KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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雑誌『クーリエ・ジャポン』のご紹介

Posted on: 2011年3月25日(金) 13:38

 

 

 

 

 

 

 

 

『クーリエジャポン』という講談社の雑誌はご存知でしょうか?世界中で様々
なことが起こっていますが、それを海外ではどう報じたかというような雑誌です。

あるいは世界は日本のことをどう見ているかというような内容です。

今月号のは緊急特集で「東日本大震災を世界はどう報じたか」というものです。
記事を読むとアメリカでは「日本人の気高さと勇気を感じた」と報じられ、フランス
では「驚くべき自制心はどこからくるのか」と報じられていることがわかります。

週刊●●というような雑誌とは違って、かなりしっかりとした内容になっています
ので、是非ともお読みいただければと思います。

それと今月号にはもう1つ興味深い記事がありまして。

中国人や韓国人はなぜ日本人より英語ができるのか?という記事なのです。
中国と韓国と日本のセンター試験(にあたる試験)の問題を比較し、出題や配点
などを分析して、彼らがどうして使える英語を習得するのかを取り上げています。

というか、木村が分析しまして、編集者の北原さんの取材に応じました。

試験の問題文を単語レベルで比較すると中国のも韓国のも日本のも、大差はな
いと言えますが、問題を解くのに要求される英語力やそもそもの思考力に関して
言えば、両国と日本との間に大きな差があります。

日本の学校も教科書を頭から全訳して読んでいるようでは、その差はますます
広がってしまうし、ビジネスシーンにおいても勝てないのではないかと危惧します。

ピーターセン先生との共著『速読特訓ゼミ』では概要を把握する力(スキミング)
にページを割き、さらに必要な情報を素早くキャッチする力(スキャニング)にも
スペースを頂きました。どうしてそういう作り方にしたかというと、それこそ社会で
必要とされる力だからです。

詳細は『クーリエ・ジャポン』の記事に書かれてありますので、英語の学習者と
指導者の皆さんには是非ともお読みいただきたいなと願っています。

僕がこの世を去る頃には、音声を正しく使った日本の皆さんがどんどん英語を使い
こなす社会であってほしいし、中学と高校の英語6年間を修了した若い人たちが、
英語に対するメンタルバリアを持たずに世界に飛び出していく社会であってほしい
と願っています。

中国と韓国の試験を見て思ったことは、紙面だけでは伝わらないかもしれないけど
できれば読んで頂き、僕の思いを感じ取っていただければ嬉しく思います。

 


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