卒業式と卒業感謝祭が終わった。卒業式は厳粛な雰囲気のなか、
感謝祭は66回生らしいクリエイティビティを発揮し、行われた。
今日は涙を見せるまいと思ってたけど、最後の『仰げば尊し』では
いろんなことを思い出して涙腺がゆるんだ。
隣で前川君が泣くからさー。ま、いいや、人のせいにするまい。
感謝祭はTehuを中心としたスタッフがおおいに盛り上げてくれた。
僕は三線の演奏と、ももクロ応援合戦師弟対決に出場。
後者のほうは生徒に勝って、ももクロのライブのチケットをゲットした。
また行くのか俺。笑
最後のホームルームで少し生徒たちに語ったこと。
お前たちはそれぞれの道に向かって歩いていけばよろし。
大学がゴールやないし、その先の就職先がゴールなのでもない。
自分の好きな人生、自由な人生を目指そう。
灘は自由な学校と言われるが、経済力のないお前たちが
自由だったわけがなかろう。こういうのは自由とは言わんのだ。
本当の自由は学校にはないのだ。もちろん職場にも。
好きなだけ自分の能力と時間とお金を使って好きなように動ける。
そんな人は極めて少ないが、そういう本当の自由を手にするためには
努力するしかない。それしか方法がない。自分に力を付けるしかない。
他の人たちがやっていないことまでやって、夢に対してひたすら
貪欲に動かないと本当の自由を手にすることなんかでけへん。
他の人たちから「あいつはガツガツし過ぎる」と言われてもかまわん。
「生き急いでるよね」と言われても全くかまわん。
自由に生きるためには力を付けよう。
そして本当の自由を手に入れたら、自分の力や時間やお金を
世界中の困っている、苦しんでいる人たちのためにいっぱい使おう。
そのためには灘校にはない、本当の自由を手に入れるのだ。
そのためには努力を続けるのや、と。
生徒たちは静かに聞いてくれた。彼らのこれからの期待したい。
まずは目の前の受験に向けてリスタートを切れ。
1分でも時間があれば英語の音読をし、数学の問題を解き、古典を
朗読し、物理や化学に触れよう。
そして大学に合格した折には、今までお世話になった両親にたいして
照れくさいとは思うが「今までありがとう。これからもよろしく頼むわ」と
言える程度の大人であってほしい。
これからも自分に厳しく、自分に厳しく、自分に厳しく、自分に厳しく、
他人にはいっぱい優しく、生きていってもらいたい。
そして闘い疲れたら灘校に帰ってきなさい。
卒業おめでとう。
いろいろありがとう。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
生徒からのたくさんのメールに乾杯。