KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

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本を読みましょう

Posted on: 2012年6月25日(月) 0:03

 

 

 

 

 
 
 
山形の高橋先生からさくらんぼが送られてきて、さくらんぼ大好きな木村は大喜
びしながら食べていたのですが、そろそろなくなってきたなと思っていたら、ナント
それを見ていたかのように、松木先生から大量のさくらんぼが送られてきました。

高橋先生、松木先生、ありがとうございますm(_ _)m

それから神戸の新垣先生からお手紙を頂戴しました。
以前も書きましたが、手書きの葉書きや手紙ってのは頂くと嬉しいものですね。

そういえば新垣先生とはじめてお逢いしたときに、ブログで本の紹介を読むのが
楽しみなんですとおっしゃっていたなと思い出しました。

というわけで、最近読んだ本をざっとご紹介します。

といっても、こりゃいいなと思ったものだけ。
 

『花と流れ星』 道尾秀介
この人の小説は面白いなぁ。いま、僕の中では浅田次郎先生は筆頭としても
荻原先生と道尾先生は、「先生」と呼ぶにふさわしい作品を提供してくれる。
この本はコナン・ドイルを意識していて、推理小説好きにはたまらん作品です。

『オー・マイ・ガアッ!』 浅田次郎
この人は天才だといつも思うなぁ。とてもじゃないが、こういう本は書けないわ。
ラスベガスを舞台に繰り広げられる3人の人間たちのエンタテイメント大傑作。
この本は楽しい。もう何度目かの再読でした。

『霧笛荘夜話』 浅田次郎
要するにどうして浅田先生なのかというと、『オー・マイ・ガアッ!』のようなモノ
スゲェエンタテイメントを書く人が、こういうしっとりした小説も書けるって点です。
霧笛荘という港町のアパートを舞台にした短篇集です。

『あやし うらめし あな かなし』 浅田次郎
再読というか何度目なんだってぐらい読み尽くした本をまた読みました。怪談集
ではありますが、いわゆる恐い話ではなく、神秘的で幻妖な哀しい奇譚集。
文学の極意は怪談にありを見事に体現。

『時が滲む朝』 楊逸
芥川賞受賞作。日本語を母語としない中国の人が芥川賞を受賞したっていうの
で読んでみた。内容は中国の民主化を扱っているので、もしかしたら興味がわか
ないかもしれないけど、日本語の使い方は秀逸。

『千年樹』 荻原浩
短篇集なんです。舞台は同じ神社。時代を超えて、様々な人々がその神社の巨
木のまわりで人間模様を繰りひろげます。我々人間ってのは、いつの時代も哀し
く、そして一生懸命なんやなぁ。

『ハードボイルド・エッグ』 荻原浩
荻原先生の引き出しの多さと深さ、広さには敬服せざるを得ません。ユーモアが
いっぱい詰まったサラリーマン小説があるかと思えば、こういうコミカルな探偵物
があって、さらに可愛い幽霊や座敷わらしが登場するもののけ小説がある。
この小説は一種の推理小説ですが、笑うところが多くて楽しめます。お勧め。
 

他にもいっぱい読んだけど、とりあえずお勧めなのはこれぐらいかな。

また思いついたらお勧めの本を書きますね。いっぱい本を読んで感性と日本語
の力を鋭くしたいものです。

 
今日も僕のブログにおいでくださいましてありがとうございました。
内田樹先生との対談が決まった木村は、内田ワールドに嵌まります。
対談前に代表作を何冊か読んでおかないと失礼なので、しばらく内田
先生の本を読み漁ります。

  


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