KIMUTATSU BLOG
木村達哉のブログ「キムタツブログ」

kimutatsu

先生方との会に関して

Posted on: 2007年11月5日(月) 9:14

 キムタツ1

この画像は青森の八甲田山で撮影した写真です。非常に気持ちよくてね。ものすごく広くて、今年の夏休みの旅行の忘れられない風景のひとつです。東北地方、また行ってみたいなぁ。わんこそばも面白かったしなぁ。

以前、B社Y君と飲んでるときに、全国津々浦々を旅行がてら講演してまわるというのも面白いよねという話になりましてね。ものごっつい旅費と時間がかかるので、なかなか大変かもしれませんが。僕には授業だけでなく野球もありますし。

以前、札幌の先生方の勉強会に招待されたことがあります。それが北海道に行った初めての機会で、「北海道に行きたい」といいながら行けないまま亡くなったオフクロの形見を持っていったものです。

たぶん先生方の前でお話をしたのはそれが最初かな?

その後、高知や仙台、福岡、名古屋などに参りまして、「どうすれば生徒たちの成績を上げられるか」という勉強会で講演をさせていただいてきたのですね。非常に有意義な会でした。

こちらのページに今までの主なものについては書いてあります。

トップページのKIMUTATSU NEWSにありますが、1月は大分の勉強会で講演をさせていただくことになっております。これは大分の高校だけでなく、大学の先生や教員を目指す大学生なども来られるということです。

で、「どうしたら生徒たちの成績を上げられるか」という会というと、いかにもテクニック的な話が中心になるのではないかと思われるかもしれません。でもそうではありません。もちろんテクニックの話もしますが、それが全てではない。

教育ってのは一元的ではないので、僕も考え方や方法論も、言うまでもなくONE OF THEMなのです。

それでもいろんな先生方が学校やホールなどのそういった会に呼んでくださって話を熱心に聞いておられる姿を見ると、やはりみんなどうすればいいのか悩んでおられるし、できる限りBESTに近いメソッドを模索しておられるわけです。

灘の生徒たちは優秀なんだから、自分たちで何とかして合格していくんだと思っている人も多いかもしれません。しかしそういう生徒たちは上位のほんの一部なのですよ。やはりあれだけの人数を東大や京大や医学部に合格させようとすれば、英語だけでなく、いろんな方向からいろんなアプローチをしないとダメです。

生徒たちは自分の目標に向かって非常に真摯な姿勢で取り組んでいますので、教員が手を抜くことは許されないし、教員サイドも自分のスキルを上げることに切磋琢磨するわけですね。思うに、灘はそのバランスがいいのです。

授業は楽しい。でも怖い側面もある。めっちゃ鋭い質問だって飛んできます。

受験レベルの質問だと簡単ですが、たとえば以前ハーバード大学に行った北川などは授業の途中でも(それこそアメリカ式に)手を挙げて「先生それは違うと思いますが」などと質問を投げかけてきたものです。

そういうのにも対応できるだけの力をつけておかないとダメで、そこではティーチャーズ・マニュアルなんて何の役にも立たないのです。そういう意味で非常にいい緊張感がありますね。逆に言えば、生徒たちは教員に緊張させるぐらいでないとダメなのですが。

ドラゴン桜的なスキルやテクニックの話をすることも多々あるわけですが、実はそれだけじゃ合格できないのです。生徒がひとりで頑張っているというケースは別として、やはり学校という箱の中で教員と生徒とがひとつの方向に向かって進んでいこうという時にはテクニックだけではダメです。

教員が生徒に押し付けてばかりだと、その生徒はその先生のレベルを超えることができません。その先生の学力が東大レベルをはるかに凌駕している場合はそれでもいいけど、そうでない限りにおいては、場合によっては生徒が教員を見限りたい気持ちになることもある。

また教室の中には「できる」生徒ばかりではない。残念ながら成績が思うように伸びない生徒だっています。こういう生徒たちの指導をどうするのかを真面目に考えないと、全体の雰囲気が悪くなりますし、そうなると「できる」生徒たちも不合格になって帰ってきたりする。

僕が、自分より年上の先生方の前でテクニックだけでなく、生徒たちへの声かけや成績の悪い生徒たちへのフォローの仕方などを話すのはおこがましいのかもしれませんが、それでもそれがそういった生徒たちへの還元の一助となればと思って、お話をさせていただいているのですね。

単に英語の勉強法という形で講演をするのは楽しいです。参加してくださった方々が個人レベルで英語を勉強しようとして来られるのですからね。ほとんどの方が極めて前向きな皆さんなのです。

でも先生方相手に「僕の教授法」という形で、自分がどうやって生徒たちを教えているのか、どうやってヤル気を育てているのか、成績不振の生徒たちにどういう声のかけ方をしているのかを話す場合は、先生方の向こうに生徒たちがいるわけですから、本当に責任重大です。

学校によってまったく雰囲気が異なるわけで、僕の指導がそのまま当てはまるかどうかわからないですしね。それに灘は私学やし、根本的に違う部分もあります。校則も何もない学校ですし。

しかしそれでもいろんなところから「話を聞きたい」と連絡を下さるのは嬉しく思います。何より楽しいのは終わってからの反省会なのですが、そこでは先生方の本音の部分を聞きながら、僕の経験に基づいた僕なりの本音をぶつけることにしております。

来月は芦屋の一般講演以外は予定がありませんが、1月に大分の先生方にお逢いできるのを楽しみにしております。大分、行ったことないし。(笑)行ったことない都道府県に行くのは特に楽しみ。

これからいろんな方々とお逢いすることになると思うのですが、そういった出逢いの中から自分自身もスキルアップできればいいなと思っています。よろしくお願いいたします。

今日も愛のクリックをよろしくお願いいたします。
  
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(追記)娘が風邪を引いて欠席しました。皆さんもお気をつけください。

 


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