今日は母の誕生日でした。83歳です。
亡くなったのが62歳なので、もう亡くなって21年なんですね。
短い人生で、楽しかった期間もおそらく短かったはずです。
57歳のときに発病し、そのあとは入院生活でしたから。
ある時期から父の会社を手伝っていたので、借金との闘いでした。
月末になるといつも菊正宗の二級酒を飲みながらしんどいとこぼしていました。
お父さんと結婚したせいで、私の人生なんか滅茶苦茶やわと。
が、亡くなったあとに見つかった手帳には「お父さんと結婚してよかった」とありました。
もちろんその手帳は残してあります。
彼女の83回目の誕生日を祝えるのは僕だけなので、久しぶりにお酒を飲みました。
こよなく愛した菊正宗を小さいお椀に入れて。僕はハイボールで。
報告しなければならないことはたくさんあります。
僕に課せられた最重要なタスクは、62歳で亡くなった彼女の分まで生きることです。
一生懸命に生きます。
ブログにおいで頂き、ありがとうございます。
時間にあぐらをかいていると、突然その時はやってきます。
死を眼前にして、落ち着いていられるでしょうか。