KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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巨星墜つ

Posted on: 2010年3月1日(月) 10:42

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チャントリと聞いて、すぐに何のことかわかる人はおそらく関西人で、なおかつ
僕の世代よりは上の方ばかりではないでしょうか。

南方さんがお亡くなりになりました。

とても寂しい気持ちです。子どもの頃、彼らの舞台をテレビで見て、一緒になっ
て「痛ったぁ!」と叫んだものです。ハリセンを使った古典的な舞台でした。

山根さんの熱い熱い語り、本格的な殺陣、南方さんの大ボケ、更に伊吹さんが
ボケた後に毎回ハリセンで叩かれて・・・という水戸黄門並みにワンパターンの
舞台でしたが、それにいつも笑い転げていました。

伊吹さんが経済的理由で吉本をクビになり、結城さんが暴力団との賭博で脱
退し、山根さんが病気をされたりなどしました。

残念ながら南方さんがお亡くなりになったというニュースで初めて、いまだにあ
のチャントリが舞台をやっていたことを知りました。

落語が好きで、話術の勉強をするのに落語を使ったという話をよくする僕です
が、やはり原点になるのはこういった噺家さん、お笑い芸人さんたちです。

笑福亭松鶴(6代目)
桂枝雀(2代目)
中田ダイマル・ラケット
夢路いとし・喜味こいし
人生幸朗・生恵幸子
チャンバラトリオ(特に4人時代)
トリオザミミック
横山ホットブラザーズ
上岡龍太郎(漫画トリオの後)
新野新・笑福亭鶴瓶(『ぬかるみの世界』時代)

西川きよし・横山やすしが出てきて、オール阪神・巨人が出てきて、紳助・竜介
や明石家さんまが出てきました。そして漫才ブームが日本を席巻したのです。

あな懐かし。

関西人の会話には常にボケがあると言われます。

友人同士で喋っていて、ボケや落ちがないと「お前、それどこがオモロイんや」
と突っ込まれることになります。

それは上に挙げたような芸人の方々の影響であることは間違いありません。

南方さんのご冥福をお祈りいたします。もうチャントリの舞台はこれで見れなく
なったんですね。あぁ、なんて寂しい。

 


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