KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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親として何ができるか

Posted on: 2009年7月23日(木) 22:10

KIDS

最近は卒業生の保護者の方々と話をしたりメールをしたりすることが多くって、
その度に「こういう取り組みをされていたんやな」と感心することがあります。

さすがに子どもが高校生にもなれば、親のできることなんてないと仰いますし、
僕も長いこと教員をやっていて、確かにそうやなと思っております。

もちろん栄養の管理であるとか、彼らが本当に困ったときの話し相手になって
あげるとか、そういう部分ではできることはたくさんあります。

でも、こと勉強に関して言えば、もう高校生にもなって、親がどうこうというのは
ありません。逆に親が妨げになることは多々あります。

例えば成績その他に関して、あまりにも口うるさく仰るご両親の場合。

この場合は子どもが親に背中を向けることになるし、もちろん親が子どもらに
背中を向けられても平気な場合もあるが、そうでない場合、家が暗くなる。

家が暗くなると、だいたい成績は伸びない。

成績が伸びるためには、生徒たちはリラックスした状態でなければならぬ。

だいたいね、考えてもみたまえ。

外で働いているお父さん方(もちろん、オイラも含まれる)。

同志よ!家に帰っても口煩く嫁はんに言われ、子どもらにウザがられ、見たい
テレビ番組も見れず(子どもらや嫁はんに占拠されとる)、ところが引き篭もる
ための自分の部屋もないという場合な。これは決して極端な例ではないはずだ。

そういう場合、さぁ家に帰ろう!なんて気分になるか?絶対にならん!

それでも家に帰りたくなる、帰ってまで仕事がしたくなるお父さんはエライ!

エライがほとんど変態ではないか! まさしく虐められて喜ぶタイプか?

閑話休題

大人でも家に帰りたくなかったり、家で仕事をしたいと思ったりせんのに、まして
成長段階の中学生や高校生が勉強したいって気分になるか?

でな、要するに成績を伸ばしたいなと思うのであれば、やはり親としては小学生
時代の付き合い方を改める必要があるってことになるわけです。

小学校時代にこうやってこうやってこうしたら成績が上がった。だから中学生や
高校生になっても同じ作戦でいこう!なんて考えても無駄なのであーる!

ちなみに29日に新宿でやる講演会ではそこのところを話そうと思ってます。

親は子離れをし、子どもは親離れをする。そりゃ当然のことだ。

特に母親は寂しい思いをすることもあろうが、それはしょうがないのですな。
むしろ子どもにくっついてばかりいる親はマズイのであります。

子どもは早く独立し、一人前の大人として巣立たねばならぬ。
親はそれを木の上に立って、生暖かく見守らねばならないのでありますなぁ。

その「見守る」のが親としての最大の仕事なのです。大変苦しい仕事なのです。

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