法にしても、INPUT→INTAKE→OUTPUTの手順を踏むことに
よって脳に刷り込まれます。講義形式の授業を受けるだけではダメです。

僕も予備校で教わっていた頃に英文法の授業を受けました。その際には「あー
なるほどなぁ」なんて思っていたものですが、すぐに忘れました。

それはそういう一方通行的な授業だけではINPUTで終わってしまうからですよ。

何度も音読し、そして暗唱することによって、INTAKEの段階までは進みます。
生徒たちにはとりあえずここまでを要求します。

何度も何度も読みますので、声を出していない生徒以外はちゃんと覚えます。
つまり「暗記が苦手」なんて生徒はこの世には存在しないことを実証します。

指名するとちゃんと答える。そりゃ30回も読めば普通は覚えられるからね。

音読に音読を重ねて、暗唱まで進むことによって、INPUT→INTAKEまでをクリ
アしたことになりますので、かなり定着率はアップします。

このままではまだダメです。OUTPUTが終わっていません。でも詳細はすでに
『ユメ勉』に書きましたので、ここでは割愛します。

でね、この方式を個人的に日本史に応用してみました。

思ったとおり、めっちゃ覚えられますね。用意したのは3冊だけですが、それら
の本をこなしながら、数時間で平安時代の終わりまでは覚えました。

このペースで進めば4月末までに近現代までいきそうです。

英語もヒアリングマラソンを使いながら勉強しているのですが、同時に日本史も
勉強しているのです。楽しい楽しい。やり始めると興味が湧きます。

日本史や世界史に興味がなくて勉強が進まないという人は、上に書いた方法を
自分で応用して勉強してみてください。

覚え始めると、「おぉ、忘れへん!」というのが面白くて、そして勉強が進みます。

 

(追記)コメントはキムタツモバイルのほうへお願いします。

 


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