ごく稀にではあるが、教室に飾りたいのでと言うので、色紙にサインを書かせて
いただくことがある。僕みたいな物書きであっても、シンパやアンチがおられるの
だなと感謝しながら書かせていただく。
一応言っておくと、誰でもアンチがいるとうざく思うかもしれぬが、それは違うぞ。
アンチがいるからシンパが成り立つし、アンチが増えれば増えるほどシンパも増
えていくのだ。だからだいぶ前から書いているが、アンチもファンの一部なのだ。
さて、それはそれとして僕も人の子なのでシンパが増えればそりゃ嬉しいものだ。
だからというわけではないが、サインを頼まれて断ったことはない。
中には教室に飾っておいたら、そのクラスだけがどう考えても偶然だと思うけど
とにかく現役合格率が高くなったということで、毎年色紙をお願いされる先生も
いらっしゃって、喜んで書かせてもらうが、なんかそのうち率が落ちるかもしれぬ
と、その学校の先生以上に戦々恐々として合格実績を見守っている。
今のところは何故か「サイン教室」の合格率が高いらしい。色紙よ、頑張れ。
また灘中学校を受験する小学生が往復はがきを送ってこられたりする例もある。
これまた偶然に2年前やったか、そのうちの1人が主席合格したこともあってか、
毎年のように何名かが送ってこられる。
うーん、でもそれはその生徒が頑張ったのであって、サインは関係ないと思うが。
モチベーションを上げるツールになるならご協力はさせていただくけど。
てなわけで、センター試験の願書配布が始まった9月になって、今まで以上にサ
インを書いてくださいと言われることが増えた。
常に念をこめて書かせていただくことにしてる。伸びろ!伸びろ!と。
でね、色紙は普通目の前でするものだからいいんやけど、往復はがきの場合、
お願いやからちゃんと書いてほしい。
例えば僕は木村「達哉」であって「達也」ではない。あるいはこれ、僕が書くとこ
ろにまでびっしりとメッセージが書いてあるのはどうよ?という場合とか。
自分の住所や名前がまったく書いてないので、送り返せないじゃないか、これ!
っていうパターンがもっとも多い。往のほうだけじゃなく復のほうも書かないと。
受け付けているわけやないけど、頼まれればするので、その代わり往復はがき
の場合だけは使い方をマスターしてから送ってきてくだされ。