KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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表現力

Posted on: 2015年2月11日(水) 22:56

junku_naha

 

最近、浅田次郎先生や遠藤周作先生、はたまた幸田文先生といった
文豪の小説を再読してばかりいます。

プロットはすでに頭に入ってるので、今のページを1枚繰ると続きは
こうなるなというのはわかっているのです。

今読んでいるのは自分の表現力、日本語の力を伸ばすための読書。

ですので、読みながら「この部分は今の自分には書けない」と思った
箇所に線を引きながら読んでいるのです。

たとえば先日読んだ浅田先生の『降霊会の夜』からの抜粋。

この齢まで生きて、悔悟のないはずはない。罰は下されなくとも、
おのれの良心に問うて罪だと思うくさぐさは山ほどもある。

という部分があります。

僕はこういう凄い日本語を書くことはできません。

とりわけ「くさぐさは山ほどもある」を読んだときには「負けた!」と
強く思いました。まぁ最初から勝負にならんわけですが。

そして「負けた」と思った箇所、これは自分には表現できないなぁと
思った箇所は、そのまま何度も音読して暗唱しています。

どうしてこういう読書の仕方を思いつかなかったんだろう。

日本語は喋ることができるからと思って油断してたんでしょうねぇ。
英語は同じことをやってるっていうのに。

英語を使った仕事をしてみたいと思っている人は、日本語の力をも
同時に伸ばしていかないとダメですよ。

英語しかできないようでは、通訳にしても翻訳家にしても、まったく
仕事になりません。どちらも日本語の表現力がないと務まりません。

それは僕らみたいな教員も物書きも同じですね。

これからも英語と日本語の表現力を伸ばしていこうと思っています。

 

今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
3月21日に名古屋で英作文とスピーキングに特化した
セミナーを開きます。
講師は佐藤仁志(駒場東邦)、西山哲郎(東大寺学園)、
そして木村達哉(灘)の3人で務めます。宜しくお願いします。
(上の写真はジュンク堂書店那覇店さんです)

 


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