遠藤周作先生みたいになりたくて慶應の文学部を目指してたの
は19歳の浪人時代。
東大なんかには入りたくなかった(そもそも入れんやろ!とい
う無粋な突っ込みはナシにしようぜ)。
三田文学を背負って立つのは自分やと信じて、ひたすら小説を
読んでた。浪人時代も小説を書いてた。慶應しか入りたくなか
った。というか、そのために浪人したようなもんだ。
模試でA判定を何度も取ったので、小説家デビューをするため
に浪人中にも関わらず小説を書き続けたのですな、これが。
おかげで落ちた。
今回再読したのは『女の一生』2冊。
一部が「キクの場合」、二部が「サチ子の場合」ですが、当然
のことながら一部からお読みください。
遠藤周作先生がクリスチャンであることを知った上で読んだ方
が理解しやすいと思いますが、キリスト教についての基礎的な
知識はまったく不要です。
読み進めていくにつれ、わかりますので。
中間考査が近くて読めないという高校生は夏休みにでもどうぞ。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
キクもサチ子も、形こそ違えど・・・嗚呼、女は悲しい。
そういう時代だったといえば時代だったのです。