KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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澱んでいると伸びない

Posted on: 2020年11月26日(木) 6:28

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俺の野球は面白くないよ、1点を守る野球をするから。
落合博満監督はそう言っていました。

が、落合野球は本当に面白かったしエキサイティングでした。

中日の営業がしょぼいので、観客は減ったかもしれないけど。
それに落合自身の言葉を信じた人が多かったのと。
そうだ、落合の野球は面白くないんだ!とか。情報弱者がそう信じました。

優勝監督をカットしたら、当然のように中日は弱くなりました。
そりゃそうです。優勝しなくていいと発表したようなものですからね。

落合は勝ちにこだわっていました。
あんなに勝利にこだわっていた監督はいないのではないかと思います。
少なくとも中日ドラゴンズという球団では、初めての存在でした。
そういう人がいなくなったら、弱くなります。当然ですね。

ホークスは球団全体で勝ちにこだわっているように見えます。
優勝監督をカットするような球団ではないように思います。
また、誰か1人をカットしたら弱くなるという球団でもなさそうです。
ホークスという組織が強いんですね。

パシフィックリーグの強さが目立ちます。
そりゃ同リーグにあんな強いチームがあるのです。
他チームはホークスに勝つための練習をしているはずです。

一方、セントラルリーグ。
セリーグは広島が3連覇し、そして読売が2連覇しました。
他チームは広島や読売に勝つための練習をすることになります。
なので、ホークスには勝てません。
ホークスに勝つための練習や組織作りをしたら、セリーグでは優勝できるはずです。

同じリーグのライバルのレベルが低いと、他のチームのそれも低くなります。

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それは学校や企業の場合も同じなんですよね。
トップのレベルが低い場合、それ以外のレベルも低くなっていきます。
校長や教頭の考え方のレベルが低いと、教員のレベルは高くならないです。
学年トップ層の生徒のレベルが低いと、それ以外の生徒も高くはならない。

その組織をよくしていこうと思ったら、トップを伸ばすこと。
そしてトップを目指して競争させることが大事なんです。

僕がいた頃の西大和学園は、本当にその要素が強かった。
先生方が努力してどんどん伸びていった。競争していました。
職員室が澱んでいなかった。
進学実績もどんどん伸びていきました。
おそらく他の学校で伸びている学校もそうなんじゃないかと思いますね。

伸びない学校は職員室の空気がそうはなっていないんじゃないでしょうか。
日々のルーティンの中で、空気が澱んでいると伸びないですからね。
上に行くぞ!という空気を知らない教員がいる学校は伸びないでしょう。
やり方がわからないから「中の上を伸ばそう」とか考えてしまう。
それでは伸びないんですけどね。

ホークスはすごいなと思います。
でもホークスに今年はマリーンズが勝ち越しました。
こうしてパリーグ全体がきっとこれからも強くなっていきます。

ホークスに勝ち越すチームがセリーグから出てきたら、野球界は面白いでしょうね。
同じチームが4年連続で日本一になってるのは、セリーグが澱んでいるんです。

 

 

ブログにおいで頂き、ありがとうございました。
組織をよくするのは難しいですけどね。
トップの覚悟が必要になりますからね。

 


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