
昨日から頭が痛くて、頭痛薬飲んで寝たんですが、今日も頭が
痛くて。だから模試監督終わってから医者に行きました。
土曜日も17時までやってるそこのお医者さんはホントに患者の
ことをよく考えてくれてて、今日も僕が終わったの19時半。
平日の休みもなく、やってくれてはります。
関西弁まる出しのところは関東の人には馴染めんかもしれんが
僕が出逢ったお医者さんの中では1,2を争う名医なのです。
医者:風邪やろなぁ。お腹出してください。
木村:なんか頭痛いんですよね。
医者:インフル流行ってる?
木村:灘でですか。いや、それはないですね。
医者:けっこう流行ってるんよ。B型やな。
木村:で、僕はどうですか。
医者:うん、抗生物質だしとこ。頭痛いのは・・・熱は37度か。
木村:ほんまに風邪ですかね。頭痛いのが気になって。
医者:頭みとく? 時間ある?
木村:みとく?って何で見るんですか。
医者:うちなぁ、MRIがあるんよ。見とく?
木村:はい、そのほうが安心できますよね。
医者:せやろ。ほんだらちょっと待って貰うけどええか?
木村:いやもう、健康のためなら死ねますから。
医者:自分おもろいこと言うなぁ。ほなちょっと待ってて。
しばらくしてMRIの部屋に呼ばれました。
技師:トイレはないですか。
木村:はい、大丈夫です。
技師:それではここに横になってください。
木村:これ緊張しますね。
技師:大丈夫ですよ。動かないでくださいね。
木村:あの、僕ちょっと・・・
技師:はい?
木村:トイレ行っていいですか?
技師:え? はぁ・・・あの・・・急いで下さい。
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技師:今度は大丈夫ですか?
木村:はい、あの、僕ね・・・
技師:はい?
木村:いや、実は閉所恐怖症なんですよね。
技師:あぁ、なるほど。15分ほどで終わりますから。
木村:MRIとか初めてなんで・・・すみませんねぇ。
というわけで、頭になんかカシャってセットされ、横になった僕は
白いロボットの中に吸い込まれていった(のであろう)。
不安感いっぱい。目をつぶっとこう。怖いしな。
死ぬってのはこういうことなのかなぁ。
あぁ、もっと遊んでおけばよかった。
否、もっと仕事しとけばよかった。
なんか向こうにお花畑みたいなのが見えるぞ。
親父とお袋がいるような気がするが・・・気のせいか・・・
と思ってるうちに様々な電子音がウィーンウィーンって鳴り始めた。
MRIって意外とうるさいもんなんやなぁと思ってると、電子音がさら
に激しくなってきて、なんか身体が左右に揺れてる感じがしました。
USJで体験したような感じのあれやな。あれ、おもろかったな。
でも実際には揺れてないやろ。なんかふわふわするで。
よくわからんけど、なんか無重力空間にいてるみたいや。
死にたくないなぁ。
死ぬまでは生きていたい・・・
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技師:木村さん!木村さん!
木村:あ、はい? はい???
技師:あぁ、寝てましたか。
木村:あ、すみません。あれ?
技師:MRIで爆睡した人、初めてです。皆さん不安がられますのに。
木村:あ、いえ、あのぉ、僕も不安やったんですけど。
技師:終わりましたって声をかけたんです。頭のセットを外しても寝て
おられたのでビビりました。完全に寝ておられましたね。初めてです。
ビビったやろな。頭を撮る前に大騒ぎしてたと思ったら、今度は終
わっても微動だにせんかったんやからな。
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医者:木村さん、入ってください。
木村:はい、どうでしたか。長生きできますか。
医者:うん、さすがやな。脳な、めっちゃ綺麗やで!
木村:あ、うれし。ほんまに?
医者:うん、見せたるわ。これ見て。これな(以下説明割愛)
木村:じゃあ、血管にも欠陥はないってことで?
医者:自分おもろいこと言うなぁ。大丈夫ですわ。
木村:ほんだらやっぱり風邪ですかね。
医者:最初からワシ風邪や言うたやんか。
木村:いや、安心しました。薬飲んだら治りますなぁ。
医者:うん、たぶん明後日ぐらいにはもう治ってると思うで。
木村:ありがとございました。
医者:また年に1回ぐらいは脳撮ったほうがええで。またおいで。
というわけで、脳みそも血管も欠陥なかったみたいで安心しました。
しかしMRIで爆睡したのだけは失敗でした。でもまぁよかったです。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
要するにゆっくり休めってことですね。