KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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ICT授業&スピーキング授業

Posted on: 2015年9月28日(月) 7:11

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26日(土)は高槻高校さんをお借りして、チームキムタツ関西支部の
勉強会を開きました。70名強の皆さんがご参加くださいました。

第1部は金蘭会中・高の宿口先生によるプレゼン。

お聞きしながら「おぉ、これは・・・便利やなぁ」と思わず声がでます。

あちらこちらで先生方が頷きながら聞いておられました。

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第2部は柴原&木村によるスピーキングの授業手順についてです。
現在の入試は3技能で行われていますが、今の中1からは4技能、
つまり現在の入試にスピーキングが加わると言われています。

実際にスピーキングの指導を福島の英語勉強合宿で行ったのです。
だからそれの教員版ということで、先生方を生徒に見立てて行って
みました。

英語の教員と言えども、日常的に英語を話しているわけではない。
必要に応じて英語を話すことはできますが、それがある程度かっちり
したトピックということになると、誰でも苦労します。

今回のトピックは「今日の日本人は本を読まなくなったが、その原因
および解決策」について、英語でプレゼンを行ってもらいました。

プレゼン前に行う準備の手順をご説明し、それぞれがメモを作成し、
まずは日本語でプレゼンを行える状態に持っていきます。

日本語でも論理的にプレゼンができないのに、英語でできるわけが
ありません。まずは日本語でいいですよと話しました。

そのうえで、プレゼンの簡単なスクリプトを作成し、グループワーク
で、英語で上のトピックについて話し合ってもらいました。

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英語力の低い生徒グループに見立てた先生方の場合には、途中
での質問や遮りなどは禁止となります。まずは英語を話すことに
集中します。聞く側は大きく頷きながら聞いてくださいと僕の指示
が飛びます。聞く側もリスニング力が要求されるので必死です。

英語力の高い生徒グループに見立てた先生方の場合、誰かが話
をしている途中で、May I ask you a question?などと質問が入り、
それに対して話者は答えなければなりません。

手には電子辞書。

この授業は電子辞書がないと成立しません。

自分で持っている英語力だけで行おうとすると無理が生じます。

それでは英語を話す機会を与えただけで、英語力が伸びていると
いう実感がないからです。知らないことは調べながら覚えながら
スピーキングの授業が進んでいきました。

今回は読書がテーマでしたが、生徒に合わせてさらに身近な主題
を考えてやればいいと思いますね。

大事なのはスピーキングの授業を通じて、確実に英語力が上がっ
たと生徒たちが実感することです。

単に喋ってるだけ、聞いているだけ、ではダメです。

楽しかっただけで終わるからですね。

授業というのは英語力を伸ばすものであって、単なる機会だけでは
つまらないものになってしまいます。

ペアワークやグループワークをやると、いかにもアクティブな感じが
しますが、力が付かないペアワークでは意味ないですよね。

次回のTKの勉強会は10月末日です。

次回もたくさんの先生方にお会いできるのを楽しみにしています。

 

今日もブログにおいでいただき、ありがとうございました。
言うまでもなく、懇親会も盛り上がりました!

 


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