この秋にアルクから出させてもらった2冊です。
おかげさまで、多くの方々が手に取ってくださっているそうです。
ありがとうございます。
ただ問題を解くだけではリスニング力は身につきません。
必ず解いて、スクリプトを読み込んだら、声を出しましょう。
リスニング力があまりない人が、ある程度聞き取れるまで時間がかかります。
その人の語彙力によって聞き取れるようになるまでの期間が違います。
それなりに文章が読める人であれば、1か月もあれば大丈夫です。
が、それまでは毎日やりましょう。毎日です。必ず毎日。
問題はリスニング力が全くなく、語彙力も低いという人です。
この人の場合、聞いても聞いてもなかなか伸びません。
そもそも語彙力が低い人の場合、読むのもきついはず。
読みもできない人が聞き取れることは常識的にあり得ないですよね。
そういう人は聞いて「わからん」と思ったら、読んでください。
スクリプトを先に見てしまってください。
そしてその文章を読むところから始めましょう。
知らない単語や熟語なども先に意味と音をチェックしましょう。
そして冠詞とか前置詞とか、細かいところの用法を確認しましょう。
もうこの文章は意味も音も大丈夫!という状態を作ります。
そしてそのうえで音声に合わせて20~30回音読します。
この「合わせて音読」がキーワードです。
我流でやってもリスニング力は上がってきません。
徐々に長いスクリプトのものも同じようにしてやっていきます。
それを50日ほど続けてください。
本当は90日と書きたいところなんです。
でも共通テストまで50日ほどですからね。
まずは読める状態を作らないと、聞けるようにはなりません。
そしてそのためにはけっこうな語彙力が要ります。
先に語彙力を身につけるほうがいいんです。読みながら。
でもそれだと時間がかかるので、読んだあとにリスニングの学習をしましょう。
リスニング力を身につけたければ、読んだあとに「合わせて音読」です。
受験生の皆さん、自分の目標をかなえるために、努力しましょう。
ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
かくいう僕も毎日「合わせて音読」をしています。