そういえば、大阪の勉強会に来てくださった先生が教えて下さった
話なのですが、その先生の娘さん(中3)のエピソード。
先生ご自身が娘さんの英語力を鍛えようと、『ユメブン⓪』を与えて
そこに載っている問題を解いた上で、全ての文を英語から日本語、
日本語から英語に直す、いわゆるトランスレーションとバックトラン
スレーションをするようにしたそうです。
お父さんの指導に従った娘さんは大したものです。
でも同じ父親の立場からすれば、お父さんも頑張られたんでしょう。
なかなか自分の親の言うことは聞かないですからねぇ。
中学2年生になって、今度は『ユメブン①』の全ユニットを同じように
勉強されたそうです。
まずは全文の和訳。続いて和訳した文を英作。
トランスレーションとバックトランスレーションです。
その結果、なんと英検2級合格。
中学2年生で。
『ユメブン』は数年前に石崎先生(都立日比谷高校)と佐藤先生(駒場
東邦中・高)と一緒に作ったのです。
四択問題をやるのはいいのだけど、それだけでは英作文をするときに
文法のミスばかりすることになるんじゃないのか?と考えました。
問題を解くにしても、最終的には文を見て分析し、音読して暗唱すると
いうところまで持っていかないと、英語は話せないし書けないのでは?
ということで、作った本なのです。
その先生の娘さんが頑張ってくださったおかげで、僕は(おそらく石崎
先生も佐藤先生も)自分の本により一層の自信を持つことができました。
自分の生徒たちは中2になってから与えて、『ユメブン⓪』を同じように
して、理解→問題→和訳→英作の順番で、各文法項目につき、およそ
70センテンスほど、英作できるようにしてもらいます。
灘中学校の生徒たちも、その先生の娘さんに負けないよう、頑張って
せめて高1の終わりには英検2級を、高2から高3にかけて準1級を
それぞれ取得してもらおうと考えています。
今日もブログにおいで頂き、ありがとうございました。
急に寒くなりましたね。風邪などお召しになりませぬよう。