KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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京都橘高等学校にて

Posted on: 2009年11月24日(火) 12:47

yumetan zero

先日、京都橘高等学校の橋本先生から、当校の研究授業に参加しても
らえんだろうかという依頼を受け、行ってまいりました。

授業をされた北川先生、1年5組の生徒たち、ありがとうございました。

京都橘高等学校は開校100年を超える、歴史ある学校なのですけれど、
建て替えが行われたのでしょう、かなり美しい校舎でした。

見学した1年5組は女子のほうが多かったのですが、男子たちも「先生!
電子辞書のふたの部分にマジックでサインしてください!」と元気いっぱい
にやってきて、授業中の音読もかなり元気がよかったですね。

他の先生の授業を見学するというのは何かしら勉強になるものです。

北川先生、今年から構造分析的な授業をやめて、音読やシャドーを取り入
れて、アクティブな授業を心がけておられるとのこと。

まだ手さぐりでやってるんですと笑っておられましたが、なかなかどうして、
とてもいい授業でした。何より生徒たちが楽しそうにやっていました。

教員が喋りすぎる授業ってのはどうかと思うんです。

確かに解説の際は教員が喋らないとどうしようもない。でも一通りの解説が
終わって、今度は定着させるという段階になるとどうでしょうか。

単にやみくもにテストをしたり、解説中心の補習ばかりしていても駄目です。
テストをするならするで、暗唱テストを含めたり、いろいろすべきです。

もちろんテストも補習も何もないなんてのは、特に中学の基礎段階なんか
では考えられないことなんですが、一方通行な授業では力がつきません。

yumetan one

エラそうに書いている僕ですが、僕の授業も以前はそうでした。

いろんな先生方に出会い、いろいろと教えてもらいながら、40歳を過ぎて
勉強できたのです。その点では以前の卒業生に行っていたのとはまったく
違う授業ができています。

それを教えてくださったいろんな先生方には感謝です。

授業をされた京都橘高等学校の北川先生も僕と同世代。45歳で授業の
スタイルを完全に変えるのは、何より勇気がいることです。

でも「こちらのほうが力がつきそうやな」と思ったら、勇気を出して自己の
スタイルを研究し直し、反省し直し、変えることも大事なのではないかと。

週末は英語教師塾。英作文の授業を、僕を含めて12名が行います。

それぞれの先生方の切り口があっていい。英作文はこの授業スタイルが
ベストだという方法なんてありませんからね。

その先生たちのキャラクターを生かして、その先生たちにとってのベストな
パフォーマンスを教壇上で発揮できれば、それが最もいいスタイルなのだ
と僕は信じております。

僕も若い頃から駿台でお世話になった大田先生や表先生のコピーをし続
けて、その物まねの中から自分のスタイルを作っていった経験がある。

参加される先生方の授業を拝見し、まだまだこれから自分の授業スタイル
が進化し続けることができればいいなと思っているのです。

yumetans

夜の反省会には同じく京都の東山中・高から、西山先生が飛び入り参加。
こうして先生方の横のつながりが広がるのはいいことだ。

先生方に『ユメタンゼロ』の原稿を見ていただきました。

西山先生から「ユメタンゼロのクオリティの高さに興奮した。」というメール
を帰りの電車の中で頂戴し、いい気分で帰宅しました。

「これを中学3年の終わりまでに完全に潰せば、阪大以上が見えてくる」と
いう力強い言葉を頂戴し、作ってよかったなと嬉しく思っています。

京都橘高校の先生方、そして京都・東山の西山先生、本当にありがとうご
ざいました。これからも末長くお付き合いのほど、お願い申し上げます。

 

(追記)最近は毎日10000アクセスほどに増えてきました。
     そろそろ勉強法を書いていこうと思います。例年どおり。

 


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